一般公開 清掃登山 金華山

1. 期日 3月10日(日) 天候 曇り(下山後に降雨)

2. 駐車場 金華山河川敷駐車場

3. 集合 岐阜公園 ロープウェイ山麓駅前 8:00 解散 岐阜公園内 11:10

4. 参加者 高木 東明 神山 岡田 竹中 馬渕 山本 竹中(美)梅田 松原 日置 杉山 藤田 藤田  清水 久野 一般参加 稲垣 熊田    計19名

5. コース 

① .岐阜公園8:00…馬の背登山道→金華山山頂9:30→七曲登山道…岐阜公園 11:10分解散

② .岐阜公園8:00…百曲登山道→金華山山頂9:30→七曲登山道…岐阜公園   11:10解散

③ .岐阜公園8:00…瞑想の小道コース→金華山山頂9:30→七曲登山道    岐阜公園11:10解散

清掃登山は昨年の百々ケ峰に続き2回目となりました。

前回は告知方法などが行き届いてなく、会員の参加も少ない状況でした。今回は事前の計画と案内が行き届き、会員の参加は増えました。

しかし、ホームページや新聞などで告知をしたにもかかわらず、一般参加は少なかったです。事務局に連絡があったのは1人でした。他には会員の友人、当日参加の会員など合計20名となりました。

計画通りに3コースに分かれ、清掃登山を開始。コースを外れたヶ所には、かなりのゴミがありました。すれ違う登山者に、パンフレットを配り、入会の勧めをしました。山頂に着き、3グループが揃うまで、休憩やら談笑。

  集合写真を撮り、支部長挨拶後に七曲コースを全員で下山しました。

イノシシ罠の設置個所があり、登山道外のごみ拾いに注意して行いました。急な斜面などはロープ゚を利用して活動すれば、より良いアピールになったかもしれません 公園についた時には待ちきれず帰ったメンバーもいましたが、11:10に解散となりました。同時に雨が降り出してきて、濡れずによかった。 集めたごみは藤田さんが回収してくださいました。

次回は、一般参加が増えることを期待したいです。       報告文 山本

武奈ヶ岳自然観察会  平成30年6月10日

武奈ヶ岳自然観察会 平成30年6月10日

参加者 西條先生、竹中(美)、白木貞次、白木しずゑ、神山、小林、馬淵、水谷嘉、 梅田 東明、三宅、久田、他3名(敬称略)(15人)

5:30 美濃国分寺 7:30 明王院駐車場 7:50登山口 10:30 御殿山 11:00武奈ヶ岳山頂 11:30 御殿山 13:00 登山口 16:00 美濃国分寺

前日まで天気予報の画面はしっかりと雨マークであり、降水確率もお墨付きと言えるほど高いものであった。

ただし、午前中はなんとか持つかなという期待もあり、竹中さんより届いた決行の連絡に参加の返事をする。
美濃国分寺に集合して出発する時は空模様は怪しいものの、まだ雨は落ちていない。

途中、道の駅マキノにて休憩し武奈ヶ岳・御殿山ルート登山口のある明王院に向かう。

駐車場にて三宅さんと落ち合い、7:50登山口より出発。

周回は中止すること、雨が降ってきた時点で下山を考えるということに全員が同意した上で登山開始。
今回は、西條先生と武奈ヶ岳の自然(ぶな)を観察する会である。

登り始めは杉・檜林の急登であり、蒸し暑く風がないためか、これがかなりきつく感じられた。

前日も雨であったためか、足下はかなり悪い。

出発して30分で小休止。

西條先生より、ここで檜について、幹の太さは樹齢という要素よりも温度と降水量の要素の方が影響を与えやすいので、単純に幹の太さから樹齢を推定するのは困難とのこと。

樹齢30年から施肥を行うと早く太くなるようであるが、強度が出ない木材になるという。大変興味深い話である。
9:30頃、急登が終わり標高800m程度の尾根に出る。ここで小休止。まだ、雨は降り出さず。空はどんよりと曇っている。

ここからは、急登から尾根筋に出て、足取りが軽くなる。
10:30頃、御殿山に到着。

ここで、ポツポツと雨が落ちてくる。さて、ここまでで終了かということになったが、山頂までは1時間あればピストンできるのではないかという話になり、ここでパーティを2つに分けることとなった。

山頂までは、水谷さんをリーダーとして、東明さん、小林さん、梅田さん、久田を入れたの8人が行くこととなった。

さて、御殿山から山頂までの道のりは、森林のない尾根道である。

もしも晴れていれば楽しい散歩道なのだろうが本日は雨で視界は50m程度、風がかなり強い。

時折、突風が吹き、横殴りの雨が降るという苦難の道。

ザックカバーを飛ばされそうになりながら、何とか歩いて行く。

一人での山行なら、引き返していたと思う。

30分程度かかり、11:00に山頂に到着。写真だけを写して、すぐに下山する。

御殿山まで来ると、風が弱まってきて、雨もそれほどではなくなった。

少し神経を使ったが、天候が荒れた時にどのような事になるかについて、経験できたことは有意義だったと思う。
先に下山したパーティを追いかける形で下山していく。

13:00頃、登山口まで下山。
下山したところ、関山さんご夫妻が駆けつけて下さり、お茶と和菓子、獲れたてのトマトをご馳走になる。

疲れた体に、大変美味しかった。
少し落ち着いてから、明王院の集会所前の空地にて西條先生より特別に講義を頂く。

ブナは種がどんぐりであるため、あるブナの木から30m程度以内でしか子孫を残せないなど、繁殖力があまり強くないといった話や日本海側と太平洋側とはブナに違いがあるなど、様々、印象に残るお話を頂き、大変勉強になった。


結局、雨は山頂直下のみ降られたことになる。

14:00頃 美濃国分寺に向かって移動。

16:00美濃国分寺 解散。

記録 久田宗昌

 

2月 自然観察会 白尾山 1612.3m (Ⅲ)

2月 自然観察会 白尾山 1612.3m (Ⅲ)

 

自然観察会が白尾山でおこなわれた。中濃総合庁舎に10名が集まり三台の車で、白尾スキー場に向かった。当初の計画ではリフトに搭乗してリフト終点まで上るつもりであったが、登山者はリフトに乗ず、場内の登高も許されなかったので、残念だが山頂登頂はこの時点で諦めるしかない。今日は自然観察会が目的なので問題はなかった。

林道を歩いて標高950m地点からそれぞれがワカンやスノーシューを付けて山に入った。積雪は60㎝ほどで順番にラッセルを頑張る。山に入るといきなり動物の足跡があった。西條先生にこれは何の足跡かお聞きすると、横に並んだ二つの細長いのが後足で縦に並んだ丸い二つが前足の動物はウサギだといわれました。

P2180019

暫く登るといきなり大きな岩があり、そこから巨大な氷柱ができていた。杉や檜の植林を抜けると広葉樹林がでてきて、ここでも貴重な観察をすることができた。先生がヤドリギは寄生植物であるが自分たちが繁栄する為には一旦鳥に種を食べられて果肉が消化されてどろどろの状態で発芽するのだと教えてもらった。分布的には渡り鳥が多く渡る所の山に多いといわれた。落葉広葉樹は冬に葉を落とすのでヤドリギが木に寄生しているのがよくわかる。

登り詰めていくと、リフト終点1245m地点に着いた。昼食を摂るために日当たりの良い場所を探して林道出会いの1230m付近まで下りた。食事を終えた後、先生の自然観察会が続けて行われた。哺乳動物のフィールドサインには足跡一つとっても大小、間隔方向、形状など全て違うことや、熊の足跡は人間とよく似ているがよくみると爪の跡がついている。猿にはないが、人間の手には進化の過程で水かきの跡が残っているなど話されました。

DSC_1335 (1280x853)

下山途中白山が展望でき積雪ならではの自然観察会ができました。

DSC_1338 (1280x853)

[清水友子 記]

 

[日 時] 平成30年2月18日(日)(晴れ)

[場 所] 岐阜県郡上市白鳥町六ノ里

[参加者] 西條好廸(CL)、神山敬三(SL)、梅田直美、刈谷敬三、小島孝子、清水友子、杉山美智子、竹中美幸、林靖子、山本善貴

[タイム]  美濃総合庁舎6:30=しらおスキー場駐車場8:00―林道8:15―リフト終点展望台11:20~13:00―スキー場駐車場14:40=中濃庁舎16:00(解散)

[地 図] 那留

 

 

9月自然観察会(鷹の観察参考) 下呂御前山( 空谷山 1412.0m 三等三角点 ) 平成28年9月25日(日)

9月自然観察会(鷹の観察参考)

下呂御前山( 空谷山 1412.0m 三等三角点 )

前日まではっきりしない天気が続く中、今日は朝から気持ち良く晴れた。

道の駅平成から下呂へ向かい、下呂ふるさと歴史記念館で日本野鳥の会の大塚先生、長野から参加された村松さんと落ち合う。

観音峠に到着したのは9時半頃。ここからの眺めは良く、金華山から御在所の方まで見渡すことができる。
今日の主な目的は、日本から南方へ渡る鷹の観察である。

大塚先生の解説が始まる。

鷹には渡りを行う種と行わない種があり、渡る種はサシバ、ノスリ、ハチクマ等である。

伊吹山麓に生息するイヌワシは渡らない。渡りを行う理由はエサである。

多くは昆虫を食するため、冬場は東南アジアに渡って行く。

東南アジアから日本に渡るのは、日本のエサ(昆虫、小動物)に余りがあるためであり、東南アジアに生息し続けたのでは競争が激しくなり過ぎるとのこと。

なお、渡らない種は日本固有の種を食する。
この時期に渡る鷹は北の方から白樺峠を経由し、御嶽山と乗鞍岳の中間、チャオ御岳付近を通り、金華山、伊良湖岬の方へと移動する。

鷹は上昇気流を利用して大きな円を描くようにして高度を上げて、目的地へ向かって降りて行く。

上昇気流が発生する西向き斜面を用いて高度を上げることが多く、多くの鷹が集まって高度を上げる様はまるで柱のように見えることから、大塚先生は鷹柱と呼んでいた。
さて、解説を聞く間にもサシバが2~3羽渡って行く。

肉眼ではかなり小さいけれど、優雅な鷹の姿が確認できる。

20羽ぐらいの大群が見えたが、御前山の方向へ消えた。

ここに居てはダメだと登り始める。観音峠からの道は藪であるが、濃いものではない。

樹林帯を行くため鷹は見えない。しかし、ミズナラの木が大きな枝ごとはぎ取られ、実が全て無くなっている所が2箇所程あった。

熊の仕業であろう。大勢で歩いているため恐怖は感じないものの、1人だと怖いと思われる。

途中で下呂からの登山道と合流し、11時半頃山頂へ到着。
山頂は見晴らしが良く、御嶽山が見える。山頂がほんの僅かであるが確認できた。

ここで観察会の続きを行う。20分くらい待ったが、なかなか現れない。

ようやくクマタカが現れた。かなり近く、観音峠で見たよりもかなり大きく見える。

間近かで見たのは1羽であったが、優雅な姿を近くで見ることができ感動した。
下山は往路を下ったが、途中、林道へ抜ける道があると別の登山者の方から聞いたのでそちらの道から降りる。

13時頃観音峠へ到着、鷹の観察へ何人もの方が来られている。

降りて来る20分くらい前に200羽の大群が来たと聞き、タイミングの悪さを嘆いた。鷹

の渡りの大群こそ見逃したが、何羽かの姿を確認できたこと、また、大塚先生のお話を聞けたことで、とても勉強になった。

[久田宗昌 記]
[日 時] 平成28年9月25日(日)
[場 所] 岐阜県下呂市森、同市小坂町大洞 境
[参加者] 藤田純江(L)、小林和雄、後藤 允、清水千恵子、白木貞次、白木しづゑ、下畑佐和子、竹中美幸、竹中佳美、長屋桂子、久田宗昌、藤井法道、村松哲彦、ゲスト 大塚之稔(日本野鳥の会岐阜代表)
[タイム] 道の駅平成7:20=下呂ふるさと歴史記念館9:00=観音峠9:30~10:00-下呂御前山11:30~12:30ー観音峠13:00=道の駅平成16:00(解散)
[地 図] 湯谷(飯田9-4)、宮地(飯田10-3)

7月自然観察会(自然保護委員会) 金草岳、冠山 平成26年7月4日(金)~6日(日 )

7月自然観察会(自然保護委員会) 金草岳(1227.14m 二等三角点)、冠山(1256.60m 三等三角点

「山の日」が8月11日に決まったこともあり,改めて「山に学び,山で楽しみ,山の自然環境を考える」ということで,岐阜県揖斐川源流の越美山地で自然観察会を実施しました。

4日は夕刻集合でしたので,夕食後、三角測量と地形図に示される三角点の基礎知識,尾根と谷の関係やピークおよび鞍部と等高線表示などを予習しました。

とくに,1/25000地形図の等高線が10m間隔であり,10m未満のピ-クは表示されないので,隠れピ-クとも呼ばれます。

また,気候や地形条件の違いが,生育する植物や植生に表現されていることを,スライドを通じて予習しました。

5日は冠山峠~檜尾峠~金草岳を往復する行程で,地形図の判読実習と植物の観察を行いました。稜線歩行の際には,①鞍部は下りの終点であり登りの始まりであること,ピークは登りの終点であり下りの始まりであること,②ピークのある箇所は等高線が閉じていること,③尾根はピークから派生し原則的には三つの尾根から出来上がっていること④隠れピ-クが地形図上にプロットされるとランドマ-クとして役立つこと等を確認しながら歩きました。

天候には恵まれましたが,湿度が高く無風状態でもあったため,檜尾峠までの樹林内のアップダウンには体温調節に意外とてこずりました。

檜尾峠以降の稜線では,蒸し暑いながら,時折流れる涼風と草原内の花々,そして釈迦嶺とそれにつづく徳山湖や徳山富士,さらには部子山ほか福井の山々の眺望に癒される観察会になりました。

宿泊場所の徳山会館に戻った後,会館支配人の差し入れの地酒と,料理長からの山菜の和え物ほかのもてなしを受け,徳山湖周縁の山談義に花を咲かせました。

6日は前夜の小雨も上がり、曇天ながら予定通りの観察会を始めました。

この日は,冠山峠~冠平~冠山を往復する行程で,地形図判読の復習と,開花期を迎えた植物の見分け方やブナ林を中心に,ブナ林が成立する場所や草原が分布する場所の環境条件を観察しました。

なお,地形図上では一つの尾根として表示されていても,実際は,多くの小ピークがあることを体感し,1/25000地形図では,10m未満のピークが隠れピークとして,図示されないことを確認しながら冠山に向かいました。

まさに,湿度が高い梅雨の合間の山行でしたが,雨が降ることもなく,ヤマビルやマイマイガの幼虫に悩まされることもない観察会でした。

今年は融雪時期が早かったものの,その後の低温が続いたため,花期が長く多くの樹の花・草の花が観察できました。

参集者それぞれの体力に合わせた行動がとれ,意義のある催しとなったようです。

以下に,両日に観察できた主な植物をあげておきます。

(オオナルコユリ・ササユリ・ニッコウキスゲ・コバイケイソウ他、全38種類-省略

[西條好廸 記]

[日 時] 平成26年7月4日(金)~6日(日 )

[場 所] 岐阜県揖斐郡揖斐川町塚、福井県今立郡池田町楡俣・田代 境

[参加者] 影山秀雄、後藤 允、西條好廸、白木貞次、鈴木寛人、高木基揚、藤井法道、影山千代子、清水友子、他1名

[地 図] 1/20万;岐阜   1/5万;冠山   1/2.5万;冠山、宅良

自然観察と自然保護活動、勉強会を行っています。

小津権現山 27年 6月28日(日) 諸事情により中止になりました

12月自然観察会  鶴形山(標高約360m) 平成28年12月11日(日)

12月自然観察会   鶴形山(標高約 360m)

平成28年12月11日(日)
今回の自然観察会は、照葉樹とも呼ばれる各種の暖地性の常緑広葉樹群が生育する州原神社の社叢林で催した。

鶴形山(標高約360m)の山脚部に拡がる常緑広葉樹群は、岐阜県ではほぼ北限に残存する照葉樹の混生林である。

昭和48年に緑地環境保全地域に指定されており、それに先立つ昭和44年に県指定の天然記念物として重要文化財になっている。

一方、州原神社はブッポウソウの繁殖地として国指定の天然記念物となっているものの、ここ半世紀近くブッポウソウの繁殖・鳴き声・姿の記録がない。

再び繁殖地としてブッポウソウが観察されるようになるのであろうか?
鶴形山は古来から洲原神社の御山(奥の院)として多くの神祠があったが、洲原神社に合祀された現在では、登山道の途中の石積み等で往時の名残が確認できる程度になっている。

ただ、シイやカシ類の常緑広葉樹林は社叢林として保存されており、岐阜県内でもこれだけまとまって照葉樹の高木が見られるのは金華山とこの鶴形山斜面だけである。
さて、観察目的の常緑広葉樹林は長良川鉄道の線路脇から不動の滝までの山腹斜面に成立し、ツブラジイ・タブノキ・イチイガシ・クスノキ・ウラジロガシ・ツクバネガシ・ヤブツバキ他が生育している。

このため林内は暗く、下層の植物は少ない。

山PC110014

▲植生について西條講師の説明を聞く

ここでは林内照度と生育植物の関係や、樹種識別の要点を学ぶ。

とくにイチイガシは成木になってから開花・結実することや、カシの仲間でありながら食用になることを知る。

これらの常緑広葉樹林も不動の滝付近までで、滝から鶴形山まではスギ植林地となっている。

また、奥御前神社跡(展望地)にはコウヤマキの樹林とツガやヒメコマツの単木が見られるようになり、針葉樹類の見分け方を学ぶ。

約3時間の観察会は鶴形山山頂で現地解散とした。

参加者の一部は湯の洞山・母野洞方面に自主山行をとり、残りは展望地まで戻り昼食をとった後下山し、14時州原神社にて散会した。

[西條好迪 記]

[日 時] 平成28年12月11日(日)  8時半 ~ 12時
[場 所] 岐阜県美濃市須原
[参加者] 今峰正利、大口瑛司、大脇美代、久野菊子、神山敬三、後藤 允、小島孝子、
西條好迪、白木貞次、白木しづゑ、杉山美智子、竹中美幸、林靖子、早田道治、藤田純江、古田 大、馬渕 等、山本善貴、その他1名
[コース] 州原神社~長良川水力発電所用水路~岩門~今清水神社跡~不動の滝~奥御前神社跡(展望地)~大御前神社跡~別山神社跡~鶴形山(現地解散)
[地 図] 苅安(岐阜3-1)

自然観察会 鶴形山 360m

自然観察会 鶴形山 360m

期日 12月11日

8時30分洲原神社を出発し、常緑樹を観察していく。

一般参加の人も含め、22名の参加者があった。

説明を聞いている時間が長いため、寒かった。

展望台で集合写真を撮り、見晴らしのない山頂に11時過ぎに着く。

ここで、歩きたいチームと下山するチームに分かれる。

半数の11名が高山、母野洞と周回し、15時50分に洲原神社に戻った。

最初は2時間程との話もあったが、しっかりと歩かせてもらった。

自然観察会 屏 風 山 (794.1m 一等三角点)

 自然観察会  

屏 風 山 (794.1m 一等三角点)

寿老の滝駐車場に参加予定者9名が8時30分過ぎに揃ったことから、9時に出発し林道を登山口に向かう。

登山口までの約20分間は、コナラ・クリ・コジイなどの殻斗(ナラ類の果実の基部を包む椀状のもの、キャップ)の模様や形状の違いを実物と図で観察する。

登山口からは急登になるが、15分ほどでツガの大径木に到着。

ツガ・ヒノキの球果(果実)を観察し、針葉樹の見分け方や生態の説明を受ける(約20分間)。

その後北屏風山まで枝尾根を直登し、コバノミツバツツジ・ミツバツツジ・バイカツツジ・ネジキなどのツツジ科落葉低木の葉序(葉の付き方)の違いや樹皮の特徴を観察しながら屏風山に着く。

晴天に恵まれて、屏風山では瑞浪市・土岐市をはじめ御岳山や中央アルプスさらには養老山系が遠望でき山談義に話が弾む。

集合写真を撮った後、黒ノ田湿地に向かう。

黒ノ田湿地までは標高差こそ30m程度であるものの、地形図に表れない起伏がつづき隠れピークのチェックの勉強になる。
黒ノ田湿地で昼食をとり、湿地の周囲を散策する。

約2.5haの湿地は既に草紅葉となっており、わずかにシラタマホシクサ・オヤマリンドウの花が残っている。

この一帯は湿地となっているが、かつては棚田状の耕作地であり現在も畦の名残がみられる。

初期の1/25,000地形図には畑地として土地利用形態が示されているので,興味のある方は参照して下さい。
帰路はスギ・ヒノキの植林地を通り抜け、奥寿老登山道を約1時間程度下り寿老の滝を見学した後14時30分に解散する。

登山コースとしては物足りないものの、初夏の湿地での植物観察や田代山の三角点にまで足を伸ばすのも好いでしょう。

案内図

[西條好迪 記]

[日 時] 平成27年10月18日(日)
[場 所] 岐阜県恵那市山岡町田代・三郷町、瑞浪市釜戸町・土岐町 境
[参加者] 小島孝子、後藤 允、西條好迪  下畑佐和子、竹中美幸、竹中佳美  藤井法道、村松哲彦、山本善貴
[コース] 9:00寿老の滝駐車場→寿老の滝登  山道(東コース)→ 登山口 → 大栂 → 北屏風山(777m)→ 屏 風山(794.1m、一等三角点)→ 八百山(800m)→ 馬の脊山 (767m)→ 黒ノ田湿地(768m) → 奥寿老登山道 → 寿老の滝駐 車場14:30
[地 図] 瑞浪(飯田12-4) 11月例会山行

 

自然観察会(自然保護委員会) 徳山富士(925.2m 三等三角点)-自然観察と地形図の読み方勉強会-

自然観察会(自然保護委員会)

徳山富士(925.2m 三等三角点)-自然観察と地形図の読み方勉強会-

06-7.徳山富士 06-8.徳山富士登山口(馬坂トンネル) 06-9.馬坂峠への急登

「山に学び、山で楽しみ、山の自然環境を考える」ということで、今年2回目の自然観察会を実施しました。9月18日11時に徳山会館に集合。まず、会館直上部の上谷山登山口付近でモミ林を中心に、ブナ林やシイ林との関係を気候条件から観察しました。ここでは林内に生育するシロモジとダンコウバイ、ミズナラとコナラ、ハイイヌガヤとチャボガヤ、クロモジとオオバクロモジ、ユズリハとエゾユズリハ等を材料にして、見分け方を学びました。
その後上谷山への歩道を歩きながら、路沿いに生育するツツジ類と開花する時期の違い等についての解説がありました。また、広い尾根上に浸蝕を受けて形成された窪地や枝尾根との関係を観察しながら、前回の観察会での復習をしました。観察をしながらの歩行のため予定の800m地点までは到達できず、午後3時に標高約700m付近でフィ-ルド・ワ-クを終了し、徳山会館への帰路につきました。
徳山会館では参加者からの差し入れや会館からの特別料理もあり、懇親会で楽しい一時を過ごした後、会館の屋上に出て秋の星座を観察しました。満天の星空で、散りばめられた星の中からアルタイルやデネブを見つけ出すのに手間取りましたが、徳山会館の中村館長からお借りした数台の双眼鏡とLEDペンライトのおかげで楽しむことができました。
翌19日は秋晴れの元、馬坂トンネル口から色づき始めた木々の中を徳山富士まで登りました。崖錐堆積物と固定ロープが設置された急斜面を旧馬坂峠まで登った後、旧根尾村との境界尾根を徳山富士へ向かいました。踏み跡ははっきりしているものの、地形図上には表現されない枝尾根が4箇所あり、前もってつけたテープが帰路の読図の復習に役立つことになりました。
初心者には困難なルートでしたが、幸い健脚者が揃っていたので短時間で到達しました。山頂での展望は良くなかったものの、北東面に伐り開きがあり日永岳方面が望めました。頂上から少し下がった所にある横山ダムが使用する無線中継塔の反射板まで移動し、早すぎる昼食をとった後、落葉広葉樹の葉の形状や識別ポイントについて復習しました。

帰路は馬坂峠の石碑を見学し、トンネル口で散会しました。
時間的に余裕が十分あったことから、希望者を募り徳山城趾へ赴き、地形を活用した曲輪跡や山城の造り方に想いを馳せました。ここでの自然観察は本郷望郷広場から「しろびや杉」に至る歩道沿いで、緑化に導入されたオニウシノケグサ・カモガヤ・オオアワガエリ等の牧草類や、侵入したヨウシュヤマゴボウ・ヒメジョオン・アメリカセンダングサその他の帰化植物について導入目的や来歴が紹介されました。両日共に天候に恵まれ初秋の山を楽しみました。                                       [西條好廸 記]
[日 時] 平成26年10月18日(土)、19日(日)
[場 所] 18日 岐阜県揖斐郡揖斐川町開田280-1「徳山会館」
19日 岐阜県揖斐郡揖斐川町徳山、岐阜県本巣市根尾大井 境
[参加者] 久野菊子、神山敬三、後藤 允、小林和雄、清水友子、竹中美幸、中島眞一、      藤井法道、西條好廸、他1名
[タイム]  18日 徳山会館11:00-自然観察会13:00~16:30-徳山会館18:00~(泊)
19日 徳山会館9:00=馬坂トンネル口-旧馬坂峠-徳山富士-旧馬坂峠-馬坂         トンネル口12:30=本郷望郷広場13:00=徳山城趾14:30~(解散)
[地 図] 1/20万;岐阜  1/5万;冠山、能郷白山  1/2.5万;美濃徳山、能郷