百名山企画 槍ヶ岳、南岳、天狗岳 8月13日~15日

百名山企画 槍ヶ岳、南岳、天狗岳 8月13日~15日

参加者 梅田、菊井、塩入、東明、林、矢口

日本山岳会岐阜支部の百名山委員会で槍ヶ岳から大キレットへ。

一日目は雨の上高地から出発。閑散としている。小梨平は熊のため閉鎖中。
もくもくと明神から徳澤、横尾まで歩いていきますが、雨は降り続けていました。
横尾から槍沢ロッジまでゆったりした登り道。ババ平を通り過ぎてからだんだん急な道になっていきます。雨が止むと雨具は暑いので脱ぐのだけれど、脱ぐと雨が降り出すという・・・この繰り返しを何度も続け、殺生ヒュッテあたりは強風なので下ってきたという人もいましたが、とくかく進むのみ。
途中の最終水場で水を汲んだ後は一気に荷物が重くなって足取りも重くなり、殺生ヒュッテは見えるけれど、なかなか到着しないという・・・
殺生ヒュッテのテン場は広くてすいていたけれど6人用テントを設置する最適地がなく、全て平らなところがなく端は岩が出て寝にくい人がいました。

夜は月が出るまでは天の川が見え流星群も。でもすごく寒かった。
外トイレは‥な感じでした。ちなみにババ平のトイレは綺麗になりました。

2日目は槍沢モルゲンを見てから槍ヶ岳へ。
初槍ヶ岳メンバーがいたのでゆっくり登りました。登る途中で彩雲が。
山頂で景色と写真撮影タイムがてらのんびりして下山。
槍ヶ岳山荘の焼き立てパンを楽しみにしていましたがコロナのため今年は焼かないそうです。手ぬぐいを買いました。
お買い物してから南岳への縦走路へ。快晴なんだけれど強風でした。ザックにつけた袋が飛んだり、風にあおられてよろけたり、立ち止まったりと写真ではわかりませんがなかなか大変。でも風は飛騨側からなので、長野側を歩くと無風で暑いという・・・
大喰岳からはしご場を通り中岳へ。この稜線はとくに危険な個所はありません。〇印もしっかりついています。中岳登頂で3000m峰の全山登頂となりました。祝、自分。
中岳でのんびりして南岳へ。南岳から小屋へ。時間はたっぷり。テン場はまだまだ余裕で空いていましたが、やはり6テンの最適地が見つからず、岩は出ていないけれど、ちょっと斜めな場所に設営。小屋でカレーを食べて、テン場でビール部を開催した後お昼寝タイム。至福のひと時です。で、起きたらガスに包まれていました・・・

夜中はガスがなくなり満天の星と流星群。しかし明け方前から吹き出した強風に目が覚めてしましました。向かい風で歩くと息ができないくらいの強風。大キレット通過の予定でしたが、強風のため天狗池に下ることとしました。
のんびり撤収してから帰ります。南岳手前で雷鳥さん発見。そこから雷鳥さん祭りとなりました。何羽いたでしょうか、次から次へ雷鳥さん。ちょうど朝ごはんの時間だったのかな。
天狗の分岐から下へ。ここは岩場の下りではしごもあります。それほど難しくはありませんが〇印を探して正規ルートをたどれば大丈夫です。尾根を下っていると下の方のガスが切れてきて幻想的な雰囲気に包まれました。常念山脈も見えてきて。
尾根の下りが終わると雪渓へ。雪渓は涼しくてテンションアップ。
そして天狗池へ。残念ながら槍ヶ岳はガスに包まれていたので逆さ槍は見えませんでしたが、静かないい所です。昨年通った時は誰もいませんでしたが、この日は大キレットを断念した人たちが続々と下りてきました。
天狗池から槍ヶ岳との分岐へ。その途中のお花畑がみごとでした。
分岐からは賑やかな登山道。槍沢ロッジでシャーベットを見つけました。これ生きかえります。横尾でお昼としたい所を徳澤まで我慢。そして野沢菜チャーハン。安定のおいしさです。徳澤で大休憩して明神、上高地へ。最後は定番のソフトクリームで縦走終了となりました。

百名山企画 笠ヶ岳周回 8月1日~2日

百名山企画 笠ヶ岳周回 8月1日~2日

参加者 梅田、塩入、東明、矢口

日本山岳会岐阜支部の山行で笠ヶ岳を周回してきました。
ビバーク地は公開できませんが、許可を得てテン泊しました。
当初の予定は7月の連休でしたが、梅雨が長引いたためやっとアルプスシーズンインです。

車は穂高の無料駐車場にはとめられなかったため鍋平に。
2:30に満車になったそうです。さすが好天が予想された週末でした。

ゲートをくぐって笠新道分岐へ向かいます。林道沿いにシモツケソウ他いろんな花が咲いていました。

笠新道は急ですが、途中までは草刈りしてあり歩きやすい道です。たまに標高の看板もあります。ここはひたすら登るだけ・・・

杓子平に出れば急登は終わりなのでホッとしました。途中から少し下って稜線に上ります。この稜線への登りが思ったより長くて、見た感じは近く感じるのですが、登るとさらに奥に稜線があったみたいながっかり感にやられました。。でもお花畑が広がっているのでお花に元気をもらいながらなんとか稜線へ。

稜線に出れば、それほどの登りもなく笠ヶ岳へ・・・
キャンプ場の水場からはジャンジャン水が出ていました。冷たくておいしい。
そこから閉まったままの山荘を横目に山頂へ。
ルートはわかりすいです。登り切ったら神社。その先のピークが山頂です。
山頂に到着しましたが、槍ホや周りの山々はガスっていたので、さっさと下ります。

そこからビバーク地に戻り食事の準備。沸き上がってきた雲の向こうにはお約束のブロッケン。夕日を楽しみ就寝。

翌朝は山頂から日の出を拝みました。それから朝食を食べて出発です。
帰りは弓折乗越経由です。稜線は各ピークを巻いているので、抜戸岳に登りました。
この山頂はのんびり横になることができ、お花畑も見え、正面には穂高という絶好ののんびりポイントでした。前は巻いちゃったから、今回登ってよかった。

秩父平は下ります。ここのお花畑もきれい。ハクサンイチゲが元気もりもりでした。水場もありました。

前に来た時は大ノマ岳も巻いたので、山頂をさがしましたが山頂プレートは見つかりませんでした。
大ノマ岳の登りは疲れた体にきつかったです・・・

そして弓折岳。ここは登山道に標識があって、そこの少し奥が山頂です。わざわざ行かないと通り過ぎてしまう山頂ですが、山頂には標識があります。ここを下れば弓折乗越。もう鏡平が見えます。頭の中はかき氷でいっぱい。もうそれしかない。だって暑いんだもん。

ぐんぐん下って小屋に到着。おなかがすいたのでおうどんを食べてからかき氷を。このために縦走したともいえるし、がんばった自分へのご褒美でもあるかき氷。ここは、心のオアシスです。かわいいTシャツも買いました。

大満足してあとは帰るだけ。このルートは足場も安定しているし、迷うことがない安定のルートです。途中に流れている沢で手ぬぐいを浸してクールダウンしながら下山しました。

雨に降られず、晴天に恵まれた山行となりました。
数年前に小池新道登りで双六泊、笠ヶ岳に登り笠新道を下山という今回の逆回りでしたが、笠新道登りルートの方がきつかったような・・・

百名山企画 白山 6月21日(日)

百名山企画 白山 6月21日(日

参加者 梅田、東明、菊井、林、矢口、渡部

先月に続き今月も白山へ。

日本山岳会 百名山委員会の山行です。
先月にたっぷりあった雪はほぼほぼなくなりました。あんなにあったのに。

7時に到着すると駐車場は止められず、路駐の最後尾に。

山岳会メンバーと観光新道から登ります。下ったことはあれど、登りで使うのは初めて。のんびりペースだからか思ったより大変ではなかった。
お花もたくさん咲き始めていたけれど、まだまだこれからですね。
また来なければ。

避難小屋辺りから少し雪が出てきました。
弥陀ヶ原の雪もすっかりなくなり気持ちよく室堂に到着。
トイレ工事は続いていて7/1オープンだそうです。

室堂はズゴイ人で驚き‼ソーシャルディスタンスは大丈夫か(笑)
すぐに山頂へ向かいます。
山頂でボロネーゼパスタや手作り朴葉寿司をいただきのんびりしていたら室堂にいた人々はほぼいなくなり、日帰り組最後くらいで下山開始。
日が長い時期なので安心して下れます。

下りは砂防新道。
マイペースで下りあんなにあった路駐の車はなくなっていました。
足がつったとか、肉離れが~とかハプニングはありましたが、全員登頂でき安全に下山できたのも白山さまのおかげです。
ありがとう、白山さま。

11月バリエーション山行 花房山から小津権現山縦走

11月バリエーション山行 花房山から小津権現山縦走 
期日 11月15日(日)
集合場所 5:45 藤橋道の駅~15:50道の駅解散
参加者 堀CL 東明SL 他9名
 花房山から小津権現山の縦走しました。企画者は家の都合で参加せず、熟練の堀氏にCLを任せ、事務局長にSLを頼んだ。SLは計画通りのコースタイムで進むが、もともとタイム設定が早かったのかもしれないが、CLからは何度もゆっくりの声がかかる。

歩き始めから、順番を少し変えてセカンドに渡部さんを選択。ちょうどよいペースに収まり、ほぼほぼSL状態。東明さんは歩幅も大きく体力もあり、物足り気な雰囲気でもある。

花房山までの登山道は明瞭だがやせ尾根があり、最近滑落者もあった。朝から好天を期待していたが、あいにくの曇り空と、山頂のガス。気温は暖かく暑い。
よかったのはダム湖の雲海が見れてよかったこと。登山道の黄葉も枯れてはいるがまずまず。

参加者が11名ということで、各自のペースを守りつつ、安全に遂行することが大切。花房山から見る雷倉方面は道はないようで、雪の時期が良いように思う。
小津権現山へは道ができているので、尾根続きで問題ない。最初の下りは急でロープがあるが取り付けた木が劣化して、頼ってはいけない。大勢で歩くとステップもなくなり、ずるずる状態の道になってしまう。
尾根上の道はというと刈りはらわれていて、植生が変わっていき、はげ山になりそうな雰囲気がする。笹もなく、下草が生えて草原に近い感じ。前にも来たことがあるが、こんな状態ではなかったように思われる。

人が手を入れると、山も変わるし、鹿も通りやすく植生を変えていく。狼は放つなんて声も聞こえたが、現実的ではない。駆除をする人が増えてほしいと思うのだが、これも難しい。

小津権現山から花房山を見てもガスの中。今日は登山中ガスの天気。雨に降られるよりはましというところか。山頂でゆっくりとお昼を取り、予定時間より早く下山する。まずは活動拠点の権現の森林づくりの場所に向かう。まだ、小屋じまいをしていないので、のぼりが残っている。この先、林道までは黄葉がきれいだった。

ガードレールの隙間から藤波谷に向かって下る。道ははっきりしているが、落ち葉で足元には注意が必要。登山靴を忘れたメンバーがいて、下りで苦労していた。
登山口について2台で花房山登山口に戻り、集合地の道の駅で解散する。
最後にCLから大勢の会の山行では登りは350m/時、下りは500m/時を守るようにすると疲れや事故もない山行になるはずと反省が述べられた。長年の経験から出る意見に納得する。

清掃登山 百々ケ峰12月

令和2年12月13日(日) 天候 曇り、時雨れ、晴れ
 冬型の天候で、時雨れたり、全般に曇り空で風が冷たい日でした。予定の参加者は13名ありましたが10名となりました。今年、最後の清掃登山です。
高木支部長は体調を考慮して挨拶のみで参加されました。9時のスタートで、11時山頂予定です。11時3分に山頂に着いた時には皆さん、休憩食事をされていました。竹中社長さんが多くの登山者の方に岐阜支部入会案内を配り、広報活動を積極的にされました。
 集合写真撮影後は11時半に下山することとしました。
白山展望地の東屋で落花生の殻やミカンの皮がたくさん落ちていてこれはどうなの?自然に帰るものだから、捨ててもいいと言って、誰もが捨てるとだめだよね。そんな話で、拾ったごみは割とありました。
集めたごみは各自で処分することになり、12時40分に解散となりました。
皆さん、山岳会には興味あると言われますが、なかなか入会には至りません。魅力ある山岳会をアピールしていきたいと思います。
四季の森駐車場 9:00-山頂11:00~11:30-東屋にて12:03-四季の森駐車場12:40解散

12月例会山行 仙ヶ岳 961m

12月例会山行 仙ヶ岳 961m 令和2年12月6日(日) 天候 晴れ

天候は快晴。手前の駐車場にも車が多く、ゲート手前の駐車は困難だと思い、手前から歩きだした。往復1時間、工程が長くなるが仕方ない。林道を歩き、登山口まで23分かかる。林道終点で衣類調節を兼ねて休憩後、出発する。最初に沢を渡って対岸に進むところで、真新しい踏み跡につられて沢に入り込み引き返す。その後も、何度か渡り返すが案内と表示で問題なく進む。

登山道は足元の不安定な個所もあるが、無事に進む。崩落地点の巻き道はかなり危険ではあるが、ゆっくりと通過していった。

仙の石で写真撮影後、山頂で集合写真を撮る。

狭い山頂で食事後は、小社峠に下り、沢沿いを下山していった。急登のいやらしい道を通らないので、安心して下山することができた。

計画した温泉は、集合時点で中止したため、現地にて解散となった。大人数の例会山行だったが、CLがうまくまとめてくれて、無事に終える事が出来た。

県庁駐車場 7:00-現地駐車場8:55スタート-林道ゲート9:27仙鶏尾根10:28-能登山分岐11:23-仙ヶ岳西峰12-31(登り3時間4分)昼食12:31~13:15-小社峠13:34-仙鶏尾根分岐14:19-林道ゲート15:00仙ヶ岳駐車場15:28-現地解散

先週に逆ルートで通ったが、うっかりしてルートミスを起こしてしまった

地図やGPS上で確認しても沢のどちらを行くか、案内があっても難しい

百名山企画 妙高山 日帰り

妙高山日帰り 10月18日(日)

参加者 8人(7人+1名)

土日で火打~妙高の計画だったが、土曜日が雨予報になり日曜日の日帰り妙高山の企画となりました。参加メンバーは7人までに収まり、1台で行くことになりましたが、出発時間は早い。3:30に美濃で集合し、4時間ほどで現地に着く。トンネル通行止めなどはあったが、登山口に着くと満車状態で」トンネル入り口に路駐しました。

天気は快晴、紅葉真っ盛りである。登山口近くまで温泉旅館があり、下山後は楽しみでもある。
温泉施設の管理のためか、コンクリートの急坂の道が続く。黄金の湯とか河原の温泉は無料である。赤倉温泉源湯には、管理施設とお風呂もある。滝が見えて、麻平に着く。
小川に流れるのは温泉成分を含んだ水なのか、白くツルツルである。しかし、暖かいのではない。やがて胸突き八丁に来る。
ゴロゴロとした急登を登りきると天狗堂1930mに着いた。大勢の登山者が休憩中でした。

長めの休憩の後、光善寺池2070mに着いた。薄氷が張っていて、冬の入り口を感じた。
そして8合目の風穴2120m。秋なのでか、涼しい風はなかった。下界の雲海はまだとどまっている。
外輪山が目に飛び込んでくるころには木々の葉は落葉している。白い幹と笹の濃い緑、青空と野尻湖、雲海、湧き上がるガス、山肌の紅葉、一度にたくさんの美しさを味わう。

登山道わきの日陰には雪が残っている。
風穴から510mでクサリ場に着く。下山者と登りの登山者で渋滞が起きている。石を彫り込んであるので、足掛けが出来ていて鎖を頼る必要はない。妙高大神まで400m

こういうところは、実に楽しい。サクッと登れてしまう。下りも同じルートなので、足運びや、体の向きは注意したい。
鎖場を過ぎてからも噴火した岩山は続く。リーダーから一気に行こうと声がかかる。
溶けだした岩がそのまま固まって、粘土のひび割れのように、形を保っている。
登りきると妙高大神2454m。
集合写真を撮っていただき、三角点のある山頂に向かう。昨日の雪が登山道をぐちゃぐちゃにしている。
ここから500mで妙高山山頂。途中に日本岩がある。雪が残っているが、さほど寒さを感じない。風がないから、ありがたい。
ここでも集合写真を撮ってもらう。みんな満足の笑顔だ。
山頂からはこんもりした焼山、そして火打山がきれいだ。
火打山から妙高山に至るまでは大きく下らなければいけない。昨日、強行してテン泊しないでよかったと思うのである。
30分のお昼をとって下山する。南峰へ戻ると、行きに抜いたグループの人だかりができていた。そして鎖場も慎重に通過。登りの人がいない時間なので、スムーズに下山する。

胸突き八丁を過ぎて河原に出ると、皆休憩していた。
麻平の分岐の沢には温泉が湧き出ていて、皆さん手を突っ込んで確認する。
リーダーから麻平方面に行こうと、話が出てそちらにルート変更する。
ワイルド感漂うルートは奥美濃の山に似た雰囲気がある。ブナの黄葉がきれい。
向かいの山肌は紅葉を見せていて、楓の赤も鮮やかである。

右下には登ってきた道と温泉施設が見える。声が聞こえるのか、ヤッホーの声がして、山びこで返答する。血の池とあるが近くに池はなし。
麻平分岐は2合目1340m。紅葉を楽しみながら歩くと、真新しい橋に来る。

橋の下には露天風呂があり、観光客も入浴に来ていた。左に細く長い滝を見て過ぎると温泉旅館街のある登山口に着く。神奈山も気になる山だ。
1人車を回収して、土産物屋でキノコ汁がうまいという話で即注文。食べている途中で、露天風呂巡りのリーダーが合流。キノコ汁の後、男性陣は無料の露天風呂に向かう。女性陣は温泉旅館で日帰り入浴700円につかる。
恵那山トンネル近くでは工事渋滞で16キロ90分の表示があったが、それなりに通過できた。

バリエーション山行 黒壁

黒壁の担当CLになった。今日、岐阜百山を完登するメンバーがいてお祝い登山でもある。藪山なのに当初からたくさんの参加申し込みがあって、本当に大丈夫なのかという気がしていた。実際には9名になったわけだが、それでも多いほうだ。メンバー的には不安はない。1日晴れのつもりだったが、それも雨に降られた。

駐車場には多くの車があったが、皆夜叉が池の登山者ばかりである。一般の登山者は好き好んで登らない山である。藪の跳ね返りから身を守るために、ヘルメット、サングラス、手袋、脚絆など。服装は敗れても良い服を着てくるようにと案内を出してある。CLは鉈にのこぎり、あとはテープ。
登りもテープを見つけて登っていけば、登れてしまう。下りように、振り返りながら、細かくテープをつけていく。
先頭はベテランのK山さんなので、ルートどりやペース配分はお任せである。自分はテープ付け係。
藪の中でもルートを外さなければ、問題なく歩ける。
休憩時に見た夜叉壁はきれいだった。その後は冬型の気圧配置で雨が降り出す。
土砂降りではないが、笹が濡れると手も上着も濡れる。これが冷たい。山頂について、お祝いセレモニーと記念撮影。

3人がそれぞれ作ってきたボード(紙)に個性があって、どれが誰の作品かクイズを出すとメルヘンチックに作っていたT明さんに全員外れ。全員笑い。
昼には早いし、雨が降っているので下山しようということになり、すぐに下山します。これがまずかったのか、Mさんが遅れだす。休憩していて、声掛けに反応が鈍い。まずい、暖かいお湯と、お菓子、食料、アミノバイタルなど摂取して休みます。
待っているメンバーは当然、寒かったようで申し訳ない。けがや疲労でもないので、ゆっくりと下山していく。その都度、声掛けして状態を確認した。
安定した場所で昼頃になり、寒い中立ったままで食事をとる。あとは濡れた手と体で寒さに耐えながら下る。足元は滑るので、つかめるものはつかんで下る。
駐車場に近づくと声が聞こえだして、ほっとする。1人ずつ垂れ幕をくぐって下山した。
車に向かうメンバーの顔は達成感に満ち溢れている、いい顔をしていた。
まずは無事下山お疲れ様、W部さん、岐阜百山完登おめでとうございます。

百名山企画 薬師岳から雲ノ平周遊

シルバーウィークは雲ノ平へ。
企画者は私。秋雨前線の位置が日々変わり、お天気が読めなくて、一度は月火で薬師岳だけにすることとしたけれど、みんな雲ノ平に行きたいようで、予報では日曜日は山頂は雪かみぞれが降る可能性があり、かなり寒いけれどそれでも行きたいかと参加者に聞いたところ全員が行きたいという・・・それならば行くしかない。
日月火で薬師岳から雲ノ平周遊となりました。

有峰林道開通の時間に合わせて到着すべく出発。開通時間を待つ間に、係のおじさんがクマに注意、車に食べ物は置かない、窓を開けっぱなしにしないと注意喚起のパンフレットを配っていました。くま怖い。

連休初日に折立に入る予定でしたが、天気予報を見て一日ずらしたため、駐車場は臨時駐車場にしか止められませんでした。臨時駐車場に入るにも渋滞で進まない・・・
こんなに車が止まっていてはテン場がいっぱいになってしまうと、リーダー(奴隷歩荷)が6テンを担いで先発スタート。渋滞で動かない車からいきなり降りてきてデカイザックを担いで出発するリーダーを驚愕の目でみる周りの人たち(笑)

駐車するだけでかなりの時間がかかり、出発が遅れましたが、残る4人でスタート。
重い荷物を担いで登ります。テン場はリーダーが場所取りをしてくれているので、バテないようにゆっくり登らせていただけました。

テン場に到着すると、すぐわかる最適地に張ってありました。一人1000円。ありがとうリーダー。リーダー不在なので山頂にいるのでしょう。私たちも準備して向かいます。

が、重い荷物でここまで登ってきたので、疲れもたまっていてスタート時、体が重い。一度登っているからやめようか・・・と弱音が出たりもしましたが、どんどん進んでいくと戻ってくるリーダーと出会いました。
私たちは4人で山頂へ。山頂は劔岳はガスで見えなかったけれど、水晶や赤牛方面はバッチリ見えました。そして、とにかく寒い。でも天気予報でみぞれか雪と言われていたけれど晴れたことに感謝するのみです。

下ってくるとビールの出張販売をしていました。前に来たときにはなかったので驚。夕食は赤から豚肉鍋。5人で800gの豚肉を食べました。
トイレはペーパーがあり、水場の水はジャンジャンでているのが本当にありがたい。
が、テン場がいっぱいなので、朝のトイレは行列でした・・・

翌日は朝霧の中を雲ノ平へ出発。まずは薬師沢への下り。途中から木道が出てきて夢のように美しい景色です。静かで人も少なく紅葉が始まっていて、こんな時にここを歩ける幸せを味わいました。

薬師沢小屋では冷えたフルーツ缶を食べてパワーチャージし雲ノ平の登りに。ここは前回にヘトヘトになって登った所。今回もここを登ると思うと憂鬱で仕方なかったのですが、バテないように登るしかないのでゆっくりゆっくり登りました。私、サブリーダーなので先頭なんです。ペースを考えながら慎重に。そしてここの岩は滑るので下りが心配だなぁと思いながらも、なんとか登り終えました。

樹林帯を過ぎて広いところに出てやっと休憩。ここから少し進むとアラスカ庭園。いよいよ雲ノ平に入ってきたという感じです。草紅葉も進んできていいカンジ。静かでゆったりした時間が流れています。もう至福の時。
雲ノ平山荘まで更に少し登りますが、山荘について当初の目的だったTシャツを買いました。シルバーウィークのテン場は要予約でした。一人1500円。
テン場は少し下ったところにあります。水場は看板に書いてある場所と少し違う所で、迷っていたら近くにテントを張っていた人が教えてくださいました。トイレはペーパーはありましたが、個室の一つはドアが外れていて使えませんでした・・・

みんなは祖父岳に向かいましたが、一度登っているので、当初の目的通り「雲ノ平でまったりする」を満喫しました。前回は初日にここまで来て泊って翌朝出発したので、雲ノ平に泊まっただけでした。今回はの~んびり景色を見て、流れる雲を見て、コーヒーを飲んで、お昼寝して・・・と忙しい日常を忘れた贅沢な時間を過ごしました。まったりしていたら祖父岳の中腹から呼ぶ声が。みんなが手を振っていました。あの呼び声はテン場中響き渡っていましたが・・・汗

夕食はいつもの岐阜県民ソウルフードのケイチャン鍋。夜中の星空はみごとでした。

翌朝は早朝に出発し、霜で凍った木道を慎重に進みながら祖母岳へ。ここで日の出を見ました。ここも山頂が広々していて思った以上に素敵でした。山頂はアルプス庭園となっていました。水晶から登る朝日の光の筋がみごとでした。
木道はすべるのでモンベルの滑り止めが巧を奏しました。持ってきてよかった。前に来たときは霜で思い切り滑って尾てい骨が折れたかと思いました。

雲ノ平の下りはやはり滑りやすく、みんな何回か滑ってました。滑り落ちてきたメンバーをガシッととめたりしながら、全員ケガなく下り切り、薬師沢小屋へ。
ここで再びフルーツ缶。太郎平への登りへのパワーチャージです。ここから登りなのが憂鬱・・・小屋からすぐの登りのキツイこと・・・

が、基本的には木道を進むので、紅葉が始まった晴れた山を満喫できました。
ここは別世界だわ。太郎平への登り返しは登り返し嫌いの私にとっては悪夢でしたが、まーゆっくり登ればなんとか・・・

あとは折立まで下るだけ。白樺荘でお風呂に入り、立山サンダーバートでお買い物をして帰りました。

雲ノ平・・・ここは名だたるピークはないけれど、本当に別世界です。ここでまったりして忙しかった今年の疲れを癒すことができました。ココはほんとうにいい所だ。

例会山行 南木曽岳

日本山岳会岐阜支部の例会山行で南木曽岳に行ってきました。
ココに来るのは7~8年ぶりかな。

コロナ自粛でテレビの番をしていた方々も、こぞって参加されたので大人数になりました。平均年齢は75歳くらいでしょうか・・・
サブリーダーなので先頭を歩きます。大先輩方がバテないように、ゆっくり登りますが、その上呼吸を聞きながらハアハアしだすとペースダウンして本当にゆっくりゆっくり登りました。

この山は距離も短く累積標高もそれほどではありませんが、急ではしごや階段がたくさんあるので、かなり気を使いましたが、標識はしっかりしているし、朽ちた木の階段のように見えますが、意外としっかりしています。

こまめに休憩をとりながら、たまに吹く涼しい風に癒されながら山頂に到着。ここは一番高いところより2m低いけれど山頂プレートや三角点があり、ここが山頂となっているようです。が、眺望はまったくありません・・・

ここから少し進むと展望台があり、御嶽山や乗鞍岳が見えるのですが、この日は雲に隠れて見えませんでした。さらに進むと避難小屋とトイレがあります。トイレは新しいようでとてもきれいです。ペーパーもあります。

避難小屋の上が眺望が良くランチに最適地です。ここでのんびり休憩してから下山です。

下山だけど登りなのが釈然としませんが、少し登ぼると摩利支天との分岐。摩利支天は崖にある岩場です。ここで岩に登り肝試し!?

下山も急で木の根が張り出していたり、はしごや階段がたくさんあって、ここもみなさんが滑落しないよう神経を使いました。ふたりほど転びましたがケガもなく下山できてひと安心です。

ゆっくりペースではありましたが、みんなでワイワイと登る例会山行は楽しいですね。