8月バリエーション山行 北アルプス( 鷲羽岳 2924.4m Ⅲ 、水晶岳(黒岳) 2977.9m Ⅲ )

8月17日(金) (晴れ、薄曇り)
3:30、夜明け前に集合し出発。ほどなくして東の方から空が白くなってくる。高山の方は前日は雨だったようで、路面が濡れている。今日は雨上がり。6時過ぎに鍋平に到着、東京から来られた塩入さんとはここで合流する。
6:50、新穂高温泉より出発、わさび平へ。8:00わさび平にて少し休憩。ほどなくして左俣林道の終点となり、沢沿いの登山道を登る。空は曇っているが時折太陽が出てくる。思ったほど人がおらず快適である。9:30秩父沢にて休憩。さらに登っていき、どんどんと高度を上げていく。息が上がってくる。先ほどまで山を覆っていた霧は上の方へ登っていった。
12:00頃に鏡平に到着。鏡池に映る槍ヶ岳を期待していたが、残念ながらその山頂は雲に覆われていた。ともあれ一休みである。鏡平小屋にてカレーライスや天ぷらうどんを食べて出発。ここから弓折乗越まで300m程度の登りがあり息が上がったが、あとは気持ちの良い稜線歩き。時々槍ヶ岳も見えた。14:30、双六小屋テント場に到着。テントを準備して皆で乾杯。夕食は鶏ちゃんの鍋を囲み、19:00には就寝。

8月18日(土) (快晴)
3:30起床。打ち合わせた通りAチーム(東明、久田、古田)は水晶岳、Bチーム(梅田、塩入)は鷲羽岳を目指す。ただし、Aチームは雲の平まで行く組と雲の平までは行かずに黒部源流経由で戻る組に分かれた。私が参加したAチームは4:00に出発。暗い中をヘッドランプの光を頼りに三俣山荘への巻き道を歩く。途中で夜が明けてくる。足下からは霜を踏みしめる音がする。稜線を巻いているが地味に登りが続く。振り返ると朝日を浴びた槍や穂高がそびえ立っていた。今日は雲一つない快晴。
6:00、三俣山荘に到着してしばし休憩。ここからは鷲羽岳が目の前に見える。かなり登っているように見えるが、300m程度の登りと東明さんに教えてもらう。出発して鷲羽岳の大斜面に取り付く。やはり登り応えのある斜面であり、どんどん高度を上げていく。終盤になると斜度がきつくなり、息が上がる。7:10、何とか山頂に到着。山頂は大展望! 南に槍・穂高、遠くに富士山、西に黒部五郎、東に燕岳、北は立山まで一望できる。そして、やや遠くに目的地の水晶岳が黒く見えている。いざ、水晶岳へ。
鷲羽岳から水晶岳へは稜線歩きである。ここまで3時間の道のりがあったためか、アップダウンがやはりしんどく、スピードが落ちるが足を止めずに行く。途中に雲の平への分岐があり、ハイマツ林に入る。ここを抜けると水晶小屋である。小屋にザックをデポして水晶岳へ登る。水晶岳への登りは150m程である。水晶が散りばめられているかのように輝く岩場を抜けて山頂へ。9:10到着。山頂は本当に360度の絶景であり、北には日本海が見える。感動した。
水晶岳より下り、分岐から少し雲の平方面に降りる。黒部源流は透き通った小川が流れており、水がとても美味しい。そして、黒部の山々に囲まれた絶景であった。14:00、三俣山荘に到着し、16:30双六のテントに戻る。夕食はアヒージョとパスタであり、これもまた美味しく、たわいもない話にも花が咲いた。19:00就寝。

8月19日(日) (快晴)
5:00起床、皆さん樅沢岳へ登るというので追いかけることにした。寝起きに200mの登りはきついが、早くしないと槍がかくれてしまうかも。今日もまた快晴。6:00、樅沢岳に到着。朝焼けに照らされた槍~穂高が綺麗である。西側には雲海が広がっている。
テントを片付け、8:00下山開始。白山まで見えるほど晴れており、気持ちの良い下山である。10:30鏡平到着、鏡池に槍が映っていて綺麗である。小屋でかき氷を食べて元気を回復。秩父沢まで一気に降りて休憩。わさび平に13:00頃到着。ここで東明さんが鍋平まで車を取って来るので先に行くと言って頂いたので、お願いすることにした。わさび平の美味しそうなおやつにうしろ髪を引かれる思いがしたが、腰を上げて下山する。14:00に新穂高バスターミナルに到着。すると、東明さんが車で来てくれたところであった。タイミングばっちり![久田宗昌 記]
[日 時] 平成30年8月17日(金)~19日(日)
[場 所] 高山市奥飛騨温泉郷神坂~高山市上宝町金木戸~長野県大町市平~富山市有峰
[参加者] 東明 裕(L)、梅田直美、塩入英樹、久田宗昌、古田大 計5名
[タイム]
17日 中濃総合庁舎3:30=新穂高温泉鍋平駐車場6:30-新穂高温泉バスターミナル6:50-わさび平8:00-秩父沢9:30-鏡平山荘12:00-双六小屋テント場14:30(泊)
18日(Aチーム) 双六テント場4:00-三俣山荘6:00-鷲羽岳7:10-水晶小屋8:30-水晶岳9:10-雲の平分岐10:30-三俣山荘14:00-双六小屋テント場16:30(泊)
19日 双六テント場8:00-鏡平山荘10:30-秩父沢12:00-わさび平13:00-新穂高バスターミナル14:00(解散)
[地 図] 笠ヶ岳(高山7-3) 、三俣蓮華岳(同6-4) 、薬師岳(同6-3)

百名山サポート企画 焼岳  

百名山サポート 焼岳 山行報告書
期日 2019年6月23日(日)
天候 晴れ、曇り、のち雨
参加者 CL東明 SL梅田 白木 今峰 渡部 矢口 山本 杉山 竹中美 菊井佐々木
行程 5:00中濃総合庁舎-美濃IC~清見IC~国道-高山西~高山IC-安房峠道路-中の湯温泉-7:48登山口出発-9:22広場-10:37稜線-10:49山頂-11:13下山開始-11:23稜線分岐点-13:53登山口-14:12~15:10温泉-17:20中濃総合庁舎解散

焼岳は岐阜県側からのルートで登ったことがありますが、長野県側からは登ったことがなく、楽しみな企画でした。
週の初めの予報では雨確実でしたが、傘マークが消えて雨は降らないだろうと決行になりました。百名山とあって希望者も多く、4台くらいになるかと思って5時前に集合。参加者は11名で3台でのスタートとなりました。5時集合は遅くないのかと思いましたが、2度のトイレ休憩を入れても現地に7時半過ぎには着きました。登山口付近の路肩は車でいっぱい。もう少し停め方を考えればいいのになあと思う。
快晴の中、明神を眺めてスタートする。

前日の雨で登山道はぐちゃぐちゃになっています。
今日は、靴もザックもウエアも新品なので、気を使いながら歩く。

足元にはニリンソウ、ユキザサ、エンレイソウ、マイズルソウなどが咲いていて、花に目覚めた白木さんの教授に皆さんびっくりする。
新入会員の二人を気遣って、ゆっくりとしたペースで先頭を行くSL梅田さん。適度な休憩も取り入れて、全く疲れない。いつも叱られる私とは大違い。樹林帯の中、汗はかくが時折吹く風が心地よい。広場に出ると目の前に焼岳の荒々しい山塊が目に飛び込んでくる。

新緑のナナカマドが一面に広がり、青空に映えてきれいだ。目を閉じれば、秋の素晴らしい紅葉と焼岳が想像できる。
この先は、岩のルートとなるがマーキングがしっかりしていて、何も迷うことはない。早出の登山者とすれ違うと、素晴らしい眺めだったよと話しかけられる。ガスがかかったり、晴れたりと下山時の雷と雨が気になる。振り返ると霞沢が目の前にあり、何度も計画倒れになって登れなかったのが非常に残念だ。(残雪期ルートで登ったメンバーはいる)

噴火警戒レベル1の山でもあり、登山者はヘルメット着用者が多く、意識の高さを感じる。我々もヘルメット着用するべきだったと反省する。

稜線に出て、噴火口を望む。南峰は立ち入り禁止区域となっており、三角点が気になるところだが、山頂となる北峰に向かう。

直下の場所はベテランの指導の下、3点確保で登りきる。

集合写真を撮ってもらい、早々に昼にする。山頂には信州医大のメディカルスチューデントが4名。かわいい女子たちには、常念岳で出会えるそうだ。

昼食後もガスは晴れることなく、雨が気になり下山にかかる。

岩場の下りは慎重に、今峰さん、白木さんの指導のもと無事に下る。

登山道の丸太が劣化して鉄筋がむき出しになったりして、整備が望まれるところである。

杉山さんの踏み抜きによる転倒もあったが、けがはなく良かった。九州から団体で来ている登山者は全員がヘルメット着用で、子供かと間違えて方がいたが、実は高齢の方ばかりで、すれ違いざまに若さをもらいますと握手され、パワーを吸い取られてしまった。(笑)なんと3日間で御嶽、焼岳、乗鞍と登られるそうだ。
樹林帯に入ってからは登山口までが長く感じた。パワーを吸い取られたせいか、疲れてしまった。下山後に雨が降り出し、濡れることなくよかった。

全員が中の湯温泉につかり、汗を流した。とても良いお湯だった。
百名山企画、今後も期待して参加していきたい。

記録文 山本善貴

6月バリエーション山行 地図ナビ講習会

6月バリエーション山行
地図ナビ講習会
山岳遭難の約四割を占めるのが道迷い。自力下山や道迷いの結果の滑落転落の事故はそれに含まれないため実際の数値はそれ以上と推測される。昨今は春の山菜取り、秋のキノコ採りの遭難も増えている現状を踏まえ、国内山行委員会としては支部山行だけでなく個人山行も含めた安全登山を考えて、普及著しいスマートフォンを利用した山岳ナビゲーションの習得を実施したいと考えた。


今回の講習では地形図・オリエンテーリングマップを用いて地形図の信頼性の限界やコンパスナビゲーションの方法、概念図の考え方からベアリング表を使ったナビゲーションなど紙地図とコンパスを使ったナビゲーションを体験して、スマートフォンを使った同様のナビゲーションを基本操作から実践までを実施してもらったのであったが…1回の実施で完結させようとした考えが甘かったようで、皆さん分かったのか?分かってないのか?分からないような状態で終了したようだった。今後、希望があればもっと項目を分けて実施したいと思います。

〔山田昌孝 記〕

〔日 時〕 平成31年6月16日(日)
〔場 所〕 岐阜市三田洞オリエンテーリングコース(百々ヶ峰山麓)
〔参加者〕 山田昌孝(講師)、水谷嘉宏(アドバイザー)、窪田百合子、神山敬三、
小島孝子、杉山美智子、林靖子、馬渕等、三宅一正、琴尾泰典、下畑佐和子、民田勇
計12名
〔地 図〕 岐阜北部 (1/2.5万)

百名山サポートNO.2 荒島岳

勝原登山口からスタート。スキー場跡地の登りが苦しい。

8年くらい前に初めて登った時よりも明らかに草木が増えている。植樹活動の成果があったようでちょっと嬉しい。  とにかく暑い日で、ゲレンデトップまで登りきった時には汗だくでしたが、タニウツギや藤の花に励まされ、難なく到着。

ここからが本当の登山道。  この日は全国的に暑い日で、ここ荒島岳もひなたは焼けるように暑いけれどブナの木陰に入ると割と涼しく、水分補給のためにこまめに休憩を取り、休憩中には鈴木さんがロープワーク講習をしてくださいました。  サブリーダーのペースが絶妙に歩きやすく、暑い日でしたがバテることなく、他愛もない話をしながら楽しく登り、予定より早く全員が一緒に山頂に到着しました。

 山頂では美しい白山を見ながらスキーや沢登りの話をしながら昼食を食べて下山しました。下山でもロープワーク講習ありでした。

 下山後はお風呂に入り、JAF会員は無料のソフトクリームをたべて帰りました。大満足の一日でした。

3月バリエーション山行天狗森山、橋ケ谷山

天狗森山(1338m 三角点なし)、橋ヶ谷山(1421.3m 三等三角点)

美濃市から8人で、風神神社でYさんと合流、さらに林道ゲート前まで車で入る。

天気は早い時間に雨になる予報なので、早くも雨具を着る者もあった。

林道には一部うっすら雪がある程度であった。

予報より早く林道途中から雪がちらつきだした。

登山口から直ぐ谷に降り、渡渉しながら上流へ。流れを外れると登山道に笹が被るようになる。

浅い谷の緩い笹の茂る植林帯を詰めると、両山を結ぶ稜線に出る。

左折して天狗森山を目指す。

地面には薄くサラサラの雪が積もっていて、急斜面の登りは滑りやすく下りが思いやられた。

山頂台地に出ると反射板が見え、程なく天狗森山の狭い頂上に着いた。

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一般公開 清掃登山 金華山

1. 期日 3月10日(日) 天候 曇り(下山後に降雨)

2. 駐車場 金華山河川敷駐車場

3. 集合 岐阜公園 ロープウェイ山麓駅前 8:00 解散 岐阜公園内 11:10

4. 参加者 高木 東明 神山 岡田 竹中 馬渕 山本 竹中(美)梅田 松原 日置 杉山 藤田 藤田  清水 久野 一般参加 稲垣 熊田    計19名

5. コース 

① .岐阜公園8:00…馬の背登山道→金華山山頂9:30→七曲登山道…岐阜公園 11:10分解散

② .岐阜公園8:00…百曲登山道→金華山山頂9:30→七曲登山道…岐阜公園   11:10解散

③ .岐阜公園8:00…瞑想の小道コース→金華山山頂9:30→七曲登山道    岐阜公園11:10解散

清掃登山は昨年の百々ケ峰に続き2回目となりました。

前回は告知方法などが行き届いてなく、会員の参加も少ない状況でした。今回は事前の計画と案内が行き届き、会員の参加は増えました。

しかし、ホームページや新聞などで告知をしたにもかかわらず、一般参加は少なかったです。事務局に連絡があったのは1人でした。他には会員の友人、当日参加の会員など合計20名となりました。

計画通りに3コースに分かれ、清掃登山を開始。コースを外れたヶ所には、かなりのゴミがありました。すれ違う登山者に、パンフレットを配り、入会の勧めをしました。山頂に着き、3グループが揃うまで、休憩やら談笑。

  集合写真を撮り、支部長挨拶後に七曲コースを全員で下山しました。

イノシシ罠の設置個所があり、登山道外のごみ拾いに注意して行いました。急な斜面などはロープ゚を利用して活動すれば、より良いアピールになったかもしれません 公園についた時には待ちきれず帰ったメンバーもいましたが、11:10に解散となりました。同時に雨が降り出してきて、濡れずによかった。 集めたごみは藤田さんが回収してくださいました。

次回は、一般参加が増えることを期待したいです。       報告文 山本

2月例会 鳩吹山

立春は過ぎたといえ少し冷えこむが、登山日和の朝を迎えた。

曇り空ではあるが、晴れの予報が出ている。

山行の参加者は13名である。

山行地である鳩吹山は、可児市の西端に位置し地元の方達に里山と親しまれている山である。
今回は、カタクリ口から鳩吹山、北回りルートを通り西山へ、西山から鳩吹山へ向かい、カタクリ口へ下山するコースである。

可児市下流域自然公園駐車場に集合し、準備を整え出発する。登り口のカタクリ口にはカタクリの群生地があり、3月末には春の妖精であるカタクリが咲き、祭りも開催される。

ここから急坂を登り、小天神休憩舎を経て鳩吹山である。

小天神休憩舎からの眺望は素晴らしく、北アルプス、御嶽山、恵那山などの山々を見渡すことができた。

鳩吹山から北回りルートを経て、西山へと足を延ばす。

途中で少し危険な箇所も有るが、注意し無事通過する。コースの途中では、眼下に木曽川も見ることもできた。

西山から少し下った所の西山休憩舎で、昼食をゆっくりと楽しんだ。

この山は火気厳禁になっており、コンロの使用が出来ないのは残念でもあった。昼食が終われば鳩吹山を目指し出発。

鳩吹山から小天神休憩舎を経て、出発地であるカタクリ口へ到着した。
 天候も曇り空から晴れに変わり、暖かく汗をかく登山となり話も弾み怪我も無く、楽しい2月の山行となった。
【馬渕 等 記】

【日 時] 平成31年2月24日(日)
【場 所] 岐阜県可児市
【参加者】 馬渕 等(CL)、神山 敬三(SL)、小島 孝子、後藤 允、佐藤 正雄、
白木 しづゑ、杉山 美智子、下畑 佐和子、竹中 佳美、林 靖子、
日置 文夫、松原 秀夫、三宅 一正  …以上13名

【タイム】 可児市下流域自然公園駐車場9:00(発) → 小天神休憩舎9:35 →
大天神休憩舎9:50 → 鳩吹山(313m)10:05 → 分岐10:10 →
(北廻りルート)→ 西山(339m)11:25 → 西山休憩舎11:40(着)
「昼食」12:25(発) → 分岐12:45 → 鳩吹山13:20 → 大天神休憩
舎13:25 → 小天神休憩舎13:40 → 可児市下流域自然公園駐車場
14:00(着)

【地 図】  美濃関(岐阜4号―1)    犬山(岐阜4号―2)
美濃加茂(飯田16号―3)  小泉(飯田16号―4)

滝波山

2月バリエーション山行 滝波山 

山行報告 期日  31年 2月17日(日)

参加者 山本(CL)竹中(SL)今峰 神山 矢口 梅田 久田 田中 渡部(新入会)

天候 晴れ 神山車(久田、田中) 梅田車(山本、今峰、竹中、渡部)、矢口車

山県市役所前 6:00 集合移動―板取温泉(トイレ休憩)~林道車止め7:27 7:27駐車地―7:49(ゲート出発)―8:32衣類調節-9:12林道ショートカット-9:58林道ショートカット―10:19ワカン装着―11:12尾根上で休憩-12:00ピーク―12:24山頂~昼食―13:00集合写真―13:05下山開始-13:57稜線から尾根に下山―14:15林道へ降りる―15:35林道ゲート―15:47車止め 16:00現地解散

 山県市内某所17:00 滝波山は岐阜百山に入っており、残雪期でしか登頂が困難な山の一つです。参加のメンバーは、岐阜百山達成済の今峰さん、梅田さん、他、何度も滝波山に登っているメンバーが多数。メンバーとしては頼もしいばかりである。 例年なら、深雪で困難な山行に思うが、今年は雪が少なく、どうなのか不安が残ります。昨年末、林道調査をしているので、林道状況は確認済みです。計画時12人でしたが、9人で挑みました。 林道のゲートを過ぎたあたりからほぼ雪道となりましたが、冷え込みにより埋まり込みは少なく、坪足のままで交代しながら進みました。

途中、ショートカットを2ヶ所、ベテラン今峰さんの足さばきを教わりました。カシミールの地図よりも現状は林道が延びています。終点まではいかず、傾斜の緩そうな尾根を選択して登ります。当然、ワカン装着し、CL先頭で直登します。ピークに上がってからは、先頭を最年少の田中君に登ってもらい、後ろからルート取りの指示を出します。若いので、疲れ知らず。稜線に出て風が強くなり、低い雪庇で風を避けて休憩します。

時間を見ると登頂できるかもしれない気がして、今峰さん、神山さんの3人でピッチを上げてしまいました。 あまりに離れすぎて、神山さんが後ろと連絡取れる位置までペースダウンします。 ベテランの今峰さんのキックステップを後ろで勉強しながら、54分遅れで山頂到着しました。 後続もほどなくして、登頂しました。 山頂では、すごい風が吹き抜けているので、安全な雪庇を選び、風をよけて食事をとりました。

13:00集合写真の後、下山開始しました。下りは予定がある人がいて、CLを置いてさっさと下ります。その後、追いついて休憩の後に先頭交代します。 急な坂は、尻セードなどで時間を稼ぎます。山岳会は遊んでばかりはいません。滑落訓練を兼ねて、滑落時ピッケルの使い方を指導受けます。回転滑落を実演してもらい、勉強になります。強風時の姿勢の保ち方も指導受けます。山岳会に入っていれば、学ぶべきものはいっぱいあります。林道に降りてからは、雪の続く限り、ワカンをつけたまま速足で車に戻り、早々に挨拶して現地解散。トイレによってから駐車場に戻りましたが、先行車の神山さんは待ってくれていたようです。出だしからトラブルもあり、終日気乗りしない1日であったが、結果的に全員が登頂できたのは良かった。 感じたことはコースタイムの想定とメンバーの技量、時間超過後の登頂判断など、CLとしての判断のむつかしさを感じた。

ムネ山 905.4m 二等 12月2日(日)

ムネ山 905.4m 二等三角点

12月2日(日) 天候曇り

参加者計11名 堀CL 竹中美SL

8時に美濃国分寺に集合グループと、現地8時半待ち合わせ2名に分かれる。

天空の遊歩道の駐車場を過ぎて、さらに林道を登っていき、ゲートよりかなり手前の広場に駐車してCLの挨拶の後8:55分スタートする。

取付き地点は林道終点の少し手前で、分岐で迷うところはなし。

9:16分ダイヤル鍵のゲートを過ぎると、奥には狩猟の檻が3つほどあった。

許可証の主はご近所さんだったことにびっくりした。

10:26歩道入り口とある取付きから沢沿いのルート、急登の斜面に取り付く。

冬枯れの道をたどり11:04分三角点に到着する。

鹿よけネットで仕切られていて狭いので、少し戻って昼とした。

昼食の後はSLの提案でちがう林道で周回しようということになり、藪漕ぎも覚悟するが、しっかりとした道がついていた。

池の確認もできた。以前来たときは看板があったのだが、朽ちてしまったのかもしれない。

池を過ぎたあたりで、休憩中のグループに遭遇。

以前、会友だったメンバーや、よく一緒に山に行ったメンバーと出会った。

お先に失礼して、目的の林道にのっかった。

途中、三つある三角点の一つに立ち寄る。なんと千代保稲荷神社の銘が書かれていて、驚いた。

4等三角点、千代保の名前の由来が千代保稲荷神社であると推測できた。

その後も、駐車地点に近いルートを選択するが思い通りにはいかなかった。

駐車地点に着くと、先ほどのグループが車を待っていた。

どこで抜かれたのか。

紅葉も少し残っていて、良い一日だった

10月例会山行   白 滝 山 (1022m)

10月例会山行
           白 滝 山 (1022m)

昨年は雨で中止となりましたが、今回は天高く、素晴らしい青空となり心が浮き立つ思いでした。

明王谷道駐車場から出発、右側は崩れそうな斜面、左側はさらさら水の音が涼しげな渓谷の続く林道を40分ほど歩き、明王谷分岐から白滝谷方面へ徐々に登りが始まりました。

山の名前の如く、右に左にと、大きな一枚岩に白い布を引いた様な滑らかな滝が多くあり見所満載ですが、渡渉も4回ほどあり石が滑ることで心から景観を楽しむ余裕がありませんでした。

白滝を過ぎるとシャクナゲの群生地帯があり、又、ブナやなら等の樹木が多く、途中30cm程のマイタケを見つけゲット、女性達で山分けしました。

うれしい限りです。夫婦滝を見て音羽池へ道なき道をひたすら歩きました。

山奥にある鏡池は青空とうっすら紅葉した木々が透き通って映り、時々水面が揺れ、皆口をそろえて「モネの池」と賞賛です。

景色も良く、12時であり、結構な登りで皆疲れて自然の流れで昼食となりました。

13時白滝山山頂到着、三角点が見当たらず三角点もどきの石にタッチ、皆で万歳三唱、ヤッホー3回、久々にやったぞと嬉しそうで、男性陣が可愛いく見えた瞬間でした。

 

下山道は、薄暗い杉林が続く単調な景色の急勾配の狭い道でした。

先日の台風の影響か折れた小枝や湿った落ち葉、苔石で滑りやすく、緊張感の中足が非常に疲れました。

林道に出た時は体の力が抜けホッとしました。

白滝山は名前に似合わず厳しい山で、かなり体力が必要だと痛感しました。

紅葉にも少し早く残念ではありましたが、マイタケとセロリの炒め物でビールを飲みたいと思います。                [野田 紀子 記]

[日 時] 平成30年10月21日 (日)   (晴れ)
[場 所] 滋賀県大津市葛川坊村町明王院
[参加者] 竹中佳美(CL)、竹中美幸(SL)、今峰正利、神山敬三、小島孝子、下畑佐和子、
清水友子、高木基揚、野田紀子、横田照夫           計10名
[タイム] 美濃国分寺6:15=明王谷道駐車場8:50=明王谷林道出合9:25=夫婦滝11:20
=音羽池12:00~12:55=白滝山頂上13:05~13:20=伊藤新道出合15:40=
明王谷道駐車場16:10=美濃国分寺18:40(解散)
[地図]  比良山 花背(1/2.5万)