平成27年度 前期 小津権現山「私たち県民の森林づくり」

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平成27年度 前期 小津権現山「私たち県民の森林づくり」

今年度前半の活動経過を報告します。[堀 義博 編集]

第1回 4月5日(日) 雨天のため中止
第2回 4月19日(日) 天気:雨  参加者:JAC6名他
前回が雨天で中止になったため、今日が今年度初めての作業になる。藤波登山口において雪で倒れた標識などを修復した後揖北林道に乗り入れたが、7~8年前の大規模な崩落を修復した地点で再び土砂崩れが発生し林道が塞がっていた。ここから2人がそのまま徒歩で植栽地に向かい、他は引き返し藤波谷登山口から現地を目指した。10時過ぎに植栽地に着き、雨の中のぼりの掲揚や雪によって散らばった施設などの整理などを行う。あたりの植栽木や各種支柱の中折れなど、この冬の積雪の多さがうかがわれた、
第3回 5月10日(日) 林道崩壊のため中止
第4回 5月31日(日) 天気:晴れ  参加者:JAC6名
揖北林道の土砂崩れがようやく復旧し、通常の作業が出来るようになった。昨年の今頃、マイマイガのケムシの異常発生で新緑が食い尽くされ初冬の森のようになったていたが、今年もかなりの食害が進んでいた。これらの駆除のため3台の噴霧器を持ち込み、手分けして駆除薬の散布を行った。
権現の森のシンボルツリーとして親しまれてきた「ブナ爺」が突如として枯れてしまった。樹齢200~300年になるか定かではないが、まれにみるブナの大木がこれ程までにあっけなく命を絶たれてしまうものかと一同唖然とするばかりであった。

山ブナ爺の枯れ

▲突如枯れてしまったブナ爺
第5回 6月7日(日) 天気:曇り  参加者:JAC2名
冬場に傷んだ登山口の表示板や植栽地までの登山道の整備、植栽地内の記念植樹の手直しなどを行う。また、防獣ネット(幅1.5m、ポリプロピレン製の緑色の網)を250m分、植栽地まで運び込んだ。なお、先週の消毒作業でマイマイガの駆除を試みたが、今日はその姿が全く見られずその効果の程に胸をなでおろす心地である。
第6回 6月28日(日)  自然観察会  雨天のため中止
第7回 7月5日(日)  天気:曇り  参加者:JAC4名
350m分の防獣ネットを植栽地までボッカし、植栽地の核心部に張った。前回運んだ250mと合わせて600mを張り終えたが、材料の不足で200m足らずを残した。雪害はやむを得ないまでも、これでシカやイノシシなど獣による食害だけは防ぐことが出来ることを期待したい。ナツツバキが植栽地全域に咲いていた。昨年はマイマイガによる食害で全山が丸坊主状態の初冬の雰囲気であったが、今年は消毒の効果もあってその影響はごく少なく、新緑に包まれたまま時の経過を刻むことが出来ると思われる。

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