1月積雪期登山研修山行 徳 平(べら) 山 (1143.1m 三等三角点)

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1月積雪期登山研修山行

徳 平(べら) 山 (1143.1m 三等三角点)

山P1250036

▲快晴の徳平山山頂で参加者一同

雪山登山の案内に誘われ、心浮き浮きで準備をする。自宅出発は深夜となった。我が家の老犬・猫は寝息を立て、夢の中で起きる気配も見せない。途中小林さんと合流し最初の集合地である美濃市へと足を進め、そこで2台の車に分乗し最終集合地である国道158号線油坂料金所跡地へと車を走らせた。集合時間は6時である。現地は未だ日の出前で薄暗かったが、除雪の雪が積み上げられ一面の雪であった。今回の山行は現地直行の3人を含め、10人で登ることになった。ここから3台の車に分乗し国道を少し下り、左側の路肩に車を止めた。駐車スペース確保のためにスコップを持参したが、何とか車を止めることはできた。

 
ここから登山開始である。空も東の方が少し明るくなってきた。天候は良さそうで、天気予報はバッチリの登山日和である。周りは一面の雪景色。ここでスノーシュやワカンを履き出発。登り口の標高は約600m。九頭竜川に架かる橋を渡り、直ぐに山に取り付いた。
いきなり急斜面を登ることになった。ピッケル片手に一歩一歩足を進めるが、ワカン歩きに不慣れなので思うように足が進まない。尾根まで約300mの標高差をしっかり汗を掻き登りきる。尾根からは周りの山々を眺めながら頂上を目指す。雪は良く締まっており、ブッシュも雪で完全に覆われている。この尾根から山頂までにはブナやミズナラなどの巨木も多い。雪庇に注意を払いながら10時40分に徳平山頂上に到着した。頂上は360度の眺望であり、真っ白な御嶽山、白山や県境の平家岳等々の山々を美しく眺めることができた。
最初の計画では赤樽山へ足を進める予定であったが、予定を変更しこの場所で雪洞やザイル扱いなどで楽しむことになった。雪洞は山頂付近の雪庇を利用して作った。鈴木さんの指導の下、スコップで雪を掘り、この雪を利用して雪洞の前に壁を作り、奥は人が横になれるように掘るのがベストとのことであった。その後、昼食や写真撮影などを行い来た道を戻ることになった。
尾根を気持ち良く歩くこと1時間程で急登の取り付き位置に到着した。ここから慎重に下ることになった。最後の急坂は、ザイルを掛け懸垂下降を行い来た橋を渡り車へと戻り、楽しく有意義な山行の幕を下ろすことになった。                  [馬渕 等 記]

[日 時] 平成27年1月25日(日)

[場 所] 福井県大野市上半原 九頭竜湖南

[参加者] 今峰正利(L)、鈴木寛人(SL)、神山敬三、後藤 允、小林和雄、竹中美幸, 久田宗昌、林 靖子、馬渕 等、山本善貴

[タイム] 民有林入口6:50―尾根(約900m地点)8:30―徳平山10:40~12:25―尾根(約900m地点)-民有林入口15:10(解散)

[地 図] 白鳥(岐阜1-4)

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