百名山企画 妙高山 日帰り

妙高山日帰り 10月18日(日)

参加者 8人(7人+1名)

土日で火打~妙高の計画だったが、土曜日が雨予報になり日曜日の日帰り妙高山の企画となりました。参加メンバーは7人までに収まり、1台で行くことになりましたが、出発時間は早い。3:30に美濃で集合し、4時間ほどで現地に着く。トンネル通行止めなどはあったが、登山口に着くと満車状態で」トンネル入り口に路駐しました。

天気は快晴、紅葉真っ盛りである。登山口近くまで温泉旅館があり、下山後は楽しみでもある。
温泉施設の管理のためか、コンクリートの急坂の道が続く。黄金の湯とか河原の温泉は無料である。赤倉温泉源湯には、管理施設とお風呂もある。滝が見えて、麻平に着く。
小川に流れるのは温泉成分を含んだ水なのか、白くツルツルである。しかし、暖かいのではない。やがて胸突き八丁に来る。
ゴロゴロとした急登を登りきると天狗堂1930mに着いた。大勢の登山者が休憩中でした。

長めの休憩の後、光善寺池2070mに着いた。薄氷が張っていて、冬の入り口を感じた。
そして8合目の風穴2120m。秋なのでか、涼しい風はなかった。下界の雲海はまだとどまっている。
外輪山が目に飛び込んでくるころには木々の葉は落葉している。白い幹と笹の濃い緑、青空と野尻湖、雲海、湧き上がるガス、山肌の紅葉、一度にたくさんの美しさを味わう。

登山道わきの日陰には雪が残っている。
風穴から510mでクサリ場に着く。下山者と登りの登山者で渋滞が起きている。石を彫り込んであるので、足掛けが出来ていて鎖を頼る必要はない。妙高大神まで400m

こういうところは、実に楽しい。サクッと登れてしまう。下りも同じルートなので、足運びや、体の向きは注意したい。
鎖場を過ぎてからも噴火した岩山は続く。リーダーから一気に行こうと声がかかる。
溶けだした岩がそのまま固まって、粘土のひび割れのように、形を保っている。
登りきると妙高大神2454m。
集合写真を撮っていただき、三角点のある山頂に向かう。昨日の雪が登山道をぐちゃぐちゃにしている。
ここから500mで妙高山山頂。途中に日本岩がある。雪が残っているが、さほど寒さを感じない。風がないから、ありがたい。
ここでも集合写真を撮ってもらう。みんな満足の笑顔だ。
山頂からはこんもりした焼山、そして火打山がきれいだ。
火打山から妙高山に至るまでは大きく下らなければいけない。昨日、強行してテン泊しないでよかったと思うのである。
30分のお昼をとって下山する。南峰へ戻ると、行きに抜いたグループの人だかりができていた。そして鎖場も慎重に通過。登りの人がいない時間なので、スムーズに下山する。

胸突き八丁を過ぎて河原に出ると、皆休憩していた。
麻平の分岐の沢には温泉が湧き出ていて、皆さん手を突っ込んで確認する。
リーダーから麻平方面に行こうと、話が出てそちらにルート変更する。
ワイルド感漂うルートは奥美濃の山に似た雰囲気がある。ブナの黄葉がきれい。
向かいの山肌は紅葉を見せていて、楓の赤も鮮やかである。

右下には登ってきた道と温泉施設が見える。声が聞こえるのか、ヤッホーの声がして、山びこで返答する。血の池とあるが近くに池はなし。
麻平分岐は2合目1340m。紅葉を楽しみながら歩くと、真新しい橋に来る。

橋の下には露天風呂があり、観光客も入浴に来ていた。左に細く長い滝を見て過ぎると温泉旅館街のある登山口に着く。神奈山も気になる山だ。
1人車を回収して、土産物屋でキノコ汁がうまいという話で即注文。食べている途中で、露天風呂巡りのリーダーが合流。キノコ汁の後、男性陣は無料の露天風呂に向かう。女性陣は温泉旅館で日帰り入浴700円につかる。
恵那山トンネル近くでは工事渋滞で16キロ90分の表示があったが、それなりに通過できた。

バリエーション山行 黒壁

黒壁の担当CLになった。今日、岐阜百山を完登するメンバーがいてお祝い登山でもある。藪山なのに当初からたくさんの参加申し込みがあって、本当に大丈夫なのかという気がしていた。実際には9名になったわけだが、それでも多いほうだ。メンバー的には不安はない。1日晴れのつもりだったが、それも雨に降られた。

駐車場には多くの車があったが、皆夜叉が池の登山者ばかりである。一般の登山者は好き好んで登らない山である。藪の跳ね返りから身を守るために、ヘルメット、サングラス、手袋、脚絆など。服装は敗れても良い服を着てくるようにと案内を出してある。CLは鉈にのこぎり、あとはテープ。
登りもテープを見つけて登っていけば、登れてしまう。下りように、振り返りながら、細かくテープをつけていく。
先頭はベテランのK山さんなので、ルートどりやペース配分はお任せである。自分はテープ付け係。
藪の中でもルートを外さなければ、問題なく歩ける。
休憩時に見た夜叉壁はきれいだった。その後は冬型の気圧配置で雨が降り出す。
土砂降りではないが、笹が濡れると手も上着も濡れる。これが冷たい。山頂について、お祝いセレモニーと記念撮影。

3人がそれぞれ作ってきたボード(紙)に個性があって、どれが誰の作品かクイズを出すとメルヘンチックに作っていたT明さんに全員外れ。全員笑い。
昼には早いし、雨が降っているので下山しようということになり、すぐに下山します。これがまずかったのか、Mさんが遅れだす。休憩していて、声掛けに反応が鈍い。まずい、暖かいお湯と、お菓子、食料、アミノバイタルなど摂取して休みます。
待っているメンバーは当然、寒かったようで申し訳ない。けがや疲労でもないので、ゆっくりと下山していく。その都度、声掛けして状態を確認した。
安定した場所で昼頃になり、寒い中立ったままで食事をとる。あとは濡れた手と体で寒さに耐えながら下る。足元は滑るので、つかめるものはつかんで下る。
駐車場に近づくと声が聞こえだして、ほっとする。1人ずつ垂れ幕をくぐって下山した。
車に向かうメンバーの顔は達成感に満ち溢れている、いい顔をしていた。
まずは無事下山お疲れ様、W部さん、岐阜百山完登おめでとうございます。