2月バリエーション山行
貝 月 山 ( 1234.3m 二等三角点 )
前日に雪が降り山行が中止になる心配もあったが、スキー場が登山口なので行ける所までラッセルするということで、計画通りに行われた。
参加メンバーの中には4輪駆動でない人もいて、慎重に雪道を走って久瀬振興事務所に来たようだ。
自分はエクストレイルに乗り換えてギリギリ10分前に到着、3台のエクストレイルに分乗して貝月ゲレンデを目指す。
入会予定の梅田さんは新型のエクストレイル。
それに、東明さんや山田さんと山レコ仲間で、並の女性ではないように思える。
スキーハウスで準備して、7時50分にスタートする。
今日はラッセル訓練が目的で、山頂に立てるかは隊員の力量次第である。
足元はワカンがほとんどで、スノーシューは山本と刈谷さんのみであった。
山本が先頭で、リフト休止中のゲレンデのスキー跡の終わりまで登る。
スキー跡でもかなりの埋まり込みがある。
それより上は真っさらな新雪(深雪)。それを11名でラッセルしていく。
▲二人がかりでのラッセル
腰まで埋まってラッセルするのは初めてである。
リーダーから「交代しろ」と声が掛かる。
一人で長くラッセルしていると後ろにいるメンバーが寒くなってくるので、体を冷やさないうちに早く交代するのが重要なのだ。
しかし、女性では3~5mが限界のようだ。
ラッセルのやり方を白木さんから指導してもらう。
ピッケルを利用して、手で雪をかいてから踏み込んでいく。
梅田さんははじめてだが手馴れたようで、ペースも体力も十分あり見事だ。
天候は雪が降っているが、たまに晴れることもあった。
ゲレンデトップから林道に入って、少しの所で先頭だった梅田さんがすっぽりと埋まってしまった。
空洞があったようだ。
その先で尾根を登ることにした。
ゲレンデほどの深さは無く楽になったかにも思えたが、風が強いため枝の雪が落ちてブリザードになる。
雪が顔に当たって、かなり冷たい。
吹き溜まりや、急な尾根は苦労した。
メンバーの中でも、山田さんと東明さんはパワーがあり、かなり距離を稼いでくれた。
中でも山田さんの急登のラッセルはすごかった。
2番手でも離されるほどだった。
山頂が見えて尾根に復帰しようとしたあたりで、12時近くになり撤退することになった。
この場所で山田さんがゾンデ棒で雪の深さを測ったら、154㎝あった。
昼食は風の当たらない壁になった所で摂った。
▲最終到達地点で参加者一同
雪は降っているが、風が当たらない分よかった。
下りは溝状になった滑り台のような踏み跡を慎重に下った。
幅が狭いため、こけたりする人もいた。
ゲレンデが見える頃には、日が差してきて暑かった。
あれだけ苦労したのに1時間掛からずゲレンデに戻ってしまった。
帰りには他の駐車場が全て満車になっていて、びっくりした。
今日は11人で深雪のラッセルを体験できて、大変有意義だった。
[山本善貴 記]
[日 時] 平成29年2月12日(日)
[場 所] 岐阜県揖斐郡揖斐川町日阪
[参加者] 今峰正利(CL)、山本善貴(SL)、苅谷敬三、小林和雄、後藤 允、白木貞次、竹中美幸、東明 裕、林 靖子、山田昌孝、梅田直美(入会予定)
[タイム] 久瀬振興事務所7:00=貝月ゲレンデ7:30~7:50ーゲレンデトップ9:10ー尾根分岐10:35ー撤退ポイント11:55ー昼食12:05~12:40ーゲレンデ13:20=久瀬振興事務所14:00(解散)
[地 図] 横山(岐阜11-2)