5月バリエーション山行(二度と登りたくない山シリーズ)
水 洞 (1415.2m 二等三角点)
久々野で41号から木曽街道を東進し、長い権現トンネルを抜けると朝日貯水池に架かる真っ赤なアーチの中洞大橋が眼前に現れる。
右岸の旧道に駐車し、水谷さんと合流する。
左岸の坑口横から左に巡視路を辿る。巡視路にしては踏み跡が無いなぁと思いながら新緑に彩られた樹林の中を気持ちよく進む。
30分も経つと汗が出だして、各自温度調節で服を脱ぎだした。
はじめは歩きやすい土の道であったが、20~30㎝の石が混じって歩きにくくなり勾配も急になってきた。
水谷さんが「昨日泊まった旅館で猿の肉を食べた」と、この話は吃驚である。
14番鉄塔に着くころ「一本!」の声が掛かり休憩。
辺りには蕨が目に付き、少しの時間で手に余る程とれた。
「杉山さん、ハイお土産」。
尾根も気持ちの良い樹林が続きなんとなく頂上に着いていた。
赤く塗られた二等三角点にタッチし、周囲を見回すと東に迫力満点の乗鞍岳が迫っていた。
20m程鉄塔の場所まで下がると何時も眺める御嶽山でない、継子岳、摩利支天岳、継母岳の御嶽山も素晴らしい眺めだ。
青空、新緑が眩しいなかで昼食タイム。
「なかなかいい山だ。」の声が多い。
新しい仲間が増えて、今西先生式の下山時の儀式が行われていないということで「水洞山ヤホー」を三唱して下山の途についた。
下山中、太い枯れ木にサルノコシカケを見つけ取ろうとしたが無理で、殊勝にも藪山フル装備で登っていた人から鋸を借り切断してとる。
コシカケはカチンカチンでなかった。
時間が早かったので、真っ赤な橋が見える登山口近くでラペリング訓練を行う。
簡易ハーネスを装着し、ムンターヒッチで懸垂下降して湖岸上の山道に降り立った。
ムンターヒッチが中々セット出来ず時間を費やしたが、訓練は好評であった。
小坂町湯屋の天然炭酸泉「ひめしゃが温泉」で汗、疲れを流す。
露天風呂の「源泉そのまんま風呂」は温いが、肩まで浸かってしばらくすると肌に泡が付きポカポカと全身が温まる。 [今峰正利 記]
[日 時] 平成29年5月28日(日) (晴れ)
[場 所] 高山市高根町中洞
[参加者] 今峰正利(L)、梅田直美、杉山美智子、竹中佳美、松原秀夫、馬渕 等、水谷 透、山田昌孝、山本善貴 計9名
[タイム] 美濃総合庁舎6:00=中洞大橋8:20-水洞11:00~12:00-中洞大橋14:15-ひめしゃが温泉15:15~16:00-美濃総合庁舎17:30(解散)
[地 図] 朝日貯水池(高山12-2)