9月例会山行(自然観察会) 明 神 の 森 、明 神 山 ( 658.7m 三等三角点 )

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前々日まで天候が優れずに心配したが、当日は晴れて絶好の鷹の渡り日和。明神の森展望地に着くと、すでに10名程の野鳥の会の人が観察中であった。野鳥の会の渡辺さんから、鷹の渡りについて説明を聞いた。上昇気流をうまく利用して、羽ばたくことなく旋回しながら高度をかせぐ、これを称して“鷹柱”という。何羽もの鳥が集まっているが、集団で渡るのでなく単独で渡るのだそうだ。鷹に発信機をつけ人工衛星を利用した追跡調査もされており、東南アジア方面まで渡ることも判明しているとか。渡りは春と秋に見られるが、秋の方が数が多く目立つなど、とても勉強になった。鳥ではないがアサギマダラ(蝶)の渡りについても話が聞けた。
説明の後は自由観察となった。遥かかなたに鷹らしきものは見えるが遠くてよく判らない。老人会ご一行様などと言われ、並んで腰掛けて観察し30分程経過。「今年はダメだね。引き揚げようか」と話していた時、上空に10数羽の鷹が輪を描くように舞い上がり、西の伊吹山の方へと流れて行くのが見えた。サシバ30羽に対して1~3羽のハチクマらしき黒い大きめの鷹が混ざっていた。そのうちに多くの鷹が飛来し、見事な鷹柱を形成していった。後からの情報で、この日の渡った数は1573羽で前日の約3倍だったという話であった。沢山の鷹にリーダーの藤田さんの安堵の笑顔が印象に残る。管理事務所前の駐車場あたりで、鷹の渡りを眺めながらかなり早めの昼食をとった。
その後明神山に登り、車で石田三成陣跡へ。ほんの5分で登れる笹尾山にて関ヶ原の戦いの歴史等を学び、美濃国分寺に戻り解散となった 。           [下畑佐和子 記]

[日 時] 平成30年9月23日(日) (晴れ)
[場 所] 関ヶ原町、明神山・笹尾山
[参加者] 藤田純江(L)、大脇美代、後藤 允、下畑佐和子、白木しづゑ、高木基揚、武田幸男、長屋桂子、林 靖子、早田道治、藤井法道、馬淵 等、三宅一正、横田昭夫、ほか1名  計15名
[タイム] 美濃国分寺7:30=関ヶ原明神の森管理事務所駐車場(観察会・昼食)8:00~11:15―明神山11:35=石田三成陣跡(笹尾山)12:40=美濃国分寺13:10(解散)
[地 図] 関ヶ原(岐阜12-2)

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