6月バリエーション山行   三方崩山(2,058,7m 二等三角点)

6月バリエーション山行

三方崩山(2,058,7M 二等三角点)
昨年9月、白山を平瀬道から登った時、初めて三方崩山の名前に接した。「いい山だ、機会があれば行くべきだよ。」と、その時に教えてもらった。今回の山行に一も二もなく、すべてのスケジュールを調整してエントリーしたのは、耳から離れることのなかった強烈な山名に、反応したからである。
さて当日。梅雨入り前の最高のコンデション。5:00に美濃総合庁舎集合。チェンソーを片手に、満面の笑みの後藤さんがみえた。どうやら車道の途中に倒木があり、チェンソーでそれを処理する、と言う。さすがに岐阜支部である。林業をテーマにした邦画のワンシーンを勝手に想像した。6:30、道の駅飛騨白山着。3台の4WD車に分乗、噂の車道を登る。かなりの悪路だ。が、しばらくすると、後藤さんからNGサイン。降りてみると倒木は1本だけではなく、雪の影響を思わせる青々とした葉を蓄えた大木達が、完全に道を塞いでいた。これは気合の入る山行になる、素直に思った。
7:00、当初の予定通りにA隊6名、B隊6名で登山路に入る。ミズナラ等の大木の急坂をしばし歩くと、やがてブナばかりの美しい林になる。8時過ぎ、4等三角点で一本休憩を入れる。竹中美幸さんが後からくるB隊への差し入れ、漬け輪切りレモンをリレーする。1200Mを越えたあたりからは、尾根がところどころで見えてきた。雪渓の白、春を告げる青葉、荒らしい岩肌、そして青空のコントラストが美しい。絵に描いたような美しさ、ではなく、美しい風景のオリジナルを目に焼き付ける。この段階では、の感想である。
しばらくすると、いよいよ尾根が近づいてきた。どうも両側が崩れている個所もある。奈落の状を呈している。どうにかなるさ、と初めの内は粋がっていたが、途中からは気合ボタンより、非常ボタンを押したくなった。山頂は予定より30分早く10:30。アラサー(20代後半)の男性二人とソロの方が先客で昼食をとられていたが、崩れ方が想像以上だと、話をしている。新しく崩れた思われるところは、鎖の先にロープを足してあったが、鎖の支点石は浮いており、かつロープも崩れに対して短い。下りは気を付けないと、各々語る。「うーん、前と違うなぁ、崩れが出ているぇ。この次来る時は、この山頂もあるのかなぁ。」と、三回目登頂の某会員。確かに尾根にあった四等三角点も、山頂の道標も傾いていた。無言で昼食をとり、おもむろに紐を締めなおす。その後B隊が到着する。先輩たちは満面の笑み、年齢自慢の話に花が咲いている。艶やかな大先輩達と接するうちに、下りへの恐怖感は和らいできた。神山さんに靴ひもの締め方を教わり、東明さんに滑らない歩き方講習を受ける。
下りは今峰さんの指示で、竹中サブリーダーの次を歩かせていただいた。教わりながら、すべてを実践する。緊張が解けたのだろうか、尾根の風がココチ良かった。今、データを振り返れば、黄色いスミレやら愛らしい花々の写真は、すべて下りで撮影されている。現金なものだ、と自分を知る。
下りはメンバーの脚の具合を見極めるシーンがあり、最後はAB隊合流での下山となった。予定時間を過ぎたが、いろいろな話で大いに盛り上がる。登山口で山の水を得る。この水は抜群に美味しかった。道の駅での足湯をしながらの、コーラもおいしかった。
山はルーツを想像させるネーミングが多い。この三方崩山、いつからこの名前を頂戴したのだろう。名前にふさわしい山であった。可憐な花との出会いも楽しかった(たくさんの花がありすぎて、黄色のスミレしか覚えていない)。又いつかチャレンジしたいと思うが、違う風景、ルート山になっているような気がする。
いずれにしろ、会員として基礎体力、登山スキルの向上に注力する、と誓う次第です。
[塩入英樹 記]

[日時]  平成30年6月3日(日)
[場所]  岐阜県白川村平瀬
[参加者] 竹中美幸、神山敬三、今峰正利、小林和雄、東明裕、梅田直美、後藤允、苅谷敬三、竹中佳美、白木貞次、馬渕等、塩入英樹
[タイム] 美濃総合庁舎5:00~道の飛騨白山6:30~6:40―上部登山口
7:00出~頂上10:30~11:30―上部登山口16:00~16:20―道の駅飛騨白山16:30~17:00(解散)-美濃総合庁舎18:30  (東京24:00)
[地図]  新岩間温泉、平瀬

平成30年 第三回 リハビリ登山 5月6日 三井山

平成30年 第三回 リハビリ登山
5月6日 三井山(各務原市三井山町)
<参加者>
支部会員:梅田直美、大脇美代、神山敬三、杉山美智子、竹中美幸、長屋桂子、林靖子、早田道治、古田 大、堀 義博、水谷嘉宏、水野真美、久野菊子(会友)
以下の方々を含む
アルツハイマー型認知症:2名   レビー小体型認知症:1名
腰椎圧迫骨折:1名   脳 梗 塞:4名   小児麻痺;髄膜炎:1名
その他補助参加者、家族など 7名    総員 29名
<コースタイム>
10:00 三井山駐車場 集合
自己紹介(受持ち担当の紹介)―準備体操―歩行開始
11:00〜東屋で長屋さんのフルート演奏で休息
12:00〜山頂到着  昼食
13:00〜下山開始
14:00〜駐車場到着
<レポート>
晴天に恵まれ登山開始です。今回は初参加の方が4名です。
会員のサポートは今回から患者さん1につき1人サポートを付ける形に変更する。お互い初対面で状態も不明なところを、事前の情報確認で疾患の大枠を把握する。そのお陰でスムーズに山行が始まる。
暑さもあり適宜休息を入れながらゆっくり登って行きました。
東屋で長屋さんのフルート演奏で皆ほっと一息つく。 故郷、みかんの花咲く丘など皆で口ずさみ山行の疲れを癒やす。一体感を感じました。
山頂に到着し皆で昼食です。屋外での昼食など高齢で病気を持っている方には稀な機会です。皆楽しそうに食べてました。
しかし、参加者の1人が若干意識を失う場面があった。口腔内の食べ物を取り出し芝生の上で臥床させる。すぐに意識を取り戻し落ち着きを見せる。 下山には十分注意し大きな変化なく無事下山する。 原因は不明だが脳血流の低下によるものと推測する。
今回は事前に参加者の疾患情報を共有し、担当者を決めていたことでスムーズな山行となった。
<記 古田 大>

次回は、6月24日(日)を予定していますが、梅雨のさなか気温が高い場合は危険ですので中止致します。

 

2月例会山行  明 王 山 ( 383.0m 二等三角点 )

2月例会山行

明 王 山 ( 383.0m 二等三角点 )

好天に恵まれた各務ヶ原アルプス、別名、関南アルプスの一つ、明王山山行です。通常の山行より集合時間も遅く、山に行くというより近所にウォーキングするような感じでした。9:30集合ということで準備も万端です。明王山はリハビリ登山でも定番の山です。体力さえ問題無ければ、認知症の方でも比較的容易に登ることができます。
今回は猿啄城周回コース、猿啄城から明王山山頂を経由するコースです。猿啄城までの上りで身体が暖まり、準備運動完了と行きたいところですが、ここから山頂まではのどかな稜線コースで、どちらが準備運動か分かりません。猿啄城までの上りで体力を使い切った方もいたかもしれませんが、のどかな稜線コースでは会話を充分楽しみながら歩けました。山頂では風も無く、1時間ほどゆっくり昼食出来ました。無風快晴の中遠くは名古屋市内、近くは犬山城を見降ろし、心地よいひとときを過ごせました。帰路も身体より会話がはずみ、あっという間の山行でした。   [古田 大 記]

[日 時] 平成30年2月25日(日) (快晴)
[場 所] 坂祝町勝山 ~ 各務原市鵜沼町 ~ 坂祝町勝山 計13名
[参加者] 古田 大(L)、大口瑛司、神山敬三、後藤 允、小島孝子、下畑佐和子、杉山美智子、竹中美幸、竹中佳美、林 靖子、三宅一正、山田昌孝、山本善貴
[タイム] 猿啄城駐車場9:30-猿啄城(城山)10:00-明王山山頂11:30~12:30-猿啄城駐車場14:00(解散)

[地 図] 美濃関(岐阜4-1)

1月バリエーション山行  見 当 山 (1351.9m 二等三角点)

1月バリエーション山行

見 当 山 (1351.9m 二等三角点)

当初予定では金曜日の夜集合してテント生活のはずだったが、大寒に入ってからの大雪で岩ケ谷山の頂上は無理、サブコースの三之宿への尾根も無理と判断した。色々思案し、朝出て登れる山として見当山に目標を変えた。集合時間が過ぎても中々現れぬ水谷さんを待ったが、あきらめて30分遅れで出発する。
早朝の高速道路を快適に走り、ひるがのSAで鈴木さんと合流し、積雪70㎝ほどの「牧歌の里温泉」へ。さらに除雪の終点、クラブハウス入口までおよそ2㎞を車で移動し、身支度を整え出発する。
歩きはワッパが効いて多少潜る程度だが長くは続かない。交代にトップに立ち順調に歩を進める。右側の駐車場を過ぎ谷間の林道を辿る。橋を渡って先の三叉路を右に進み、左側の斜面に取り付く。1268mで一服。谷を挟んだ正面に目指す見当山を確認。遠いなァ。大きく右迂回する尾根を快調に登り見当山頂上。東側の荘川一色方面、西側のひるがの牧歌の里方面も雪面の所々を黒くしていた。積雪はどの位か、ピッケルを刺しても届かない。
帰りは登り道を300m戻り、南に続く尾根を伝う。100周年記念の分水嶺踏査を思い出す。勤めていた当時の別荘に泊り、早朝に登り出した話をする。1342m地点で鷲ケ岳に続く尾根から南西に250m進み、後は西に下ればよいと一服。単調な尾根下りを続けて、登りで経由した橋に戻り一安心。白鳥の「美人の湯」に入り気分一新しました。    [今峰正利 記]

[日 時] 平成30年1月27日(土) (曇り)
[場 所] 郡上市高鷲町鷲見 ~ 高山市荘川町一色
[参加者] 今峰正利、小林和雄、鈴木寛人、東明 裕   計4名
[タイム] 美濃総合庁舎6:00=蛭ケ野SA7:10=デイリー郡上CC7:40-見当山10:15-デイ リー郡上CC12:10=美濃総合庁舎14:00(解散)
[地 図] 白鳥(岐阜1-4)

1月例会山行 池 田 山 ( 923.7m 二等三角点 )

1月例会山行

池 田 山 ( 923.7m 二等三角点 )

Aチーム(縦走コース)
前日まで寒波が到来しており天候が懸念されたが、幸い朝から快晴となった。今回の山行は池田山を南北に縦走しようというものである。6時45分に池田温泉道の駅に集合した。まずゴール予定の蛇谷林道起点付近に車をデポした後、車に乗り合わせ7時40分に青羅公園に到着して登山を開始した。
雪はまだ10cm以下でつぼ足で登っていく。始めは公園の階段に沿って登り、最初の東屋へ到着した。ここから先はルートを探しながらの登りとなる。メンバー全員で先頭を交代しながら登って行く。途中、池田山へ向かう北への尾根筋が分かりにくく、東へ延びる尾根に足を踏み入れてしまう。すぐに気づき分岐まで戻ったが、現在位置を常に確認しながら登ることの大切さを改めて学んだ。
尾根の登りが続き、息が上がり暑くなってくる。風がなく穏やかな日和である。標高600~
700m程度の所で、雪が多くなってきたためワカンを装着する。高度をどんどんと上げて行くと、進行方向の左手に伊吹山、右手に御嶽、乗鞍、南アルプスと壮大な景色が広がる。
11時に池田山直下の駐車場へ到着する。周回コースを取るBチームのトレースが無いようなので、まだ来ていないのだろうかと話合う。最後の斜面を登り切ると山頂へ到着した。展望台の上に登り昼食の準備をしているとBチームが到着。皆で記念撮影。
我々Aチームは先が長いため、昼食もそこそこに北へ向かって縦走を開始した。北側のためか雪は山頂よりも多い。新入会員で最年少の田中君が先頭である。雪山は初めてとのことであったが、地図を片手に適確にルートファインディングし、メンバーを唸らせた。尾根筋を下るため何度も林道を横切る。すると、バイクでツーリングする若い男性が現れる。こんな雪の中珍しいと言って、皆で声をかける。登山とバイクという全く別分野ではあるが、山好きは一緒のようである。
北側の尾根は急な箇所が多く、しかも着雪が少ない斜面も多いため、下りは手を焼いた。
15:10ようやく下山。デポされた車に分乗して池田温泉まで戻る。    [久田宗昌 記]

[日 時] 平成30年1月14日(日) (快晴)
[場 所] 垂井町大滝 ~ 垂井町・池田町 境 ~ 揖斐川町・池田町 境 ~ 揖斐川町瑞岩寺
[参加者] 竹中美幸(L)、梅田直美、苅谷敬三、神山敬三、小林和雄、小室左内、田中啓太、久田宗昌、山田昌孝               計9名
[タイム] 池田温泉6:45=到着地点デポ地=青羅公園7:40-尾根分岐8:40-池田山駐車場11:00-池田山頂上11:40~12:10-到着地点(鉄塔)15:10=池田温泉

[地 図] 大垣(岐阜8-4)、池野(岐阜8-3)

Bチーム(往復コース)
積雪状況や現地までの路面状況が気になりましたが、快晴に恵まれた池田山山行です。今回は、初参加の女性も含めスノーシューの練習も兼ねた山行になりました。登山開始より雪面を踏み込む心地良さを感じながら登りました。
先行した登山者の踏み跡や、動物の踏み跡を確認しながら弾む息は白く軽快でした。登り始めてから展望が開ける場所があり能郷白山などを眼前に休憩です。参加者の様々なおやつを分け合い疲れた身体を癒しました。今回も皆様のおやつにお世話になりました。
栄養補給し歩を進めているところハンググライダーのジャンプ台に到着。そこから見下ろす池田町に飛んで行ってしまいたい衝動にかられましたが、恐怖心が先行し事なきを得ました。新入会員の方がスノーシューを装着しての雪道歩行の訓練です。初めてなので戸惑いもありましたが若さと本気で乗り切りました。
今回の池田山は2つのルートに別れての山行でしたので昼食時に山頂で出合いました。山頂で昼食後、記念撮影です。多くの参加者が労をねぎらい心地良い瞬間でした。
当初は周回コースで下山ルートは登りと別の予定でしたが、雪の状況から登りと同じルートで霞間ヶ渓に下りることに変更しました。道の駅に到着してから何を食べようか、温泉に入ろうか。など考えながらのんびり下山しました。 [古田 大 記]
[日 時] 平成30年1月14日(日) (快晴)
[場 所] 池田町藤代~垂井町・池田町 境~揖斐川町・池田町 境
[参加者] 東明 裕(L)、後藤 允、小島孝子、清水友子、下畑佐和子、白木しづゑ、古田 大、水野真実                     計8名
[タイム] 道の駅「池田」7:00=霞間ヶ渓7:30-池田山山頂12:00-霞間ヶ渓15:00

[地 図] 池野(岐阜8-3)

11月例会山行 蝿 帽 子 嶺 ( 1037.3m 三等三角点 )

11月例会山行

蝿 帽 子 嶺 ( 1037.3m 三等三角点 )

温見峠へ向かう国道(酷道)を転落しないかと助手席で冷や冷やしながら、登山口駐車場に着く。リーダーの私は先日渡渉の具合を下見して、ロープを張り準備しておいた。河原へ降りていくと、広場に1台の車とテントがある。私が張っておいたロープを利用して先行したのだろうか?
遠くで猿が甲高く鳴き、警戒しているようだ。先日より水量は減っているようだが、流れは早い。ウエダーを2本用意してきたので、1人ずつウエダーを履き替え手渡しを繰り返す。渡渉し終えるのに25分くらいかかったが、全員濡れることなく渡渉できた。
私は3回目の蠅帽子だが、登山道はわかりづらく歩きにくくなっていた。トラバース状の道なので濡れていて滑りやすく、転倒者もあったが幸い怪我はなかった。紅葉は素晴らしく、気持ちがいい。尾根の突き当りの根上がり桧でためらうが、水谷さんの助言でトラバース道を峠方面に進む。崩落した道を慎重に木の根元を掴みながら進んだ。本当に道なのかと不安がるメンバーも峠に着くと大満足、峠の地蔵様に感謝と安全祈願で手を合わせる。
集合写真を撮り、尾根を進んで山頂に到着。グーグルアースで確認したという竹中さんのいうとおり、山頂は前よりも広くなっていた。食事後は下山ポイントまで戻り激下りするが、ルートを外して大失態。修正を繰り返しながらルート復帰を試みるも戻ることができない。メンバーから登り返そうという意見で、少しの登り返しで尾根に合流、その尾根を下り登ってきたルートに合流することができた。あとは外さないように確認しながら下山、乳くれ地蔵さんに感謝の礼を言う。最後の渡渉も無事に終えた時、すでに朝の車は無くなっていた。登山中は会わなかったし、不思議だ。帰りの国道走行を無事クリアして道の駅で解散。
今回の山行ではリーダーとして大いに反省する点があった。ルートを外した時点で早く気づかなかったこと、間違えた地点に戻らなかったことである。下りながらルートに復帰することは無理だということを学んだ。全員の技量があり、体力もあったため事故にならずに済んでよかった。ハイキングの山でない限り、何度登った経験があろうとも慎重さが必要だ。解散時には渡渉でのお礼までいただいてしまって、申し訳ない限りでした。 [山本善貴 記]

[日 時] 平成29年11月12日(日) (快晴)
[場 所] 本巣市根尾大河原 ~ 根尾大河原・福井県大野市下秋生 境
[参加者] 山本善貴(CL)、竹中美幸(SL)、刈谷敬三、田中啓太、那須哲郎、古田 大、
水谷 透                           計7名
[タイム] 道の駅織部の里6:05=駐車地7:20~(渡渉)~7:45-908m地点9:15-948m地点 9:40-蝿帽子峠10:25~10:40-蝿帽子嶺頂上11:10~11:50-乳くれ地蔵14:20- 渡渉地点14:25~14:40-車止め出発14:55=織部の里15:40(解散)     [地 図] 能郷白山(岐阜6-3)

県外山行(陀羅佛小屋シリーズ)大 姥 山 ( 1003m 三角点なし )

県外山行(陀羅佛小屋シリーズ

大 姥 山 ( 1003m 三角点なし )

陀羅佛小屋シリーズに初参加しました。陀羅佛小屋はぼんやりと「神鳩避難小屋」のような山小屋かと思っていたので、厳冬期用のシュラフにダウンパンツやフリース等の防寒具をフル装備で参加したところ、ストーブ・電気・ガス・水洗トイレがあり、別荘のような素敵な山小屋だったのがうれしい驚きでした。土曜日の12時に岐阜を出発し、大町市のスーパーで夕食の鍋の食材とお酒をたっぷりと買い出しし、女性陣で準備をしました。この日は今峰さんの誕生日だったのでサプライズケーキを購入し、参加者でお誕生日祝いをし、いろいろな話で盛り上がりました。
翌日はゆっくり起床し、朝食後に付近を散歩、冠雪した鹿島槍ヶ岳が素敵でした。この日の山は「大姥山」、金太郎伝説の山です。なんでも金太郎の両親は有明山の八面大王と紅葉鬼人という山姥で、金太郎と山姥の住んでいたのが大姥山だそうです。
車をデポして大姥山登山口に到着し、みんなで紅葉を眺めながらのんびりハイクしているうちに、次から次と鎖場が現れ、助け合いながら登っていきました。途中で金太郎と母親の山姥が住んでいたといわれる「大穴」に立ち寄り、山頂でのんびり昼食を食べて、雪の北アルプスを眺めてまったりしてから下山し、一路岐阜に帰ってきました。
企画して下さった村松さんや参加者の皆様、楽しいひと時をありがとうございました。
[梅田直美 記]
[日 時] 平成29年11月4日(土)~ 5日(日) (晴れ)
[場 所] 長野県大町市八坂(上上篭)
[参加者] 村松哲彦(L)、池田真由美、今峰正利、梅田直美、神山敬三、小島孝子、
下畑佐和子、杉山美智子、東明 裕              計9名
[タイム] 4日 美濃総合庁舎12:00=大町のスーパー=陀羅佛小屋16:00(夕食、宿泊)
5日 陀羅佛小屋7:30=大姥山登山口9:00-大姥山山頂10:40~11:15-登山口         12:35=美濃総合庁舎(解散)
[地 図] 日名(高山1-2)

10月バリエーション山行(ゆっくり山行)百 々 ヶ 峰 ( 417.9m 三等三角点 )

10月バリエーション山行(ゆっくり山行)

百 々 ヶ 峰 ( 417.9m 三等三角点 )

台風と台風の間の秋晴れとなり、絶好の登山日和です。登山道の木々も秋色に染まりはじめ、山頂からは冠雪した御嶽山、乗鞍岳、白山等が眺望出来ました。いつもながら少人数の参加者でしたが、和気あいあいとゆっくり、のんびり、秋の一日を楽しんだ山行でした。
[杉山美智子 記]
[日 時] 平成29年10月26日(木) (快晴)
[場 所] 岐阜市長良、三田洞  ながらふれあいの森
[参加者] 杉山美智子(L)、岡田清美、神山敬三、長屋桂子、早田道治、藤田純江、
馬渕 等                          計7名
[タイム] 三田洞駐車場9:00~9:10-三田洞展望広場9:50~10:00-真福寺山(西峰)10:30
~10:40-百々ヶ峰頂上11:15~13:10-三田洞展望広場-三田洞駐車場14:15
[地 図] 岐阜北部(岐阜4-3)

9月例会山行(自然観察会、野鳥観察)

9月例会山行(自然観察会、野鳥観察)

大谷山(356m 三角点なし) 、滝谷山(398.1m 三等三角点

昨年は下呂御前山で野鳥観察会が行なわれたが参加できなかったので、今回はとても楽しみにしていた。前日まで天気が良くなかったが今日は上々、朝から気持ちの良い秋風が吹く。それにしても、低山なのに朝早い集合だなと思っていたが、その謎はすぐに解けた。何ヶ月も前からこの行事は計画されている。この日、この場所、この時間だけに東南アジアに向かう野鳥の観察が出来るのだ。長年野鳥観察をされてきた経験ならではの集合時間だったのだ。
朝7時30分集合、参加者15名とパーソナル参加5名。リーダーの藤田さん司会で簡単な自己紹介を済ませ、7時45分太子像に向かって気持ちの良い森林の中を歩きはじめた。8時、予定通り太子像広場に着いた。先客の方が何人かいらっしゃった。今日は日本野鳥の会の大塚先生と研究員の方から写真やパネルでの説明をしていただけるとのことだ。
説明が始まるとすぐに「オォ~来たぞ~」と声が聞こえ、一斉に空を見上げるとたくさんの野鳥の群れが渡っている。すごい!すごい!歓声が上がる。そうこうしているうちに、又あっちもこっちもだ。どんどん渡って行く。まずはサシバ、ハチクマ、ツミが確認できると先生が教えて下さった。双眼鏡で覗いてもなかなか追えないが、下の方に来た時にははっきりと肉眼でも大きさが確認できた。ハチクマは120㎝ほど、サシバはカラスより少し大きい、ツミは小さい、ざっくりこんな感じだそうだ。サシバの成鳥と幼鳥の見分け方も教えてもらった。成鳥はお腹の縞が横縞で幼鳥は縦縞だそうだ。そして、たくさんの渡り鳥の中に黒いサシバが2羽確認出来た。これは黒毛型といってとても珍しいらしい。長年野鳥観察をしておられる大塚先生でも、今までに数回しか見たことがないといわれた。
再び先生の解説が始まると又「オォ~来たよ~、ほらあっち、こっち」とこんな風に何度も説明を中断し空を見上げた。時に首も痛くなるほどだった。後から来たご婦人が、毎日朝早く来ているのに今朝は少し遅く来たら「もう渡りのピークは去った」と聞かされ、随分悔しがっておられた。私たちはなんて幸運だったのか。
渡りはお天気の良い晴れた日に、上昇気流に乗って西から東に向かって省エネ飛行をするが、濃尾平野の北端は気流ができやすいからこの辺りはいいポイントだそうだ。今日はいったい何羽渡ったのだろう、数え切れなかった。100羽とも200羽とも・・・。
1時間ほどの野鳥観察を終え、古墳を見てから大谷山に向かった。大谷山の展望台からも渡りの群れを見ることができたので、再び歓声が上がった。20分ほどで滝谷山を越え御獄展望平に到着した。残念ながら今日は御嶽山は雲の中だった。
リーダーの藤田さんから、各自昼食と時間があるのでお昼寝でもどうぞと言われた。今日の渡りの話はもちろん盛り上がったが、Pさんが珍しいクワガタのオスを捕獲し見せていただいたこと、Yさんがたった今マダニに食われたことなどなど話題に事欠かない楽しい談笑の時間は過ぎた。帰りは立花峠経由で気持ちの良い汗をかきながら森林浴コースを下山した。
お天気にも恵まれたくさん野鳥の渡りの観察が出来たこと、この日、この場所、この時間で企画していただき楽しい一日になったことに感謝いたします。又、大塚先生を始め研究員の方に解説をしていただき大変勉強になりました。ありがとうございました。[小島孝子 記]

[日 時] 平成29年9月24日(日) (晴れ)
[場 所] 揖斐郡大野町大字野 ~ 大野町大字野、揖斐川町谷汲、境
[参加者] 藤田純江(CL)、竹中美幸(SL)、梅田直美、神山敬三、小林和雄、下畑佐和子、
白木貞次、白木しづゑ、高橋美江子、竹中佳美、東明 裕、野田紀子、
藤井法道、馬渕 等、山本善貴                計15名
[ゲスト] 大塚之稔氏(日本野鳥の会岐阜代表)、酒井研究員、他3名
[タイム] 大野町運動公園7:40ー聖徳太子像広場8:00~(野鳥観察)~9:00ー大谷山9:30~
(野鳥観察)-滝谷山10:50~御獄展望平(昼食)~立花峠13:00ー運動公園13:40                                       (解散)
[地 図] 美濃神海(岐阜7-2)、北方(岐阜8-1)、池野(岐阜8-3)

春季懇親山行 見当山 1351.9m 平成30年4月22日(日)

見当山 (1,351.9m)

平成29年度の総会が無事に終了した翌日に行われる恒例の山行で見当山に登りました。
見当山は「続ぎふ百山」の本によると、名前の由来は不明であり、山麓の人々の何かの目当てにされたのか、見当をつけて登らねば登れない山なのか、それとも他にいわれがあるのか判然としない山として紹介されています。
総会会場である民宿 甚右ヱ門に宿泊し、翌朝、朝食後に民宿のお弁当を持って、乗り合わせて郡上高原スキー場近くの空き地に駐車しました。
参加者が多いため3グループに分け、スキー場の従業員さんの許可を得てゲレンデを登りました。登るにつれて白山から別山あたりの山々がきれいに見え、ゲレンデトップで山座同位に花が咲きました。
ゲレンデが終わると尾根筋を登っていきましたが、昔はオリエンテーリングが盛んだったのかオリエンテーリング用標識が朽ち果てて、そこここにありましたが、今は歩いている人が少ないのか、笹薮の藪漕ぎゾーンが何か所かあり、こんな山とは思わなかったとの声が上がりました。
途中で北アルプスの山座同位や、地図読みの勉強をし、のんびりハイクをしながら山頂に到着しました。


山頂でお弁当を食べ、しばし休憩後に全員で記念撮影し、再びグループに分かれ、それぞれのグループで下山ルートを選択して下りました。
4月中頃でしたが、初夏のような暑い日でした。
[梅田 直美 記]

[日 時]  平成30年4月22日(日)
[場 所]  岐阜県 見当山
[参加者]  A CL 東明裕・小島孝子・塩入英樹・村松哲彦・竹中美幸・篠田喜美子・
神山敬三・苅谷敬三・梅田直美
B CL今峰正利・後藤允・杉山美智子・竹中佳美・堀義博・馬渕等・横田昭夫・
水谷透
C CL高木基揚・下畑佐和子・白木貞次・長屋桂子・藤田純江・三宅一正・
白木しづゑ
[タイム] 出発 8:14→ 1151m三角点 8:43→ 1304mピーク 10:10→
山頂 10:42 →下山開始 11:30 → 駐車場 12:51