2月例会登山 継鹿尾山 273m(犬山市)

2月例会登山 継鹿尾山「273m(犬山市)

天気予報どおり低気圧・寒気の影響を受け、天候不順の朝を迎えた。今回の参加者は、県庁駐車場集合の12名と現地(寂光院)直行6名の18名である。県庁の空は雨を少し呼び不順であるが、犬山方面は天候も良いと信じ8時に予定どおり出発した。
登山出発地の寂光院は、尾北随一の紅葉の名所で別名「尾張のもみじ寺」とも呼ばれ、四季を通し参拝の皆さんで賑わう尾張最古刹の寺である。一人急遽帰られ17名の出発となった。

曇り空の中、階段を上り厄除不動堂を経て本堂に到着。

本堂脇の展望台からは、犬山城・金華山・伊吹山・養老山地・鈴鹿山脈等々を望むことができた。
ここからは山道らしくなり晴れ間、曇り空、雨と天候不順の中、継鹿尾山(二等三角点)に到着した。

ここで時間を少しとり山頂の休憩所からの眺望を楽しんだ。眺望は本堂の展望台以上で、眼下に濃尾平野・木曽川・犬山市街等を一望することができ素晴らし眺めである。ここから薬師野駅方面への分岐迄、鳩吹山へ向かって足を進めることにした。

尾根歩きである。まず山頂からの急階段を下る。一体何段下りれば良いのか。階段の上り下りを数回行い分岐に到着。ここから薬師野駅方面に少し下った所で昼食とした。

長めの昼食を予定していたが、天候が不順で長居は出来なかった。復路も同じ道を考えていたが階段を避け、石原口を目指し大平林道を経て寂光院へ行く膝に優しい道に変更した。この道は車道を歩くことになるが、「不動の滝」を見る事が出来る。天候の関係で予定より、1時間程早く寂光院駐車場への到着となり2月の例会登山を終えた。
【馬渕 等 記】

【日 時]  令和2年2月23日(日) 曇・晴・雨
【場 所]  愛知県犬山市 継鹿尾山
【参加者】 馬渕 等(CL)、竹中美幸(SL)、神山 敬三、後藤 允、小島 孝子、
佐藤 正雄、白木 貞次、白木 しづゑ、下畑 佐和子、杉山 美智子、
武田 幸男、竹中 佳美、野田紀子、久田宗昌、三宅 一正、山本善貴、
渡部慶洋  …以上17名
【タイム】 県庁舎駐車場(8:00)→ 寂光院(9:20) → 寂光院本堂(9:30)
→ 継鹿尾山「三角点」(10:10)→ 分岐(11:05)→ 昼食場所
(11:10着、11:50発)→ 石原口(12:00)→ 大平林道 →
不動の滝(12:30)→ 寂光院駐車場(12:40)解散
【地 図】 25,000地形図 犬 山(岐阜4号―2)

1月例会 各務原アルプス

1月例会 各務原アルプス
狭間山(309m)~ 明王山(383m2等三角点)~ 金比羅山(383m)

令和2年、最初の山行は、風もない穏やかな最高の天気に恵まれた。15名が狭間不動に集合し、予定より早く出発した。奥の院で参拝を終え、登山開始。長い階段を登り、狭間山に向かう。朝は冷え込み空気が澄んでいるのであろう、真っ青な空に御嶽山が輝いている。

遠く北の方には、美しい三角形の山が見える。「一つは笠ヶ岳?」「もう一つは槍ヶ岳???」「ここから見えるのかしら???」等々、山仲間との話は尽きない。
次は、明王山へ向かう。今日のメインであるぜんざいは縄田さんが全て用意をして下さった。餅を焼く、あんこを温める、皆で手分けをして作る。山頂で頂くぜんざいはとても美味しい。岡田さんからは豆入りの餅を差し入れていただけ、こちらも焼いて頂く。寒いこの時期は餅がいい。ぜんざいを作っている間に、若い4人は猿啄城まで脚を延ばし戻ってきた。


山頂でゆっくりした後は、金比羅山に寄り、集合写真を撮る。

ここからは、登山道を迫間不動まで一気に下るが、安全を考え、3人は林道を下る。岡田さん、武田さんは○○歳という年齢を感じさせないほど軽やかである。全員元気に駐車場で合流し、解散となった。
各務原アルプス(関南アルプス)一帯は、車の乗り入れはできないものの、山頂近くまでアスファルト道が通じており、更に登山道が何本もある。だから、色々なコースを設定でき、年齢を問わず集えるありがたい山である。時には、だれもが参加できるこんな山行があってもいいかなあと、暖かい日差しを浴びながら思った。
竹中 美幸 記
日時  令和2年1月19日(日)   快晴
場所  関市迫間~各務原市鵜沼
参加者 岡田、菊井、神山SL,、小島、後藤、佐々木、下畑、杉山、高木(参拝のみ)
武田、竹中美L、長屋、縄田、久田、三宅        計 15名
タイム 迫間不動駐車場9;20-明王山10:30~12:20ー
迫間不動駐車場13:30解散
地図  美濃関(岐阜4-1)

12月例会山行 蕪山(1068.8m二等三角点)

蕪山に登るには、株杉背後の尾根の登山道を使うのが一般的であるが、以前は奥牧谷を詰めて登っていた。しかし現在この谷道が使われることは少なく、道も消えがちである。今回はこの谷を登り、一般コースを登る隊と山頂で合流しようと企画した。


運動公園登山口を全員で出発、株杉の奥の登山口でB班一般コースを見送り、A班は林道終点まで行き奥牧谷を右岸に渡渉する。前半はこの谷の右岸沿いに道がある。昨今の気象事情で倒木や崩壊、これに枯れ枝と落ち葉に埋もれがちなルートを見失わなよう進むと、1時間程で滝の下に出る。

一服の後右岸を高巻し滝の上を渡り、ひと登りで右の尾根に乗る。この尾根の右の谷に入る。この谷は山頂東に突き上げてる。この先は更に道があやふやになるが、新人の2人を先頭にして道探しを経験してもらう。この時期、自然林の葉は全て落ち道は隠れるが、見通しがきく。杉の鬱蒼とした中を抜け谷芯を抜けると、やや広い右岸側の傾斜地に出る。ここから上は勾配がきつく、崩れやすい岩屑の斜面で登山道は無くなっている。取付きの赤布から見当をつけしゃにむに手足を使い頑張っていると、微かな道型に行きあたる。とても道とは言えない痕跡だが随分と歩き易くなり、しばらくで山頂直下の登山道に出た。

山頂では既にB班が着いており、縄田さんに準備して頂いた鍋パーティーが始まる。何度かお代わりし美味しくいただいた。


下山は、AB班ともに一般コースを取る。

A班は株杉を見たいとの声にそちらを回って下った。
[神山敬三 記]
[日 時] 2019年12月1日(日)
[場 所] 関市板取
[参加者] A班;神山敬三(CL)、竹中美幸(A-SL)、小林和雄、馬淵等、菊井ひとみ、佐々木美代子
B班:後藤充(B-L)、竹中佳美(B-SL)、杉山美智子、縄田さかゑ、林靖子、三宅一正
計12名
[タイム] 板取運動公園登山口8:50-山頂11:30(11:45)~12:45-登山口14:45
[地 図]2.5万図「上ケ

11月 例会山行  能郷白山(温見峠ルート・能郷谷ルート)

11月 例会山行 
能郷白山(温見峠ルート・能郷谷ルート)

日 時 令和元年11月3日(土曜日)

場 所 揖斐郡揖斐川町・福井県大野市

参加者 温見峠ルート CL高木基揚・SL野田紀子・杉山美智子・武田幸男
能郷谷ルート CL東明裕・SL久田宗昌・梅田直美・山本喜貴・菊井ひとみ・
佐々木美代子・矢口重治・竹中美幸・神山敬三・縄田さかゑ

タイム 能郷谷ルート 5:30 道の駅もとす集合 → 6:30 能郷谷林道ゲート →  7:30 能郷谷登山口 → 10:30 前山 →11:30 山頂
12:50下山開始 → 16:30 林道ゲート到着

地 図 能郷白山

今回は楽に登れるコースとハードなコースの2チームを作り、山頂で一緒にランチができる、紅葉が綺麗な能郷白山を選定しました。


能郷谷チームは、縄田さんが前日に収穫したハナイグチできのこ汁の準備をしてくださったので、みんなで分担して持ちました。


登山口すぐの渡渉ポイントはしっかりした橋がかかっており、難なく渡れましたが、時期が来ると撤去されるようで要注意です。

最初の急登はロープがかかっている箇所が何ヶ所かありました。標高1000m付近からは青空を背景にした紅葉が素晴らしく、景色を楽しみ写真を撮りながら登っていきました。

振り返ってみる景色も素晴らしく、百名山にならなかったのが残念でもあり、ならなかったからこそ素朴な自然が残された山のままなのが良いのかも。


前山からの下りの後の登り返しが嫌でしたが、SLの久田さんがちょうどいいペースで登ってくれたので難なく終わり、山頂に到着しましたが、温見峠チームはいなかったので奥社へ行きました。

奥社できのこ汁を作っているうちに温見峠チームが到着し、2ルート合同ランチ会ができました。ハナイグチはトロトロで初めて食べる食感でおいしいかったです。風もなく暑くも寒くもない快適なひと時となりました。ご用意くださった縄田さんありがとうございました。


昼食後は、再び2チームそれぞれのルートで下山しました。


今回は岐阜県側から温見峠に行くことができないことが判明し、福井県側からまわりこんで行くことになり、結果として温見峠チームは4人となってしまったのが残念でした。


また、登山口に向かう途中で、私の車に鹿が激突してきて、車の修理に3週間かかることになってしまうというハプニングがありましたが、それを上回る楽しさとみなさんの優しさに感謝です。

梅田 直美 記

全日本登山大会: 乗鞍岳(百名山)9月29日(日)

全日本登山大会: 乗鞍岳(百名山)
日  時 9月29日(日)
山  名 乗鞍岳
参 加 者 梅田直美(SL)・窪田小百合・白木貞次・矢口重治・渡部慶洋・東明裕 計6名

S畳平バスターミナル09:04 – 09:10鶴ヶ池 – 09:16県境ゲートバス停 – 09:33不消ヶ池09:34 – 09:47摩利支天分岐 – 09:59肩ノ小屋10:01 – 10:02剣ヶ峰口10:07 – 10:07肩ノ小屋10:14 – 10:14剣ヶ峰口10:16 – 11:03朝日岳(乗鞍)11:04 – 11:14蚕玉岳11:17 – 11:21乗鞍岳頂上小屋11:27 – 11:34乗鞍岳12:18 – 12:25乗鞍岳頂上小屋12:27 – 12:30蚕玉岳- 12:37朝日岳(乗鞍)12:39 – 13:07剣ヶ峰口13:09 – 13:11肩ノ小屋13:16 – 13:16剣ヶ峰口13:27 – 13:28肩ノ小屋 – 13:39摩利支天分岐 – 13:48不消ヶ池 – 14:02雷鳥の碑 – 14:05畳平バスターミナル – 14:06ゴール地点泊

全日本登山大会、岐阜大会に準備された5コースの中、乗鞍岳に焦点を絞り日帰り山行に参加。日本山岳会 岐阜支部メンバーに加えて、パーソナルの会からも5名の参加をいただき、総勢11名での参考となった。

しかしながら、全体の参加者は6チーム、100名近く、乗鞍の登山道には長蛇の列が出来上がる。非常にゆっくりとしたペースで一歩ずつ一歩ずつ登る感じであったが、初心者の方もみえたので、ペース的にはこれくらいゆっくりで良かっただろうと思う。

雨が心配されたが下山するまでは降られることはなかったが雲に覆われてほとんどがガスの中。しかし、山頂では雲が切れ、太陽や晴れ間を見る時間もあり、雨予報の中では上出来な山行であったと思う。参加したメンバーも、ゆっくりとした時間の中、会話を楽しみながら登り、改めてチームで登山することの楽しさを認識した。

曇り空故に、切望していた雷鳥さんとの出会いを果たすことはできなかった。それだけが心残りであった。

記録・写真 東明

百名山企画 越百山-南駒ヶ岳-空木岳縦走

越百山-南駒ヶ岳-空木岳縦走
日  時 9月14日(土)~9月15日(日)
山  名
参 加 者 梅田直美(SL)・塩入英樹・山本喜貴・東明裕(CL) 計4名

1日目 山行 5時間18分 休憩 53分 合計 6時間11分
Sスタート地点 06:19 – 06:36 伊奈川ダム上駐車場 – 07:11 福栃平(南駒-越百分岐) 07:21 – 08:13下のコル(四合目) 08:21 – 08:41上のコル10:08- 上の水場10:21 – 11:18越百小屋11:40 – 12:30越百山泊
2日目 山行 9時間50分 休憩 2時間47分 合計 12時間37分
泊越百山05:18 – 06:41仙涯嶺06:55 – 08:06南駒ヶ岳08:36 – 09:13赤梛岳09:20 – 10:29空木岳10:57 – 12:04木曽殿山荘12:22 – 12:32木曽義仲の力水12:47 – 13:11見晴台- 13:27空木岳 八合目13:32 – 13:58仙人の泉14:10 – 14:45北沢 吊り橋15:06 – 15:52うさぎ平15:55 – 15:57水場15:59 – 16:14金沢土場16:16 – 17:18伊奈川ダム上駐車場17:25 – 17:25今朝沢橋分岐(二合目)17:26 – 17:53ゲート17:55 – 17:55ゴール地点G

全長33kmに及ぶ、長大な周回ルートに挑む。中央アルプス南部、越百山-南駒ヶ岳-空木岳、300-200-100名山をつなぐ旅。お天気に恵まれた山行となり、気持ちのよい稜線歩きを楽しむことができた。

初日、9/14は当初の予定では、南駒ヶ岳を超えて、摺鉢窪避難小屋への宿泊予定であった。しかし、参加2名が越百山山頂で潰れてしまったため、稜線歩きを翌日の行程に回し、越百山にてビバークをした。避難小屋がいっぱいだった時を想定して担ぎ上げたテントがここで役に立った。

中央アルプスは木曽駒ヶ岳エリア以外テント泊禁止だが、ビバークなのでやむを得ない。広く美しい越百山の山頂をほぼ我々で独り占め。夕陽も美しく、鮮明なブロッケン、そして中秋の名月の明かりの中で夜の雲海を楽しんだ。朝焼けの美しかったことは言うまでもない。

9/15は空木岳に向けて縦走開始。快晴の青空の中を進み、仙涯嶺・南駒ヶ岳・赤梛岳を経て空木岳に至る。最高の眺望もさることながら、なかなか人に出会わない中央アルプスならではの静寂さも楽しめました。

空木岳での長めの休憩を堪能し、下山。しかしここから車までの距離がながく、このルートの核心部であると思った。車についたときは疲労困憊の極致であったが、この長いルートをやり遂げた満足感が勝っていたと思う。

記録・写真 東明

8月上高地山研合宿 長七の頭・ひょうたん池 8月11日(日) 

8月合宿 長七の頭・ひょうたん池
8月11日(日)

山研   ⇒ 明神橋 ⇒ 上宮川入渓 ⇒ お花畑 ⇒  ひょうたん池
6:50     7:30   9:00     10:00      10:20

⇒ 長七のコル ⇒ 長七の頭 ⇒ 長七のコル ⇒ 明神橋 ⇒ 山研
10:22     10:55   11:10~15   13:10  14:00

普段は単独で気ままな山歩きを楽しんでいるが、8月の合宿は日本山岳会が所有する上高地の山岳研究所(通称「山研」)を利用して2泊3日の合宿をしようという企画があり、いまだ宿泊所を利用していない私は興味深く思い、1泊2日で申し込みをした。
登山研究所といっても日本山岳会員のための宿泊施設で素泊まり3千円で宿泊できる。今回は団体申し込みで食事はメンバーの女性の方が準備してくださるということで、気楽に申し込みができた。
その後、2日目の11日(日)に長七の頭・ひょうたん池に有志のメンバーで行くという企画があり、これにも申し込んだ。ひょうたん池は2007年5月号の山と渓谷の上高地の特集に、次の記述がある。「一般向けの登山道ではないが、明神岳東陵上の長七の頭(2320m)上にあるひょうたん池までは踏み跡がある。とりたてて景観が美しい場所とは言えないが、ひょうたん池や下又白谷上部のようすはほかの登山道から見ることができないので、あまり知られていない場所だ。また、赤布やテープの目印を追い踏み跡をたどるため、秘境気分が味わえるところも魅力だろう。」
印象的で5月号を保存していたこの場所に行けるということは何よりの楽しみになった。

ガイド役の山田君は、前日仕事を終え、朝1番のバスで山研に到着した。私は、申し訳ない気持ちより、これでひょうたん池に行けるというわくわくした気持ちが勝っていた。
予定の7時より10分早い6時50分に山田君、神山さん、私は山研を出発した。7時半には明神橋に到着していよいよ下宮川谷の道に入った。アサギマダラが飛んでいた。あざやかなその模様はとても美しい。標準タイムの私は、早い2人に必死についていった。上宮川に入渓するあたりで、山田君に自分のペースで歩くように言われた。このままでは、ばててしまい、余計に他のメンバーに迷惑をかける結果になってしまう。私はほっとし、以後自分のペースで歩いた。当然、2人からは遅れるのだが、2人は私を待ち、私が到着するとまた歩き出した。
宮川尾根のコルを越え、明神主稜線東側の大きく開けた斜面をトラバースしていく。梓川を望む眼下はお花畑が広がっていた。上宮川、長七沢本流を渡り、急斜面を登りきり、明神岳東陵上に出るとその名のとおりの、ひょうたんの形をした池にたどり着いた。

(ひょうたん池)

(長七のコルより望む前穂 三本槍)
そこから2分ほどの長七のコルに荷物を置き、空身で長七の頭に向かった。長七の頭で記念撮影をして、長七のコルに戻ると下から男女2人がやってきた。これから4時間ほどかけて東稜のラクダのコルでテントを張るという。5月に山研から日帰りで同じルートで明神岳を回った山田君と2人の会話を聞きながら、登攀を自分には適性がないと諦めた私は羨ましく思った。
帰りも自分のペースで歩き、1時過ぎに明神橋に到着した。2時に山研に到着すると当日一緒に帰路に就く2人がすでに準備を済ませ待っていたので、急ぎ準備を済ませ、1泊2日の上高地の夏を終えた。よい仲間に恵まれれば、1人ではできない経験ができるということを改めて知ることができた2日間だった。

(長七の頭より望む上高地)

10月例会山行 白 滝 山 ( 1022m 三角点なし )

昨年は雨で中止となりましたが、今回は天高く素晴らしい青空となり、心が浮き立つ思いでした。明王谷の駐車場から出発。右側は崩れそうな斜面、左側はさらさら水の音が涼しげな渓谷の続く林道を40分ほど歩き、明王谷分岐から白滝谷方面へ徐々に登りが始まりました。山の名前の如く、右に左に大きな一枚岩に白い布を引いた様な滑らかな滝が多くあり見所一杯ですが、渡渉も4回ほどあり石が滑ることで心から景観を楽しむ余裕がありませんでした。
白滝を過ぎるとシャクナゲの群生地帯があり、又、ブナやなら等の樹木が多く、途中30cm程のマイタケを見つけゲット、女性達で山分けしました。うれしい限りです。夫婦滝を見て音羽池へ道なき道をひたすら歩きました。
山奥にあるオトワ池は青空とうっすら紅葉した木々が透き通って映り、時々水面が揺れています。皆口をそろえて「モネの池ね!」と賞賛です。景色は良く時間も12時になっていました。結構な登りで皆疲れていたので、自然の流れでそこで昼食となりました。
13時、白滝山山頂到着。三角点のない山なので三角点もどきの石にタッチ、皆で万歳三唱、ヤッホー3回。久々にやったぞと嬉しそうで、男性陣が可愛いく見えた瞬間でした。
下山道は、薄暗い杉林が続く単調な景色の急勾配の狭い道でした。先日の台風の影響か、折れた小枝や湿った落ち葉、苔石で滑りやすく、緊張感の中足が非常に疲れました。林道に出た時は体の力が抜けホッとしました。
白滝山は名前に似合わず厳しい山で、かなり体力が必要だと痛感しました。紅葉にも少し早く残念ではありましたが、マイタケとセロリの炒め物でビールを飲みたいと思います。                                     [野田紀子 記]

[日 時] 平成30年10月21日(日) (晴れ)
[場 所] 滋賀県大津市葛川坊村町、葛川中村町
[参加者] 竹中佳美(CL)、竹中美幸(SL)、今峰正利、神山敬三、小島孝子、下畑佐和子、清水友子、高木基揚、野田紀子、横田昭夫      計10名
[タイム] 美濃国分寺6:15=明王谷道駐車場8:50-明王谷林道終点9:25-夫婦滝11:20-オトワ池12:00~12:55-白滝山13:05~13:20-明王谷林道出合15:40-明王谷道駐車場16:10=美濃国分寺18:40(解散)
[地 図] 花脊(京都及大阪1-4) 、比良山(同1-2)

9月例会山行(自然観察会) 明 神 の 森 、明 神 山 ( 658.7m 三等三角点 )

前々日まで天候が優れずに心配したが、当日は晴れて絶好の鷹の渡り日和。明神の森展望地に着くと、すでに10名程の野鳥の会の人が観察中であった。野鳥の会の渡辺さんから、鷹の渡りについて説明を聞いた。上昇気流をうまく利用して、羽ばたくことなく旋回しながら高度をかせぐ、これを称して“鷹柱”という。何羽もの鳥が集まっているが、集団で渡るのでなく単独で渡るのだそうだ。鷹に発信機をつけ人工衛星を利用した追跡調査もされており、東南アジア方面まで渡ることも判明しているとか。渡りは春と秋に見られるが、秋の方が数が多く目立つなど、とても勉強になった。鳥ではないがアサギマダラ(蝶)の渡りについても話が聞けた。
説明の後は自由観察となった。遥かかなたに鷹らしきものは見えるが遠くてよく判らない。老人会ご一行様などと言われ、並んで腰掛けて観察し30分程経過。「今年はダメだね。引き揚げようか」と話していた時、上空に10数羽の鷹が輪を描くように舞い上がり、西の伊吹山の方へと流れて行くのが見えた。サシバ30羽に対して1~3羽のハチクマらしき黒い大きめの鷹が混ざっていた。そのうちに多くの鷹が飛来し、見事な鷹柱を形成していった。後からの情報で、この日の渡った数は1573羽で前日の約3倍だったという話であった。沢山の鷹にリーダーの藤田さんの安堵の笑顔が印象に残る。管理事務所前の駐車場あたりで、鷹の渡りを眺めながらかなり早めの昼食をとった。
その後明神山に登り、車で石田三成陣跡へ。ほんの5分で登れる笹尾山にて関ヶ原の戦いの歴史等を学び、美濃国分寺に戻り解散となった 。           [下畑佐和子 記]

[日 時] 平成30年9月23日(日) (晴れ)
[場 所] 関ヶ原町、明神山・笹尾山
[参加者] 藤田純江(L)、大脇美代、後藤 允、下畑佐和子、白木しづゑ、高木基揚、武田幸男、長屋桂子、林 靖子、早田道治、藤井法道、馬淵 等、三宅一正、横田昭夫、ほか1名  計15名
[タイム] 美濃国分寺7:30=関ヶ原明神の森管理事務所駐車場(観察会・昼食)8:00~11:15―明神山11:35=石田三成陣跡(笹尾山)12:40=美濃国分寺13:10(解散)
[地 図] 関ヶ原(岐阜12-2)

8月例会山行 富 士 見 台 ( 1739m三角点なし )

中濃総合庁舎出発班と現地神坂峠駐車場で8:30に合流すべく、記録担当者は直接集合場所に向かい到着を待つ。やがて本隊が到着して11人全員がそろい、準備が整ったところで8:25駐車場を後に山頂を目指し出発した。登山道両脇の朝露に濡れた草木の間を登り始めてほどなくすると、左手前方に大部分がガスに覆われた恵那山の姿を見ることとなった。

大人に交じって小学生2名が元気よく一緒に歩を進めていった。30分ほど登ったところで展望が開けると、右手下方萬岳荘から登ってくる道と合流した。ひと休みしたのち、そのまままっすぐ頂上目指して進んでいった。途中広々とした登山道の少し左手奥まったところには、しっかりとしたトイレと休憩所の2棟が建っていた。広く一般の人が気軽に(?)訪れることが出来るコースゆえの結果であろう。9:25、頂上に到着。
360度の展望はいつ見渡しても素晴らしい。暫くして、食事はどうしよう・・? 時刻はまだ9時半を少し回ったところだが・・? と言っていたが、後藤、竹中の名シェフ(!)2名により朝食、昼食折衷みたいな不思議で豪勢な食事の準備が始まった。ガス台、フライパン各2個を使って出来上がっていく料理が、なんとまぁ肉料理!! 脇を通りかかった外国人を含む数名の登山者たちの中から、その光景に“おぉ~、これ何ぃ~、こんなの見たことない!”と感嘆の声が聞こえてきた。
こうした楽しい食事時間があっという間に過ぎて、満腹感を味わいながら順次下山の準備を始めた。じっとしていると少々肌寒ささえ感じる状況になってきたためでもある。11時ちょうど、用意が整ったところで萬岳荘方面の下山ルートに向かって下山を開始した。11:30、萬岳荘に到着し小休止した後、11:45神坂峠駐車場を目指した。12:30、全員無事に駐車場に到着したことを確認後、またの山行の機会を楽しみに解散し帰路に就いた。     [三宅一正 記]

[日 時] 平成30年8月26日(日) (晴れ)
[場 所] 中津川市、長野県下伊那郡阿智村 境
[参加者] 後藤 允(L)、下畑佐和子、杉山美智子、高木基揚、竹中美幸、田中啓太、        古田 大、三宅一正、ほか大人1名、子供2名        計11名
[タイム] 中濃総合庁舎6:00=神坂峠駐車場8:25-富士見台9:25~11:00-萬岳荘11:30~ 11:45-神坂峠駐車場12:30(解散)=中濃総合庁舎
[地 図] 伊那駒場(飯田8-1)