5月バリエーション山行
ソ ン ボ 山(1192.8m 三等三角点)
今回の目的は飛騨市宮川のソンボ山。富山県境近くということで、早朝出発のやや強行登山になった。
近くにあり昨年同時期に登った漆山岳と違い、今年の残雪の少なさはここも同じで、そのかけらさえ見ることが無かった。
また、国有林ということからか山頂部には意外にもくっきりと杣道が付けられて藪はほんの少々、期待(?)を大きく裏切ることになった。
最も難儀だったのは標高差850m、延長6.1㎞にわたる林道を延々と歩かねばならないことだった。
▲まったく雪のないソンボ山頂上で
飛騨市に入り、先ず古川にある飛騨本署に登山届を出す。
国道41号から360号に入り、旧宮川村のJR打保駅の先で林道洞~流葉線に入る。
この林道はまだ半月前にゲートが開いたばかり。
奥には見頃を迎えたミズバショウの群落があり、今日も多くの観光客を迎えている。
そうして林道に入り、約1.5㎞ほどにある土集落跡を車止めにし登山口とする。
林道を歩くこと45分余り。
ここを左折した所に点名鉢窪三等三角点があるが、帰りに立ち寄ることにし右折して更に林道を進む。
二つ目の林道も右折して林道終点まで進んだところから藪に入る。
ここまで1時間50分程。
なお、林道終点150m手前右手にマセド三角点へ向かう谷越えの杣道の起点があり、これを入れば全く藪漕ぎなく山頂に立てた。
これは帰りに判ったことで、そこへ入る目印などは無いが、唯一林道の左手にほんの少しの膨らみのある所を右手の谷へ下ると良い。
帰りに立ち寄ったマセド四等三角点は無事見つかったが、もう一つの鉢窪三等三角点は30分余りの大捜索にもかかわらず発見出来なかったことが唯一残念であった。
山頂からは昨年同時期に登った漆山岳や僅かに残雪を頂いた白木峰方面が展望でき、暑くも無く寒くも無い絶好の登山日和を堪能することが出来た。
地元ではこの山をウド山とも云うそうで、帰りには多くの山菜のご褒美にもあずかった。
[藤井法道 記]
[日 時] 平成28年5月1日(日) [場 所] 岐阜県飛騨市宮川町洞
[参加者] 今峰正利、神山敬三、小林和雄、後藤 允、白木貞次、竹中美幸、竹中佳美
藤井法道、藤田純江、山本善貴
[タイム] 中濃総合庁舎4:00=飛騨警察署=土(ど)集落跡登山口6:30~6:45-鉢窪(Ⅲ789.9)上部7:30-マセド(Ⅳ1124.9)右手林道終点8:00~8:15-杣道出合9.00-ソンボ山9:30~10:15-マセド10:20~10:40-林道出合10:55-鉢窪12:15~12:50- 登山口13:40~14:10=古川=高山西IC=美濃IC=中濃総合庁舎17:00
[地 図]