御殿山(559m 三角点なし)、平木山 (544.4m 三等三角点)
美濃加茂の山へようこそ!のはずだったが、寒波襲来で生憎の雪中山行となった。9時に待ち合わせ場所に集まった本日の参加者12名は、右手に6月例会で登った富士山を眺めながら一路北へ進む。三和町に入り廿屋川に沿って上廿屋に至り、そこから水無瀬林道を上る。晴れなれば行く手に平木山、天吹山、御殿山と連なる稜線を望める筈であるが、今日は厚い雲がかかっている。林道を左折した所にある白山神社登山口に駐車する。
▲御殿山頂上で参加者一同
10時出発。鳥居を潜り石段を登る。山道に入り20分で治田洞からの奥山自然歩道との出合い標識を左折、上りが続く。このあたりは落ち葉が積もり、その上に雪という滑りの二重奏である。やがて、空も明るくなり御殿山山系の稜線に出る。東に天吹山、平木山に通ずる分岐点で、西へ100mが『美濃の山』に書かれているお拝殿、机には新雪が2㎝ほど乗っかっていた。拝殿の右手に石段が上に延び、その先に白山神社奥宮が鎮座まします。拝礼の後山頂で万歳三唱、会旗を囲んで記念撮影の後平木山に向かう。
昭和52年に奥山自然歩道の整備が始まった時に、市の山岳会が縦走路を受け持った。私も参加したことを思い出しながらの歩みである。
標高538mの天吹山を越え、反射板が見えてきて平木山に到着。三等三角点の山であるが、山頂は御殿山の方が威容がある。昼食を摂り記念撮影をした後、来た道を引き返す。雪は降り続いている。晴れなれば白山や噴煙を上げる御嶽山、それに北アルプスの山々が望める所である。稜線を歩きながら見上げると雪の白と松の緑のコントラストが美しい。時折雪が舞う「ひかげつつじ」の群生地を通り、御殿山直下の分岐点(500m)から下山し登山口に着く。
無事に帰り着いたが、途中何度転びその都度助け起こされたことか判らない。鞭打てど進まず、もどかしい自分に腹が立つ。老体にはきつい山旅でした。 [影山英雄 記]
[日 時] 平成26年12月14日(日) [場 所] 岐阜県美濃加茂市三和町上廿屋、治田洞 [参加者] 今峰正利、影山英雄、影山千代子、神山敬三、後藤 允、佐藤正雄、白木貞次、 白木しづゑ、竹中美幸、竹中佳美、長屋桂子、林 靖子 [タイム] 「みのかも健康の森」高木山東駐車場9:00=白山神社駐車場登山口10:00―御 殿山11:10~11:20―天吹山-平木山(昼食)12:10~12:45―天吹山-下山道分 岐13:30―白山神社駐車場14:00(解散)
[地 図] 1/20万;飯田 1/5万;金山 1/2.5万;上麻生