8月バリエーション山行(沢登り)
九 蔵 谷 (飛騨川水系、青屋川支流)
台風5号の動きが心配であったが、今朝は曇り空で昨日迄の蒸し暑さが嘘のようだ。
あさひのみちの駅に着くと、まだまだ早すぎるのだが胸を膨らませ渓流靴、スパッツの装着と準備が始まった。
関本、木下、本杉氏と合流して九蔵に向かう。
10分程で九蔵谷入渓点に着き、車3台が上流にデポに向かう。
身支度が整い、木下さんから遡行の注意点等があった。
右岸橋の袂から降りて川の瀬に立つ。
水は少し冷たく、水量は少し多いかな。
木下さんは 70才を少し越えているが、軽快な足取りでドンドン川を進んで行く。
遅れては申し訳ないと一生懸命ついて行くが、暫くすれば長い列になり一呼吸入れながらの進行。
水は透き通って綺麗だが、滑る石か滑らない石か見分けがつかない。
岩場の通過は挑戦で、水際か少し上のへつりに足先を架け、岩角に手を架けての進行。
無理な場合は、水深があるのでドボンと落ちる。一瞬冷たいが中々楽しい。
遡行している谷は深いので左右岸から合流する水は小滝の様相で涼しげに見える。
九蔵川は乗鞍岳山麓からの雪解け水なので上流へ行くほど冷たくなってくる。
1キロ半程で水流が激しい4m程の滝に直面した。
本杉さんが前日に下見にきて、滝壷で4万円の眼鏡を落としたとの話で、周辺を探すが見つからぬ。
滝壷は複雑な水流があり、引きずり込まれる恐れがあるからと右岸に迂回した。
急峻な谷にロープを50m張り、石を落とさぬように慎重に登る。
上は緩傾斜地で大木が疎らに立ち気持ちが良い。
滝上に降りられるように上流に移動し、懸垂下降で川面に立つ。
気流と待ち時間で体が冷えてきた。
もう水に浸かりたくないと思いながら更に500m上って滝で昼食。
山田さんは滝つぼで一泳ぎ。
急峻な左岸を攀じ登って林道にでる。
道々の話では、この谷に森林鉄道の橋脚が残っているとの事。
次回は、レベルが上がって上流の谷か。 [今峰正利 記]
[日 時] 平成29年8月6日(日) (晴れ)
[場 所] 岐阜県高山市朝日町九蔵
[参加者] 木下喜代男(L)、今峰正利、鈴木寛人、関本俊雄、竹中佳美、那須哲郎、 山田昌孝、本杉(飛騨山岳会) 計8名
[タイム] 中濃庁舎6:30=あさひ道の駅9:00~9:30=九蔵谷10:10~14:20=中濃庁舎16:30[地 図] 飛騨青屋(高山12-1)