武奈ヶ岳自然観察会  平成30年6月10日

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武奈ヶ岳自然観察会 平成30年6月10日

参加者 西條先生、竹中(美)、白木貞次、白木しずゑ、神山、小林、馬淵、水谷嘉、 梅田 東明、三宅、久田、他3名(敬称略)(15人)

5:30 美濃国分寺 7:30 明王院駐車場 7:50登山口 10:30 御殿山 11:00武奈ヶ岳山頂 11:30 御殿山 13:00 登山口 16:00 美濃国分寺

前日まで天気予報の画面はしっかりと雨マークであり、降水確率もお墨付きと言えるほど高いものであった。

ただし、午前中はなんとか持つかなという期待もあり、竹中さんより届いた決行の連絡に参加の返事をする。
美濃国分寺に集合して出発する時は空模様は怪しいものの、まだ雨は落ちていない。

途中、道の駅マキノにて休憩し武奈ヶ岳・御殿山ルート登山口のある明王院に向かう。

駐車場にて三宅さんと落ち合い、7:50登山口より出発。

周回は中止すること、雨が降ってきた時点で下山を考えるということに全員が同意した上で登山開始。
今回は、西條先生と武奈ヶ岳の自然(ぶな)を観察する会である。

登り始めは杉・檜林の急登であり、蒸し暑く風がないためか、これがかなりきつく感じられた。

前日も雨であったためか、足下はかなり悪い。

出発して30分で小休止。

西條先生より、ここで檜について、幹の太さは樹齢という要素よりも温度と降水量の要素の方が影響を与えやすいので、単純に幹の太さから樹齢を推定するのは困難とのこと。

樹齢30年から施肥を行うと早く太くなるようであるが、強度が出ない木材になるという。大変興味深い話である。
9:30頃、急登が終わり標高800m程度の尾根に出る。ここで小休止。まだ、雨は降り出さず。空はどんよりと曇っている。

ここからは、急登から尾根筋に出て、足取りが軽くなる。
10:30頃、御殿山に到着。

ここで、ポツポツと雨が落ちてくる。さて、ここまでで終了かということになったが、山頂までは1時間あればピストンできるのではないかという話になり、ここでパーティを2つに分けることとなった。

山頂までは、水谷さんをリーダーとして、東明さん、小林さん、梅田さん、久田を入れたの8人が行くこととなった。

さて、御殿山から山頂までの道のりは、森林のない尾根道である。

もしも晴れていれば楽しい散歩道なのだろうが本日は雨で視界は50m程度、風がかなり強い。

時折、突風が吹き、横殴りの雨が降るという苦難の道。

ザックカバーを飛ばされそうになりながら、何とか歩いて行く。

一人での山行なら、引き返していたと思う。

30分程度かかり、11:00に山頂に到着。写真だけを写して、すぐに下山する。

御殿山まで来ると、風が弱まってきて、雨もそれほどではなくなった。

少し神経を使ったが、天候が荒れた時にどのような事になるかについて、経験できたことは有意義だったと思う。
先に下山したパーティを追いかける形で下山していく。

13:00頃、登山口まで下山。
下山したところ、関山さんご夫妻が駆けつけて下さり、お茶と和菓子、獲れたてのトマトをご馳走になる。

疲れた体に、大変美味しかった。
少し落ち着いてから、明王院の集会所前の空地にて西條先生より特別に講義を頂く。

ブナは種がどんぐりであるため、あるブナの木から30m程度以内でしか子孫を残せないなど、繁殖力があまり強くないといった話や日本海側と太平洋側とはブナに違いがあるなど、様々、印象に残るお話を頂き、大変勉強になった。


結局、雨は山頂直下のみ降られたことになる。

14:00頃 美濃国分寺に向かって移動。

16:00美濃国分寺 解散。

記録 久田宗昌

 

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