8月例会山行
乗 鞍 岳( 剣 ヶ 峰 )( 3025.7m 一等三角点 )
前夜から晴天、夏の清々しさも湛えた朴の木平に集合。
バスで畳平へ。高度が上がり景色も広がり、バスの振動が心地よい睡魔に代わりだしたころ、「あれは熊だなぁ」とメンバーがボツリとつぶやく。
麓の草原をのぞき込むと、小さな黒い物体が確認できた。
観察すると愛らしく動きだす。周りにいた家族連れ同様全員のテンションがあがり、第一発見者の眼力に驚き、暫し感心する。
その後、畳平集合のメンバーと合流。
厳格な指示に定評あるリーダーからは珍しく「今日は少し楽しみながら登りましょう」のかけ声があり、笑顔で登山開始。
広がる峰々、池に浮かぶ雪塊、そして夏の高山植物などを愛でながら、ゆるゆると進む。
まず手前の富士見岳を目指す。
登山道脇の荒れ地にはコマクサ、さすが高山植物の女王と呼ばれるだけあって可憐なものである。
一旦遊歩道に戻り、肩の小屋で一息入れ剣ヶ峰に向かう。
剣ヶ峰で早めの昼食。
夏の風がひたすら心地よい。
お裾分けいただいた手作りおかずたちも抜群に美味い、大満足。
その後はコロナ観測所のある摩利支天岳にも足を伸ばし、お花畑に立ち寄りながら畳平まで下りてきた。
最後に山岳会新参者の感想です。
東京から参加となり朴の木平に車中泊しました。
3時頃に眺めた天の川、流れ星もあり本当に美しかったです。
山行のスタート時間が早かったおかげでしょうか、登山路、頂上とも混雑もなく午後からのガスも影響なく眺望を楽しめ、夏山を満喫できました。
山岳会大先輩の「艶やか」な立ち居振舞いにも憧れた一日でした。本当にありがとうございました。 [塩入英樹 記]
[日 時] 平成29年8月20日(日) (晴れ)
[場 所] 岐阜県高山市丹生川町、長野県松本市安曇 境
[参加者] 神山敬三(CL)、梅田直美(SL)、小島孝子、塩入英樹、下畑佐和子、武田幸男、竹中美幸、東明 裕、那須哲郎、野田紀子、早田道治、馬渕 等、三宅一正、山本善貴、他1名(東明氏家族) 計15名
[タイム] 美濃IC5:00=朴の木平バス停7:25=畳平登山口8:00-剣ヶ峰10:20~11:00-畳平13:10~13:50=朴の木平バス停14:50(解散)=美濃IC17:00(解散)
[地 図] 乗鞍岳(高山8-3)