登山情報

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活動報告

五支部合同スキー山行

五支部合同スキー山行(護摩堂山)

img006(クリックすると案内が表示されます)

7月例会山行 白山禅定道探索シリーズ(中州宿探索)

7月例会山行
  白山禅定道探索シリーズ(中州宿探索)

朝からどんよりとした曇り空であった。予報では10時頃から雨が降り出すとのことであった。逆に言えば10時までは降らないと、白山神社前で集合しながら雑談。予定より早目に全員が集まり、5時半には保川・朝日林道入口に向け車2台分乗で出発。林道入口までは車で5分程度である。車を降り6時ちょうどに出発、保川方面に向けて林道を歩いていく。相変わらずの曇り空で蒸し暑い。きつくはないが、登り坂が続く。
6時半頃、1度目の休憩。休憩を終え出発した頃、ポツリと何か感じる。早い雨の降り出しに少し戸惑うも前進する。緩い登り坂が続くため意外としんどく、じわじわと汗をかく。太陽が出ておらず、曇りなのでまだ良かった。7時20分頃2度目の休憩をする。まだ天気はもっており、先ほど降り出した雨も上がっている。林道をさらに進むと沢沿いを離れて登り坂になる。沢沿いを歩けばショートカットになるかと思ったが、しばらく行くと、20m程度下方に長い滝が現れる。沢沿いを歩いたとしても、先を阻まれるところであった。
7時55分頃、林道終点に到着。中州宿跡地の看板が出ており、林道の脇に登り口と思われる道がついている。この頃、雨が本降りになる。かなりの降りのため、ザックカバーを付け、雨が直接当たらない林の中へ行く。登っていくと鞍部に出る。中州宿はこの辺りであろうかと、藪に覆われた周りを探索するも特にそれらしいものは何もない。
リーダーである鈴木さんの提案により、5人+5人の2グループに分かれて探索を行う。1班は鞍部を少し登り、もう1班は鞍部を巻くようにして探索した。私は登る方におり高低差にして30m程度藪を掻き分けて登ったが、見つけられず。そこで沢の方へ向かい、降りていく。降りていったところで「あったぞ~」という声が聞こえる。鈴木さんが発見した。
声の方へ行ってみると、ブナ、栃の大木3本余りに囲まれた、苔むした石の土台がある。そ        ▲ひっそりと佇む中州宿の跡
こまで大きいものではなく、4~5畳程度のものである。もう1班も近くにいたので、声をかけ全員集合。集合したところで写真撮影。ここで8時40分頃である。
雨が強くなり、覆っている木の葉を激しく叩く。ここで雨具を身につけて休憩する。この雨では芦倉山は諦め、下山することになった。早いが持ってきた昼食に手をつける。山岳信仰の修験者が使った中州宿は、このような沢の傍の鞍部にあり、ひっそりと佇んでいたのかと当時の面影を偲ぶ。道すらない時代に地図のない中でここまで歩いてきた人々がいた事実を思うが、当時のことを想像することすら困難なように思える。
9時10分頃下山開始。藪を掻き分けて林道へ出る。まず、探し始めた鞍部に出る。看板があったが、藪で見えなくなっていたようだ。9時20分頃林道へ出る。下りは雨の中ひたすら降りるのみであった。芦倉山までは行けなかったが、中州宿を見つけることができ満足である。雨はどんどんと強くなっていく。増水した滝を眺めながら降りて行く。11時30分林道入口へ到着、11時50分に解散。                               [久田宗昌 記]

[日 時] 平成26年7月13日(日)
[場 所] 岐阜県郡上市白鳥町石徹白
[参加者] 神山敬三、後藤 允、白木貞次、鈴木寛人、関本俊雄、竹中美幸、竹中佳美、      久田宗昌、藤井法道、馬淵 等
[タイム] 白山仲居神社前集合5:30=保川・朝日林道終点6:00―保川林道終点7:55―中洲      宿発見8:40~9:10―保川林道終点9:25―林道入口11:30=白山神社11:45(解散)
[地 図] 1/20万;岐阜、金沢 1/5万;白鳥、白山 1/2.5万;石徹白、二ノ峰

自然観察と地形図の読み方勉強会

7月自然観察会(自然保護委員会)
金草岳(1227.14m 二等三角点)、冠山(1256.60m 三等三角点)

「山の日」が8月11日に決まったこともあり,改めて「山に学び,山で楽しみ,山の自然環境を考える」ということで,岐阜県揖斐川源流の越美山地で自然観察会を実施しました。
4日は夕刻集合でしたので,夕食後、三角測量と地形図に示される三角点の基礎知識,尾根と谷の関係やピークおよび鞍部と等高線表示などを予習しました。とくに,1/25000地形図の等高線が10m間隔であり,10m未満のピ-クは表示されないので,隠れピ-クとも呼ばれます。また,気候や地形条件の違いが,生育する植物や植生に表現されていることを,スライドを通じて予習しました。
5日は冠山峠~檜尾峠~金草岳を往復する行程で,地形図の判読実習と植物の観察を行いました。稜線歩行の際には,①鞍部は下りの終点であり登りの始まりであること,ピークは登りの終点であり下りの始まりであること,②ピークのある箇所は等高線が閉じていること,③尾根はピークから派生し原則的には三つの尾根から出来上がっていること④隠れピ-クが地形図上にプロットされるとランドマ-クとして役立つこと等を確認しながら歩きました。 天候には恵まれましたが,湿度が高く無風状態でもあったため,檜尾峠までの樹林内のアップダウンには体温調節に意外とてこずりました。檜尾峠以降の稜線では,蒸し暑いながら,時折流れる涼風と草原内の花々,そして釈迦嶺とそれにつづく徳山湖や徳山富士,さらには部子山ほか福井の山々の眺望に癒される観察会になりました。
宿泊場所の徳山会館に戻った後,会館支配人の差し入れの地酒と,料理長からの山菜の和え物ほかのもてなしを受け,徳山湖周縁の山談義に花を咲かせました。
6日は前夜の小雨も上がり、曇天ながら予定通りの観察会を始めました。この日は,冠山峠~冠平~冠山を往復する行程で,地形図判読の復習と,開花期を迎えた植物の見分け方やブナ林を中心に,ブナ林が成立する場所や草原が分布する場所の環境条件を観察しました。なお,地形図上では一つの尾根として表示されていても,実際は,多くの小ピークがあることを体感し,1/25000地形図では,10m未満のピークが隠れピークとして,図示されないことを確認しながら冠山に向かいました。
まさに,湿度が高い梅雨の合間の山行でしたが,雨が降ることもなく,ヤマビルやマイマイガの幼虫に悩まされることもない観察会でした。今年は融雪時期が早かったものの,その後の低温が続いたため,花期が長く多くの樹の花・草の花が観察できました。参集者それぞれの体力に合わせた行動がとれ,意義のある催しとなったようです。
以下に,両日に観察できた主な植物をあげておきます。(オオナルコユリ・ササユリ・ニッコウキスゲ・コバイケイソウ他、全38種類-省略)                 [西條好廸 記]

[日 時] 平成26年7月4日(金)~6日(日)
[場 所] 岐阜県揖斐郡揖斐川町塚、福井県今立郡池田町楡俣・田代 境
[参加者] 影山秀雄、後藤 允、西條好廸、白木貞次、鈴木寛人、高木基揚、藤井法道、      影山千代子、清水友子、他1名
[地 図] 1/20万;岐阜   1/5万;冠山   1/2.5万;冠山、宅良

2014「国民参加の森林づくり」シンポジウム

2014「国民参加の森林づくり」シンポジウム

                   全国育樹祭開催前年記念行事

森は自然と人間の暮らしを結ぶ、林業を始めとした産業の拠り所であるとともに、
地球環境と生物多様性を健全に保つ、かけがえのない生命のゆりかごで有る。
望まれるのは、活発に生産活動の営まれる「生きた森」、木を使う知恵と技術、
文化を育む「恵みの森」だ   しかし今「森林国ニッポン」として胸を張れる現状だ
ろうか。現在の課題はを明らかにし、森と人の未来を築く手立てを、森と清流の里
岐阜から探りたい。
13:15~14:00 基調講演  脚本家 倉本 聰 氏
「あなたは文明に麻痺していませんか~真の文明とは」
1935年、東京生まれ
東京大学文学部美学科卒業後 ニッポン放送入社
代表作にドラマ「前略、おふくろ様」「北の国から」「風のガーデン」、映画「駅・STATION」など。

日時; 2014年11月22日(土) 13:00~16:30 (受付12:30~)場所; じゅうろくプラザ2ホール  岐阜市橋本町1丁目10-1
(JR岐阜駅西隣)
定員; 500名 事前申し込み必要、先着順。
参加費;無料
申込締切; 2014年10月31日(金)消印有効

参加希望者は下記申込書に必要事項を記入し、郵送又はFAX、メールで申込んで下さい
「シンポジウム参加希望」と書いて下記の内容でお申し込み下さい

シンポジュウム参加申込書 FAX058-278-3527
Email  c11514@pref.gifu.lg.jp氏名(ふりがな)                      年齢       才
住所 〒   -

電話                          参加希望人数     名
メールアドレス

 主催;国土緑化推進機構、第39回全国育樹祭岐阜県実行委員会、
朝日新聞社、(公財)森林文化協会
 後援;林野庁、美しい森林づくり全国推進会議
http://www.g-forestry.or.jp/pdf/国民参加シンポ14.pdf

山岳写真展の開催

12月3日~28日 喫茶「パウゼ」 岐阜市長良東3-38(バロー長良店東)

1月7日~31日 「山県市香り会館」山県市大桑726-1で開催します。

写真の大きさは 半切版(43cm×35cm)

「題名」と「何処の県」か記入

写真の持ち込みは、山岳講演会会場までご持参ください。

の場合は、支部長宅に郵送ください。

写真枠は、事務局にて準備いたします。

皆様、ご自慢の写真をお待ちしています。

登りたい山

登りたい山のアンケートを実施し、27年度の山選定に利用いたします。

おすすめの山、挑戦してみたい山、行ってみたい山等を

専用の葉書に記入して、送付願います。

期限は11月15日ですのでよろしくお願いします。

山岳講演会のご案内

26年11月14日(金) 午後6時30分~午後8時頃

長良川スポーツプラザ 2階 大会議室(メモリアルセンター北500m)

岐阜市長良福光青襖2070-7にて山岳講演会が開かれます。

入場無料ですので、皆様お誘いの上ご来場ください。

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3月例会 3月23日(日) 積雪期登山 徳平山(1193.1m Ⅱ) 点名 宇斗股(1126.4m Ⅳ)

3月例会山行(積雪期登山研修)

  徳平山(点名 東市布) (1193.07m 二等三角点)

半ば雪に埋った民有林道入口の標柱前に車を停め、今回の山行は始まった。九頭竜川に架かる橋を渡って、直ぐに山に取り付くことになっていた。しかし、北斜面といえども見上げる急斜面は、残雪よりも一冬雪に押し付けられていた落葉や岩がむき出しているところの方が多い。かろうじて残っっている残雪を伝って、750m付近の尾根に出る。ここまでが本日一番の登りで、ここから先は楽々の尾根歩きが期待できる。
904mのコブと細い尾根を越えたあたりから、ようやく雪のびっしりついた山となってきた。雪面はきらきら光り、よく締まって快適に歩ける。この山域は広葉樹林であり、広い尾根には、大きいブナやミズナラも多く、枝先には先秋の熊棚やヤドリギがついている。振り返ると、2月の例会山行で歩いた野田平から熊ヶ岳までが眼前に広がっている。下山口予定の1111mピークを過ぎ、9時5分には雪庇のついた徳平山頂上に到着した。北面の枝越しには白山、南面はこれから進む予定の越美国境が谷越しに望める。
写真を撮り小休止した後、再出発する。頂上からの降りは急斜面。しかも、南斜面だけあって地面も露出している。鞍部から先は再び雪に覆われた尾根が続く。緩やかな尾根は、根上がりヒノキの大木の道でもある。尾根上は見晴らしがよく、前面にどっしりとした山容の滝波山、右手にはつるつるの平家岳、その奥に荒島岳が在る。左手には越美国境越しの御嶽山が在る。 10時            ▲徳平山山頂の様子
20分、1148mピークの越美国境に到達する。南を望むと1126.4mの宇斗股三角点まで、越美国境が長く続いている。時間的に見てそこまで行けぬと判断し、今まで歩いてきた徳平山の尾根の先に白山を望み昼飯とする。
軽い昼食後帰路につく。急上昇してきた気温は今歩いたばかりの尾根の雪を腐らせはじめ、徳平山への登り返しの南斜面は一層雪の無い地面を拡がらせていた。50分ほどで徳平山頂上を越えて、北東に延びる一つ目の尾根を下山道にして進む。本当はもう一つ登り返したピークから続く尾根を下る予定だったのだが、この尾根の先も入谷林道に出るので良しとして下っていく。進むにしたがって杉の植林地となり、尾根は狭くなり岩が出てきたところで尾根左の沢に降りることにする。降りた沢は明るく広く、サワグルミなどの渓畔林となっている。そのため、今までのツボ足歩きではズボッとはまるようになったので、かんじきを使用し始める。平らな沢は直ぐに狭くなり右から山腹がせまってきたが、斜面は現在施業しているような杉植林地となっているので、そのまま進むこととし、日陰でやや凍った杉尾根の斜面をかんじきでトラバースしていく。やがて、尾根の切れた先に赤テープが見え、沢の左先に明るく開けた林道が見える。1m幅ぐらいの水の流れる沢を横切って、入谷林道に出る。
いま降りてきた沢は、林道終点から沢詰めして頂上に出るのに使われたルートらしい。林道は所々地面が露出してきたので、かんじきを外し40分程歩いて九頭竜川の橋を越え、国道158号に出た。橋を渡る手前には、本日歩いた山域が入谷国有林であることを示す看板があった。                                                [鈴木寛人 記]

[日 時] 平成26年3月23日(日)
[場 所] 福井県大野市上半原、入谷
[参加者] 今峰正利、白木貞次、鈴木寛人、竹中佳美
[タイム] 民有林道入口6:20-尾根904m地点7:30―尾根1111m地点8:30―徳平山9:05―越
美国境交叉1148m地点10:20~10:45―徳平山11:35―入谷林道終点13:10―入谷
林道始点・国道158号線出合い13:50(解散)
[地 図] 1/20万;岐阜   1/5万;白鳥   1/2.5万;白鳥

春季懇親山行 4月13日(日) 堂塚山(885.2m)

晴れ、宿を8:30に出発。15分ほどで黒落谷林道に駐車。

35分ほど歩くと林道は終わり、倒木の多い急斜面に取り付く。

道は踏み跡程度で足場は悪く気を抜けない。

稜線に這い上がると道があり一安心、15分ほどで頂上に着いた。

立木に囲まれ展望はない中、昼食を取り、慎重に下山。

12:30無事解散した。

2014年 今西錦司記念登山 鍋尻山(838.3m)

5月例会山行(今西錦司記念山行)

鍋 尻 山 (838.27m 三等三角点)

今年の今西錦司記念山行は滋賀県の鍋尻山との案内がありました。まだ登ったことのない山なので是非登りたいと思い、参加表明をしました。事情があってリーダーを引き受けることになり、高木支部長と5月3日に下見に出かけました。登山口はわかりましたが途中から道がなくなり、ちょっと厳しい山歩きを覚悟しました。
当日の参加者は10名、まずまずの集まりです。岐阜県庁に集合して大垣方面へ。国道沿いのコンビニで待ち合わせて垂井方面へ。         ▲鍋尻山頂上での参加者
さらにドライブインで一人乗ってもらって、目的地の「河内の風穴」方面へ向かいました。「河内の風穴」を過ぎて少し走り、川原へ下る道へ進んだ「山女原(あけんばら)」が登山口です。
登り始めるとすぐに「ヒル!ヒル!」と大騒ぎ、かなりのヒルがいるようでした。わかり易い道を登ると「大杉」、登山口から50分ほどの距離です。ここからは道がなくなるので、先頭の白木さんにお願いして、登り易いコースをとってもらいました。途中ちょっと急な斜面があり滑って困りましたが、皆で頑張って頂上を目指しました。
登山口から2時間20分ほどで頂上に到着、やれやれです。頂上に着いてみると保月方面からは標識がしっかりあり、良く整備されているのが分かりました。楽しいランチタイムを過ごし、集合写真を撮り下山。白木さんに登りと違うコースをお願いしました。途中にエビネの花がいっぱい咲いていました。キンラン、ギンランも・・・。
眺望には恵まれない山でしたが、たくさん花を楽しめました。ゆっくり下山し、1時間35分ほどで登山口に戻ることができました。
岐阜からはあまり登られていない山、途中から道がなくなる急な山、ヒルがいっぱいの山、そして花もいっぱいの山でした。事故もなく登れたことに感謝して、登山口で解散しました。帰りの車の中、首に冷たい感じ! 汗かな?と思って手をやると、ヒル!! びっくりして広い場所に駐車して、退治しました。                [後藤 允 記]

[日 時] 平成26年5月25日(日)
[場 所] 滋賀県犬上郡多賀町河内・保月
[参加者] 久野菊子、後藤 允、佐藤正雄、白木貞次、杉山美智子、武田幸男、竹中美幸
竹中佳美、藤田純江、馬淵 等
[タイム] 岐阜県庁6:57=登山口9:08―鍋尻山11:30~12:24―登山口14:00=岐阜(解散)
[地 図] 1/20万;名古屋   1/5万;彦根東部   1/2.5万;高宮