8月バリエーション山行 北アルプス( 鷲羽岳 2924.4m Ⅲ 、水晶岳(黒岳) 2977.9m Ⅲ )

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8月17日(金) (晴れ、薄曇り)
3:30、夜明け前に集合し出発。ほどなくして東の方から空が白くなってくる。高山の方は前日は雨だったようで、路面が濡れている。今日は雨上がり。6時過ぎに鍋平に到着、東京から来られた塩入さんとはここで合流する。
6:50、新穂高温泉より出発、わさび平へ。8:00わさび平にて少し休憩。ほどなくして左俣林道の終点となり、沢沿いの登山道を登る。空は曇っているが時折太陽が出てくる。思ったほど人がおらず快適である。9:30秩父沢にて休憩。さらに登っていき、どんどんと高度を上げていく。息が上がってくる。先ほどまで山を覆っていた霧は上の方へ登っていった。
12:00頃に鏡平に到着。鏡池に映る槍ヶ岳を期待していたが、残念ながらその山頂は雲に覆われていた。ともあれ一休みである。鏡平小屋にてカレーライスや天ぷらうどんを食べて出発。ここから弓折乗越まで300m程度の登りがあり息が上がったが、あとは気持ちの良い稜線歩き。時々槍ヶ岳も見えた。14:30、双六小屋テント場に到着。テントを準備して皆で乾杯。夕食は鶏ちゃんの鍋を囲み、19:00には就寝。

8月18日(土) (快晴)
3:30起床。打ち合わせた通りAチーム(東明、久田、古田)は水晶岳、Bチーム(梅田、塩入)は鷲羽岳を目指す。ただし、Aチームは雲の平まで行く組と雲の平までは行かずに黒部源流経由で戻る組に分かれた。私が参加したAチームは4:00に出発。暗い中をヘッドランプの光を頼りに三俣山荘への巻き道を歩く。途中で夜が明けてくる。足下からは霜を踏みしめる音がする。稜線を巻いているが地味に登りが続く。振り返ると朝日を浴びた槍や穂高がそびえ立っていた。今日は雲一つない快晴。
6:00、三俣山荘に到着してしばし休憩。ここからは鷲羽岳が目の前に見える。かなり登っているように見えるが、300m程度の登りと東明さんに教えてもらう。出発して鷲羽岳の大斜面に取り付く。やはり登り応えのある斜面であり、どんどん高度を上げていく。終盤になると斜度がきつくなり、息が上がる。7:10、何とか山頂に到着。山頂は大展望! 南に槍・穂高、遠くに富士山、西に黒部五郎、東に燕岳、北は立山まで一望できる。そして、やや遠くに目的地の水晶岳が黒く見えている。いざ、水晶岳へ。
鷲羽岳から水晶岳へは稜線歩きである。ここまで3時間の道のりがあったためか、アップダウンがやはりしんどく、スピードが落ちるが足を止めずに行く。途中に雲の平への分岐があり、ハイマツ林に入る。ここを抜けると水晶小屋である。小屋にザックをデポして水晶岳へ登る。水晶岳への登りは150m程である。水晶が散りばめられているかのように輝く岩場を抜けて山頂へ。9:10到着。山頂は本当に360度の絶景であり、北には日本海が見える。感動した。
水晶岳より下り、分岐から少し雲の平方面に降りる。黒部源流は透き通った小川が流れており、水がとても美味しい。そして、黒部の山々に囲まれた絶景であった。14:00、三俣山荘に到着し、16:30双六のテントに戻る。夕食はアヒージョとパスタであり、これもまた美味しく、たわいもない話にも花が咲いた。19:00就寝。

8月19日(日) (快晴)
5:00起床、皆さん樅沢岳へ登るというので追いかけることにした。寝起きに200mの登りはきついが、早くしないと槍がかくれてしまうかも。今日もまた快晴。6:00、樅沢岳に到着。朝焼けに照らされた槍~穂高が綺麗である。西側には雲海が広がっている。
テントを片付け、8:00下山開始。白山まで見えるほど晴れており、気持ちの良い下山である。10:30鏡平到着、鏡池に槍が映っていて綺麗である。小屋でかき氷を食べて元気を回復。秩父沢まで一気に降りて休憩。わさび平に13:00頃到着。ここで東明さんが鍋平まで車を取って来るので先に行くと言って頂いたので、お願いすることにした。わさび平の美味しそうなおやつにうしろ髪を引かれる思いがしたが、腰を上げて下山する。14:00に新穂高バスターミナルに到着。すると、東明さんが車で来てくれたところであった。タイミングばっちり![久田宗昌 記]
[日 時] 平成30年8月17日(金)~19日(日)
[場 所] 高山市奥飛騨温泉郷神坂~高山市上宝町金木戸~長野県大町市平~富山市有峰
[参加者] 東明 裕(L)、梅田直美、塩入英樹、久田宗昌、古田大 計5名
[タイム]
17日 中濃総合庁舎3:30=新穂高温泉鍋平駐車場6:30-新穂高温泉バスターミナル6:50-わさび平8:00-秩父沢9:30-鏡平山荘12:00-双六小屋テント場14:30(泊)
18日(Aチーム) 双六テント場4:00-三俣山荘6:00-鷲羽岳7:10-水晶小屋8:30-水晶岳9:10-雲の平分岐10:30-三俣山荘14:00-双六小屋テント場16:30(泊)
19日 双六テント場8:00-鏡平山荘10:30-秩父沢12:00-わさび平13:00-新穂高バスターミナル14:00(解散)
[地 図] 笠ヶ岳(高山7-3) 、三俣蓮華岳(同6-4) 、薬師岳(同6-3)

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