5月例会山行 上谷山(1083.0m 二等三角点)、鏡山(1086m 三角点なし)

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5月例会山行

上谷山(1083.0m 二等三角点)、鏡山(1086m 三角点なし)

山P5100119

▲上谷山頂上で参加者一同

 

山P5100127

▲鏡山頂上で参加者一同

この山は徳山ダム堰堤の西側に位置し、上谷山(うえんだにやま)はぎふ百山、鏡山は続ぎふ百山に含まれている。当支部では28年前に上谷山に登っている。当時はまだ徳山ダムの工事は始まっておらず、徳山本郷の街並みも賑っていた。
今回は徳山会館を起点とし、上谷山経由でヤブの鏡山を目指す。会館前の駐車場から歩き出す。道路脇の階段を登るとすぐ展望台に出る。青空のもとダム湖の上に新緑の山々が広がる。この山行一の展望、というより展望と言えるのはこの付近のみであった。再び階段を登り森の中に入る。若葉の深い緑に囲まれて歩くのは清々しい気分になる。頭上は樅やミズナラの大木が覆い、シロモジの葉の間を縫って緩やかに、あるいは急登を繰り返し進んでいく。
時々木の間からダム湖が覗く。湖上を渡る風が吹き付けるのか、涼しい風が横から吹き抜け汗もかかずに歩いていけた。尾根芯には薄い踏み跡が残っており、倒木や枝が覆っていても問題ない。高度があがると北に能郷白山から金草岳が切れ切れながら見られるようになる。上谷山頂は高い木に囲まれ、三角点の周りだけ切り開かれていた。周辺を猪が掘り起こしており、その土で埋もれていた三角点標柱を掘出し集合写真を撮る。
小憩の後、この場に留まることにしたOさんを残し10人で鏡山を目指す。ヤブは根曲り竹と小灌木であったがさほど密ではなく、尾根芯には幽かな踏み跡もあり順調に進めた。ミノマタの分岐ピークで東に向きを変えると、笹は低くなり気持ちのいい樹林帯になる。山頂が意外な近さに迫っていた。
鏡山の山頂は背丈を越える笹と高木。太いミズナラの枝に山名板が付けてあった。記念の写真が撮れるよう切払い、パチリ。木の間から花房山が覗く。お腹が空いてきたこともあり、早々に上谷山へ引返し昼飯とした。西には千回沢山らしき山塊が木の葉越しに見えそうでもどかしい。山頂周りにコシアブラの高木が有り、木登りの上手い老熊が若芽を取り、分けてくれた。この日の夕飯に春の香りをはこんだ模様。日差しは強いが爽やかな風と明るい緑に包まれた一日であった。                                [神山敬三 記]

[日 時] 平成27年5月10日(日)
[場 所] 岐阜県揖斐郡揖斐川町開田(旧徳山村)
[参加者] 大口瑛司、神山敬三、西條好迪、白木貞次、関本俊雄、高木基揚、竹中美幸、竹中佳美、久田宗昌、堀 義博、山本善貴
[タイム] 徳山会館駐車場6:45-上谷山頂上9:45-鏡山頂上10:50-上谷山11:45~12:45-徳山会館駐車場14:55(解散)
[地 図] 美濃徳山(岐阜10-2)、美濃広瀬(岐阜11-1)

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