平成30年 第二回 リハビリ登山 3月11日 百々ケ峰

平成30年 第二回 リハビリ登山
3月11日 百々ヶ峰(岐阜市三田洞)
<参加者>
支部会員:神山敬三、杉山美智子、長屋桂子、竹中美幸、早田道治、古田 大、水野真美、久野菊子(会友)
以下の方々を含む
パーキンソン病:1名    アルツハイマー型認知症:2名
脳 梗 塞:2名       レビー小体型認知症:1名
総員18名
<コースタイム>
10:00 岐阜市三田洞 長良川ふれあいの森駐車場
自己紹介(受持ち担当の決定)―準備体操―歩行開始(管理道を歩行)
11:30~12:30 管理道途中のベンチで昼食
13:30 駐車場 解散
<レポート>
晴天に恵まれ登山開始です。百々ヶ峰はなだらかな傾斜でリハビリ登山には最適な場所。登山開始よりパーキンソン病の方がすくみ足により遅れ集団が分かれる。当日の体調や運動機能の違いから集団が4つに分かれる。
適宜、休息を取りながら足を前に進める。集団が分かれ展望所まで到着が困難と判断し各集団で昼食を取る。この時に脳梗塞とアルツハイマー型認知症の方が集団より先行し登っていた。気づくのが遅れたが、携帯でサポートしている者と連絡を取り。認知症の方が単独でさらに先を行っていることを知り、3人で捜索。登山者の情報も得て15分後に発見。怪我や病変なく無事を確認する。その後、各集団で下山を開始し、ふれあいの森駐車場に到着。
この方については、付き添いで来られたとの認識しかなく、事前の打合せ、受け持ち分担に遺漏があった。認知症発症者は元気だと、普通の方と見分けることが困難。ただお年を召している程度にしか見ていなかった。これは大きな落とし穴につながる危険性がある。 次回以降のサポートのあり方についての課題が残った。
<今後の課題>
① サポート対象者の氏名、年齢、身体機能、疾患情報の共有
② サポート側の受け持ち分担
③ 山行中集団が分かれた時の連絡方法
④ 疾患などについての勉強会の開催
<記 古田 大>

<3月20日 前回の反省及び対策会議>
参加者;竹内美幸、神山敬三、古田大、杉山美智子
3月11日のリハビリ登山について振り返り、その対応策・今後の課題について話合い、以下の様な方針をまとめた。
1.可能な限り事前に、サポート対象者の氏名、年齢、身体機能・疾患情報を入手、サポーターに周知する。ただし、プライベートに関わる事なので個人情報には十分留意する。
2.サポーター参加者の事前把握に努める。(この時、受持ち分担の概略を検討する)
3.参加者全員の紹介・挨拶時に、受持ちを決める。
4.歩行ペースがばらけた場合は、最大3組までとするが、前後が離れすぎないよう、1名がフリーで前後を見回りペースの調整(先頭を留める)をする。なお、当面は山中でも携帯電話使用可能な地域での実施とする。
5.高齢による種々の疾患についての知識と、サポートの手法その他の事柄について、勉強会を企画する。(今後の課題)
6.加入している保険について、見直しをする。(傷害保険)

1~4項は次回から実施する。

  

3月バリエーション山行 男だる山 1342m

3月バリエーション山行 男だる山 山行報告

期日  30年 3月11日(日)
参加者 山本(CL)小林(SL)白木 今峰 竹中(佳) 林(靖) 下畑 小島
天候 晴れ
山本車(今峰、林、小島) 白木車(小林、竹中、下畑)

中濃総合庁舎横 7:30集合出発―美濃IC~恵那山SA(トイレ休憩)~中津川IC高速下車
―9:15駐車地―9:20(ゲート出発)―10:20林道分岐点(タイムロス50分)
―11:00林道終点―11:20-11:35作業道休憩―12:13県境尾根合流
―12:52男だる山山頂―昼食-13:44下山開始-14:34作業道休憩―15:04林道終点登山口―15:28駐車地点―17:00 中濃総合庁舎横解散

当初の予定では車3台にもなると予想されたが、参加確認の結果、8人となってしまいました。車2台となり、白木さんに無理をお願いしました。残雪があるだろうと予想して、参加メンバーに確認をとると、雪山不参加の方がみえました。林道が通行できるのか事前に確認はしたが、登山ルートまでは確認しなかった。実際にわかんやアイゼンを準備して臨んだが、全く雪の無い山行になってしまった。雪山なら不参加とされた方には誠に申し訳ないことをしました。
時間通りにゲートを出発するが、現在地の確認を間違えて、違う林道に進んでしまい、林道分岐点に戻った時点で、50分ほどのタイムロスになってしまいました。準備運動ができたといわれるメンバーに優しさを感じた次第です。林道終点から植林の作業道を登っていく。急な作業道ではあるが、水平道になった所で休憩をとる

ここから尾根を直登しますと言うと、全員がびっくり。水平な作業道を進むと思ったようです。急斜面の笹尾根を、古びた鹿よけネット沿いに登っていくと、県境尾根に合流した。


そこからは、水平なやぶ漕ぎが山頂まで続きます。サブリーダーを小林さんにお願いして、ピンクのテープをつけて行ってもらいます。登りで悲鳴を上げていたSさんも難なくついてきています。雪が解けたばかりなのか、笹が寝ていて歩きにくいところもあります。

笹に顔を打ちたたかれながらも、全員が男だる山山頂につくことができました。

山頂付近の笹を刈り払い、スペースを確保して昼食としました。下山はサブリーダーが先頭でテープを回収しながら下山しました。あれ程辛かった登りも、あっという間に終わってしまいました。駐車地点についた時間は3時半で薄暗く感じました。
今回は、GPSにルートを入れてきたのに、電波の受信が悪く、林道を間違えてしまった。一度来ていると過信したのも反省すべき点であった。迷うところでは、全員で確認することが大事だと思いました。
この山を希望した藤田さんが不参加だったことは誠に残念である。参加のメンバーからは、二度と登りたくない山と命名したほうが良かったとのではという意見が出た。
CL担当 山本

第1回 リハビリ登山 岐阜市 金華山(七曲りコース)

リハビリ登山 岐阜市 金華山(七曲りコース)

平成30年 第一回 リハビリ登山
2月11日 金華山(七曲りコース)
<参加者>
支部会員:神山敬三、竹中美幸、山田昌孝、早田道治、高木基揚、杉山美智子、長屋桂子、古田 大、久野菊子(会友)
参加者の中に、下記の方々の外、最高齢90才の女性もおられた。
パーキンソン病:1名
脳梗塞:1名(家族同伴)
認知症:2名(家族同伴)
人工膝関節:1名     総員27名

<コースタイム>
10:00〜岐阜公園集合 準備体操—自己紹介—歩行開始
10:30〜七曲登山口到着
13:00〜金華山到着
13:00〜ロープウェイにて下山
13:30〜岐阜公園で昼食
14:30〜解散

<レポート>
今回のリハビリ登山は初参加のパーキンソン病1名、脳梗塞1名の方が加わりました。 それぞれの疾患や体力に合わせたペースで登るため、開始より集団が5つに分かれる。 認知症の方は運動機能に問題がないため先頭で登り、パーキンソン病の方は両側からのサポートで登る。 10〜15分間隔でこまめな休息を取り少しずつ足取りを進めて行く。 脳梗塞の右上肢・下肢に運動麻痺があり、また発話にも障害があり自分の意志が上手く伝えられない様子もあった。 だが、メンバーのサポートにより登ることができた。 人工膝関節の方も予定時刻を大幅に過ぎていても、自分で登りたいという強い意思があったおかげで登りきれた。
今回も病気や障害に関係なく、サポートがあり時間をかければ登れるということを再確認した。

   

古田 大>