リハビリ登山 平成30年 第2回 5月6日(日) 三井山(各務原市内)

リハビリ登山

平成30年 第2回 5月6日(日) 三井山(各務原市内)
参加者 支部会員:梅田直美、大脇美代、久野菊子、神山敬三、杉山美智子、竹中美幸、長屋桂子、林 靖子、早田道治、古田 大、堀 義博、水谷嘉宏、水野真美  計13名

被補助者9名(認知症、脳梗塞、小児麻痺、腰椎圧迫骨折など、軽度から重度まで)支部員13名、支部員家族、補助参加者等7名、合計29名
今回はサポートを必要とする方が多かったが、多数の会員の協力が得られたため、対象者それぞれに1~2名の担当をつけ、残りの人が必要に応じて補助するという体制が取れた。中間点の東屋でいったん全員がそろうなどした上に、全体の状況を常に把握すべく古田リーダーが上下し目を配り指示した。時間はかかったが、全員登頂できた。前回の反省を基にしっかりリハビリ登山が実施できたと思う。

[神山敬三 記]

平成30年第3回 6月24日(日) 梅雨時の蒸し暑さを考慮し中止しました。
以後7、8月も猛暑のため計画せず、秋10月頃再開の予定。

8月バリエーション山行(沢登り) 小 俣 谷 (乗鞍山系 飛騨川水系、九蔵川支流)

沢登りシリーズの第4回目は滝が多くクライミングが楽しめる小俣谷を楽しんできました。道の駅あさひに集合。今回は飛騨山岳会や大垣山岳協会も参加しているので、各自自己紹介した後、木下リーダーからの説明を受けて林道ゲート手前の広場まで車で移動しました。そこで遡行準備をし、入渓地点の九蔵本谷と小俣谷の出合いまで1.5㎞ほど林道を歩きました。
出合いから小俣谷方面に少し上ったところから入渓です。入渓とはいえ、谷へ降りるには藪漕ぎです。それも前についていかないとはぐれてしまうほど強烈な(笑)。
ここのところ雨が少なかったようで、水量は少なめでシャワークライミングのグレードは若干低め! ということで、みなさん確保無しでガンガン登っていました。原生林の谷を遡行していると時間がたつのを忘れてしまいます。あっという間に林道終点付近の滝に着きました。ここで昼食をとり記念写真をとり、名残惜しいですが林道を歩いて戻りました。

今年の夏は異常気象と呼ばれるほどの猛暑なのですが、さすがは乗鞍山麓の谷! 涼しくて皆さん喜びに震えていました。水が冷たくて、寒過ぎて震えていたのかもしれません?  [山田昌孝 記]

[日 時] 平成30年8月5日(日) (晴れ)
[場 所] 高山市朝日町青屋
[参加者] 木下喜代男(CL)、今峰正利(SL)、
小林和雄、白木貞次、鈴木寛人、
矢口重治、山田昌孝、
大垣山岳協会4名、飛騨山岳会(ガイド)1名     計12名
[タイム] 道の駅あさひ8:30=林道駐車場9:10-入渓10:00-出渓13:40-林道駐車場 15:00(解散)

[地 図] 飛騨青屋(高山12-1)

7月例会山行 赤  兎  山 ( 1628.6m 三等三角点 )

当初計画では、小原峠を起点に大長山と赤兎山の両山をそれぞれピストンの予定であった。ところが、山行を行った7月22日前後は、日本列島全体が記録に残るような猛暑に襲われていた。1000mを超えた地点からのスタートだが、樹林帯の登りは暑く体にこたえる。時折、沢を流れる水と風に心と体を癒やされるが、尋常でない暑さであることには変わりない。小原峠で參加メンバーの体力や日頃の疲労蓄積を鑑み、両方は登れないとの判断を下し、メンバーの多数決で赤兎山のみの登山とした。
コンディションはどうであれ、赤兎は素敵な山だと思う。丸みを帯びた山容が兎を連想させるので赤兎の名を冠しているようだ。美しく登りやすい、老若男女、皆に愛されている山。この暑さの中でも多くの登山者に出会った。
赤兎の山頂からは白山・別山を始め、奥美濃の山々の景観が広がる。奥美濃に際立つ三角錐「東の屏風」が我々の目を奪う。赤兎は山頂から進んだ避難小屋まで見どころが続く。池塘を進み、素敵な避難小屋を過ぎた東の端の少ピークまで進むと、我々の活動の拠点である両白山地を一望することができる。銚子から三ノ峰、別山、白山はじめ、願教寺、よも太郎、薙刀、野伏、小白山の稜線を通しで確認できる場所と機会はなかなかない。
時期が遅かったので花は諦めていた。しかし、雪の吹き溜まりがあった斜面には数多くのニッコウスゲが満開のまま残っており、我々の目を楽しませてくれた。猛暑の中であったが全員無事に下山をした。
帰りは皆で勝山城のラブリー牧場でアイスクリームを頂いた。ゆっくりの山行であったが、ともに山頂を踏み、下山後の楽しみを分かち合える集団登山の大切さを感じた良い山行であったと思う。山行には個々の想いがあるが、昇華して皆の目的に合致させることが大切だと感じた一日だった。素晴らしい山行にありがとうと言いたい。    [東明 裕 記]

[日 時] 平成30年7月22日(日) (晴れ)
[場 所] 福井県勝山市北谷町~福井県大野市上打波・石川県白山市白峰境 [参加者] 小林和雄(CL)、塩入英樹(SL)、梅田直美、神山敬三、佐藤正男、竹中美幸、東明 裕、野田紀子、久田宗昌、三宅一生、山本善貴   計11名
[タイム] 美濃国分寺5:30=赤兎山登山口駐車場7:50―小原峠8:35~8:45―赤兎山9:45~9:55―赤兎避難小屋10:15~11:10―赤兎山11:35―小原峠12:30―車止13:15~13:20=美濃国分寺16:00(解散)                 [地 図] 願教寺山(金沢8-3)

6月例会山行(自然観察会) 武 奈 ヶ 岳 ( 1214.2m 三等三角点 )

前日まで天気予報の画面はしっかりと雨マークであり、降水確率もお墨付きと言えるほど高いものであった。ただし、午前中はなんとか持つかなという期待もあり、竹中さんより届いた決行の連絡に参加の返事をする。
美濃国分寺に集合して出発する時、空模様は怪しいもののまだ雨は落ちていない。途中道の駅マキノにて休憩し、武奈ヶ岳・御殿山ルート登山口のある明王院に向かい、駐車場にて三宅さんと落ち合う。周回は中止すること、雨が降ってきた時点で下山を考えるということに全員が同意し、7:50登山口より出発。
今回は西條先生と武奈ヶ岳の自然(ぶな)を観察する会である。登り始めは杉・檜林の急登であり、蒸し暑く風がないためか、これがかなりきつく感じられた。前日も雨であったためか、足下はかなり悪い。出発して30分で小休止。西條先生より、ここで檜について解説があった。幹の太さは樹齢という要素よりも温度と降水量の要素の方が影響を与えやすいので、単純に幹の太さから樹齢を推定するのは困難とのこと。樹齢30年から施肥を行うと早く太くなるようであるが、強度が出ない木材になるという。大変興味深い話である。
9:30頃、急登が終わり標高800m程度の尾根に出る。ここで小休止。まだ雨は降り出さず、空はどんよりと曇っている。ここからは少しなだらかな尾根筋に出て、足取りが軽くなる。
10:30、御殿山に到着。ここで、ポツポツと雨が落ちてくる。ここまでで終了ということになったが、山頂までは1時間あればピストンできるのではないかという話が出て、ここでパーティを2つに分けることとなった。山頂までは水谷さんをリーダーとして8人が行くこととなった。
御殿山から山頂までの道のりは、森林のない尾根道である。晴れていれば楽しい散歩道なのだろうが本日は雨で視界は50m程度、風もかなり強い。時折突風が吹き、横殴りの雨が降るという苦難の道。ザックカバーを飛ばされそうになりながら、何とか歩いて行く。一人での山行なら、多分引き返していたと思う。30分程かかり11:00に山頂到着。写真だけ写してすぐに下山する。御殿山まで来ると、風が弱まってきて雨もそれほどではなくなった。少し神経を使ったが、天候が荒れた時にどのような事になるかについて、経験できたことは有意義だったと思う。
先に下山したパーティを追いかける形で下っていき、13:00頃登山口に到着。結局、雨は山頂直下のみ降られたことになる。下山したところに関本さんご夫妻が駆けつけて下さり、お茶と和菓子、獲れたてのトマトをご馳走になる。疲れた体に大変美味しかった。
少し落ち着いてから、明王院の集会所前の空地にて西條先生より特別に講義を頂く。ブナは種がどんぐりであるため、あるブナの木から30m程度以内でしか子孫を残せないなど、繁殖力があまり強くないといった話や日本海側と太平洋側とはブナに違いがあるなど、様々印象に残るお話を頂き、大変勉強になった。              [久田宗昌 記]

*編者註 関本さんご夫妻は京都市左京区にお住まいで、ご主人は京都・滋賀支部の会員で  岐阜支部の会友です。奥様はこの3月に引退されましたが、ずっと岐阜支部の会員でし  た。ご主人の入っている京都支部じゃなく岐阜支部がいいの、という岐阜びいきの方で、  よくお二人で岐阜支部の山行に遠路はるばる参加されていました。今回、岐阜から地元  の山に来てくれたというので、駆け付けて下さったのです。ありがとうございました。
[日 時] 平成30年6月10日(日) (曇り、ガス一時)
[場 所] 滋賀県大津市葛川坊村町~大津市葛川・同市北比良 境
[参加者] 西條好廸(講師)、竹中美幸(L)、梅田直美、神山敬三、小林和雄、白木貞次、白木しづゑ、東明 裕、久田宗昌、馬渕 等、水谷嘉宏、三宅一正、他3人                             計15名
[タイム] 美濃国分寺5:30=明王院駐車場7:30~7:50―御殿山10:30―武奈ヶ岳11:00―御殿山11:30―登山口13:00~(講義)~14:00=美濃国分寺16:00(解散)

[地 図] 花脊(京都及大阪1-4)、北小松(同1-)

6月バリエーション山行       三 方 崩 山 ( 2058.7m 二等三角点 )

昨年9月、白山を平瀬道から登った時、初めて三方崩山の名前に接した。「いい山だ、機会があれば行くべきだよ。」と、その時に教えてもらった。今回の山行に一も二もなく、すべてのスケジュールを調整してエントリーしたのは、耳から離れることのなかった強烈な山名に反応したからである。
さて当日、梅雨入り前の最高のコンデション。5時に美濃総合庁舎集合。チェンソーを片手に満面の笑みの後藤さんがみえた。どうやら車道の途中に倒木があり、チェンソーでそれを処理する、と言う。さすがに岐阜支部である。林業をテーマにした邦画のワンシーンを勝手に想像した。6時半、道の駅飛騨白山着。3台の4WD車に分乗、噂の車道を登る。かなりの悪路だ。が、しばらくすると後藤さんからNGサイン。降りてみると倒木は1本だけではなく、雪の影響を思わせる青々とした葉を蓄えた大木達が、完全に道を塞いでいた。これは気合の入る山行になる、と素直に思った。
7時、当初の予定通りにA隊6名、B隊6名で登山路に入る。ミズナラ等の大木の急坂をしばし歩くと、やがてブナばかりの美しい林になる。8時過ぎ、4等三角点で一本休憩を入れる。竹中美幸さんが後からくるB隊への差し入れ、漬け輪切りレモンをリレーする。1200mを越えたあたりからは、尾根がところどころで見えてきた。雪渓の白、春を告げる青葉、荒々しい岩肌、そして青空のコントラストが美しい。絵に描いたような美しさ、ではなく、美しい風景のオリジナルを目に焼き付ける。この段階では、の感想である。
しばらくすると、いよいよ尾根が近づいてきた。どうも両側が崩れている個所もある。奈落の状を呈している。どうにかなるさ、と初めのうちは粋がっていたが、途中からは気合ボタンより非常ボタンを押したくなった。それでも山頂到着は予定より30分早く10時30分。
アラサー(20代後半)の男性二人とソロの方が先客で昼食をとられていたが、崩れ方が想像以上だと、話をしている。新しく崩れた思われるところは、鎖の先にロープを足してあったが、鎖の支点石は浮いており、かつロープも崩れに対して短い。下りは気を付けないと、と各々語る。「うーん、前と違うなぁ、崩れが出ているぇ。この次来る時は、この山頂もあるのかなぁ。」と、3回目登頂の某会員。確かに尾根にあった四等三角点も、山頂の道標も傾いていた。無言で昼食をとり、おもむろに紐を締めなおす。
その後B隊が到着する。先輩たちは満面の笑み、年齢自慢の話に花が咲いている。艶やかな大先輩達と接するうちに、下りへの恐怖感は和らいできた。神山さんに靴ひもの締め方を教わり、東明さんに滑らない歩き方の講習を受ける。
下りは今峰さんの指示で、竹中サブリーダーの次を歩かせていただいた。教わりながら、すべてを実践する。難所を過ぎると緊張が解けたのだろうか、尾根の風がココチ良かった。今、データを振り返れば、黄色いスミレやら愛らしい花々の写真は、すべて下りで撮影されている。現金なものだ。
下りはメンバーの脚の具合を見極めるシーンがあり、最後はAB隊合流での下山となった。予定時間を過ぎたが、いろいろな話で大いに盛り上がる。
登山口で山の水を得る。この水は抜群に美味しかった。道の駅での足湯をしながらの、コーラもおいしかった。
山はルーツを想像させるネーミングが多い。この三方崩山、いつからこの名前を頂戴したのだろう。名前にふさわしい山であった。可憐な花との出会いも楽しかった(たくさんの花がありすぎて、黄色のスミレしか覚えていない)。又いつかチャレンジしたいと思うが、違う風景、違うルートの山になっているような気がする。いずれにしろ、会員として基礎体力、登山スキルの向上に注力する、と誓う次第です。            [塩入英樹 記]

[日 時] 平成30年6月3日(日) (晴れ)
[場 所] 岐阜県白川村平瀬
[参加者] 後藤 允(L)、今峰正利、梅田直美、苅谷敬三、神山敬三、小林和雄、         塩入英樹、白木貞次、竹中美幸、竹中佳美、東明 裕、馬渕 等  計12名
[タイム] 美濃総合庁舎5:00=道の駅飛騨白山6:30~6:40―上部登山口7:00―三方崩山       10:30~11:30―上部登山口16:00~16:20―道の駅飛騨白山16:30~17:00(解散)      -美濃総合庁舎18:30=(東京24:00) [地 図] 平瀬(金沢3-2)、新岩間温泉(同3-4)

5月バリエーション山行(二度と登りたくない山シリーズ) 大   谷  ( 点名、1440.4m 二等三角点 )

美濃総合庁舎横の駐車場に全員が集合、ほぼ時間通りに出発する。古川の道の駅で休憩し、国道471号線の長倉集落から黒土林道に乗り入れる。道の状況は次第に悪くなり、仕方なく転回可能な場所でストップする。それでもゲートの500m手前まで入っており、まずまずか。予定の時間より10分前に歩き出す。
荒れてはいるが歩くには支障のない林道を約1時間。林道終点で小休止した後、右手の山腹の藪をよじ登り小尾根の芯に出て、その先は小尾根を直登する。植林境で右手の植林帯に入ると藪はほとんどない。ところが見上げるような急斜面。7年前に登った時はそれほど思わなかったが、どうも山というものは年と共に急になっていくものらしい。快調に登っていくK君とY君に「早いぞ!待て!」を連呼しながら、必死についていく。
左からの尾根と合流して右折し、50m登り、ピークを左折する。ピーク手前にイワカガミが少しばかり花をつけていた。頂上台地は小さなアップダウンが続き、いつの間にか台地の端まで来て「アレ?」となってしまった。どうも三角点を素通りしたみたいだ。7分ほど引き返し無事三角点を確認。行き過ぎたのを差し引いて所要2時間25分、前回より30分近く早い。前回は林道終点から小尾根の芯に出るまで余分な迂回をしたが、それを差し引いてもまずまずのペース。山は急にはなっていなかったかな、と一安心。
頂上一帯は林の中だが、木の間越に御嶽、乗鞍、北アルプスの連嶺が望める。中でもよかったのが笠ヶ岳の山腹に浮かび上がった白馬の雪形。新聞でよく見かけるが実際に見る機会が少なかったので、感激であった。
帰りは急斜面を慎重に下り、予定より30分以上早く車止めに到着、帰途に就く。古川道の駅で休憩し、我々大垣垂井グループは直接帰るということでここで解散。途中の渋滞もなく、6時半ころ大垣に帰ることが出来た。天候、コース、メンバー、時間配分、景色、等々、総じて満足のいく山行だった。     [堀 義博 記]

[日 時] 平成30年5月20日(日) (晴れ)
[場 所] 高山市上宝町 長倉~見座~双六~金木戸
[参加者] 堀 義博(L)、今峰正利、神山敬三、清水友子、竹中美幸、山本善貴 計6名
[タイム] 美濃総合庁舎横5:55=古川道の駅7:15~7:25-黒土林道車止め8:35~8:50-       林道終点9:45~9:50-大谷頂上11:20~12:15-林道終点13:15~13:25-車止め      14:15~14:25=古川道の駅15:35~16:00(解散)=大垣18:20        [地 図] 長倉(高山11-1)

5月バリエーション山行(ゆっくり山行) 百々ヶ峰 ( 417.9m 三等三角点 )

高気圧の縁を回り湿った空気が流れ込む湿度の高い曇り空でしたが、参加者13名と今までの中で最多人数でした。新緑の中にモチツツジのピンクの花とさくらんぼの赤い実が彩りを添えてくれていました。遠方から参加の新人会員さんに、リラックスできる良い山だったとのコメントをいただき嬉しかったです。              [杉山美智子 記]

[日 時] 平成30年5月17日(木) (曇り)
[場 所] 岐阜市長良、三田洞  ながらふれあいの森
[参加者] 杉山美智子(CL)、神山敬三(SL)、大脇美代、岡田清美、下畑佐和子、高木基揚、      長屋桂子、早田道治、林 靖子、日置文夫、藤田純江、馬渕 等、中島眞一                                      計13名
[タイム] 三田洞駐車場9:00~9:10-三田洞展望広場9:50~10:00-真福寺山(西峰)10:30 ~10:35-反射板10:40~10:45-百々ヶ峰頂上11:20~11:30-林道トイレ下東屋      11:40~12:20-北西尾根東屋13:10~14:00-三田洞駐車場14:20(解散) [地 図] 岐阜北部(岐阜4-3)

4月バリエーション山行 丸  山  ( 1786.0m 二等三角点 )

先週個人山行で行った笹ヶ峰は雪がないため途中で中止、今回の丸山が私にとって今期最後の残雪の山になる。中濃庁舎隣のテニスコート駐車場に4時に集合して現地に向かった。
無事に石徹白の大杉登山口駐車場まで車で行くことができた。登山道は最初は雪がなかったが、やがて雪が現れた。早朝のためしまった雪である。予定よりも早く神鳩避難小屋に到着。丸山までもカチカチではないが、適度にしまった歩きやすい状態のため、予定よりも早く到着となった。山頂ではゆっくりと過ごし、天候も良いため周囲の山々を思い思いのやり方で楽しんだ。
下山も状態が良かったため、13時過ぎには到着。帰りは途中に見つけた花の写真を撮るために車を停めたり、満天の湯に入ったりしても、中濃庁舎隣のテニスコート駐車場には3時半過ぎには到着した。前回の芦倉山同様に、雪の状態、メンバーの脚の状態がよく、楽しい山行となった。             [那須哲郎 記]

[日 時] 平成30年4月29日(日) (晴れ)
[場 所] 郡上市白鳥町石徹白
[参加者] 神山敬三(CL)、山本善貴(SL)、小林和雄、那須哲郎、林靖子   計5名

[タイム] 中濃総合庁舎横4:00=石徹白大杉登山口駐車場5:40-神鳩避難小屋7:40-丸山頂上9:40~10:20-神鳩避難小屋11:50~12:10-石徹白大杉登山口駐車場13:15=中濃総合庁舎横15:30解散

[地 図] 二ノ峰(金沢4-4)

3月バリエーション山行 芦 倉 山 ( 1716.8m 三等三角点 )

私にとっては「ぎふ百山」の中で未踏峰のひとつである芦倉山はぜひ参加したい山行であった。中濃庁舎隣のテニスコート駐車場に4時に集合して、現地に向かった。
林道歩きで雪の踏み抜きがあり、やや心配されたがその後はそのようなことはなく、当初予定された3ルートのうちのAコースを通り山頂に向かった。雪はやや柔らかいがほどよく締っていて、難儀することなく10時少し前に山頂に到着した。白山連峰の山々がよく見え展望は良好、40分ほど食事などをとって過ごし下山する。途中でしり(尻)セード等適度に遊びの要素を加えて楽しく下山した。
2時間半ほどで下山し、帰りは満天の湯に皆入り解散となった。雪の状態、メンバーの脚の状態がよく、楽しい山行となった。              [那須哲郎 記]
[日 時] 平成30年3月25日(日) (晴れ)
[場 所] 郡上市白鳥町石徹白                      計6名
[参加者] 山田昌孝(CL)、神山敬三(SL)、梅田直美、小林和雄、東明 裕、那須哲郎
[タイム] 中濃総合庁舎横4:00=林道車止め5:55-芦倉山頂上10:00~10:40-林道車止め       13:55=中濃総合庁舎横(解散)                     [地 図] 二ノ峰(金沢4-4)

3月例会山行 鍋倉山( 516m 三角点なし ) ~ 藤倉山( 643.5m 三等三角点 )

「嘘だろう」「信じられない」。一週間前に下見をした結果を連絡した時に返ってきたのがこの言葉でした。「稜線には2mの積雪があり、ワカン、軽アイゼンの用意を」と話しても、皆半信半疑。このところの暖かさ。伊吹山すら黒くなっているので、700m足らずの山。信じられないのも無理はありません。ところが、今庄へ向かうと今度は私の方が???。たった一週間で、今庄の景色が一変していたのです。一面真っ白だった田は黒くなり、民家の屋根に残っていた雪も無し。驚くばかりの変化でした。
今庄の駅に駐車し、準備をしてから宿場町を通って登山口へ向かいました。先週は登山口からいきなり雪でしたが、今日は雪もなく乾いた歩き易い道になっています。弘法寺までの道脇には石仏が並んでいますが、雪囲いがされたままでした。「そろそろ外してほしいよ~」とつぶやいている石仏様の声が聞こえてきそうです。周りに目をやると、マンサクや椿の花が咲き始めています。椿の花は少し優しい赤色で可愛らしい。私の地元垂井町の南宮山も椿の多い山ですが、鍋倉山、藤倉山は南宮山以上に椿がいっぱいの山でした。もう少し後にまた訪れてみたら、みごとな椿街道となっていることでしょう。見てみたい気がします。
弘法寺から一旦下り、鍋倉山へ登ります。北斜面には雪が現れ出します。どこが山頂なのかわからないような鍋倉山を過ぎるとまた下ります。さあこれからが今日の踏ん張り所、藤倉山への稜線に向かって、雪の急な斜面を登ります。ここで軽アイゼンを着けました。脚がつり出した方がみえましたが、神山さんがロープで確保して下さり、皆登りきることができました。大木の根元を覗き込むと、稜線の積雪は1m程、一週間で1mも下がっています。登山道も日毎に変化しているのだとつくづく思いました。来週は雨が続く模様。雪はもうなくなってしまうのでしょうか。私たちが藤倉山の最後の雪を楽しんだのかもしれません。
ここからは東へ向きを変え、藤倉山を目指しました。山頂は644mと高くはないのですが、なんという素晴らしい展望地でしょう。近くは杣山、日野山、その向こうには白山の峰々が連なり、東は三周ヶ岳、美濃又丸、笹ヶ峰、金草岳がくっきりと見えます。堀さん、神山さん、梅田さんの口からは、山や峠の名前がぽんぽん出てきます。ふむふむと頷きながら聞き、私はおいしいお昼のカレーヌードルをすすり、幸せな一時を過ごしました。
さて、下りにかかります。ザラメと化した雪の上を、何人か踏み抜きながら歩きました。
雪が少なくなった所でアイゼンを外して燧ヶ城址を通り、雪の少ない稲荷神社へ下山しました。駅に戻る途中では江戸時代から続くという造り酒屋に寄ってお土産を買い、車一台は今庄のお風呂へ、もう一台はまっすぐ帰路につきました。
振り返ると、岐阜支部の3月例会は、その年の豪雪地域へと吸い寄せられているような気がします。昨年は大雪に見舞われた滋賀県の綿向山でした。雪がたっぷりあり、山頂からの下りはアイゼン無しで歩かれたベテランメンバーもみえましたが、バリバリに凍りついた激下り、私はアイゼン無しで歩けませんでした。事前に情報を入手し、色々な状況に対応できる準備をする事が大事です。使用するしないは各自の技量にもよりますが、やはり使えば安心です。過剰な荷物はただ重いだけですが、持っていれば心の余裕が持てます。
今日も歴史を感じながら町や山を歩き、天気に恵まれ、展望に恵まれ、勉強もし、更に笑いも絶えない山行となりました。家に帰ってからはお土産を一杯。深い深い眠りにつくことができました。                          [竹中美幸 記]

[日 時] 平成30年3月18日(日) (晴れ)
[場 所] 福井県南越前町今庄
[参加者] 苅谷敬三(L)、梅田直美、神山敬三、杉山美智子、竹中美幸、林 靖子、        堀 義博、三宅一正                      計8名
[タイム] 美濃国分寺前6:50=小谷城SIC=今庄IC=今庄駅8:10~8:30-弘法寺9:30-鍋倉      山10:25~10:35-藤倉山12:05~13:00-燧ヶ城址(愛宕山)14:15-車止め14:45
=美濃国分寺16:40(直帰組)、17:30(入浴組)(解散)
[地 図] 今庄(岐阜14-1