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リハビリ登山について

過報告
リハビリ登山について

1.取り組むこととなった経緯
昨年度(2016年度)、支部の会員が勤める会社の関連で、高齢者の体力づくりやリハビリのために登山を企画しているとの話しを聞き、山岳会としてそのサポートに是非取り組みたいと思いました。

当面は山行委員会で協力した上で逐次支部会員に紹介することとし、数回参加してきました。

岐阜市の百々ヶ峰、各務原市の権現山や明王山などです。

その成果にもとづき今年度の総会で提案し、支部の事業として取り組むことになった次第です。

形態は引き続き支援協力することですが、広く会員会友に呼びかけ、支援する者、リハビリ体力づくりを目指す者等を集め、支部活動の可能性を探り、支部の活性化を図ることを目指していきます。

2.これまでの活動報告

第1回 2月26日(日) 金華山(岐阜市内)
参加者 支部員3名、一般12名(脳梗塞後遺症者2名、下肢人工関節施術者2名、重度認知症1名、5才女児1名、含む)
岐阜公園より七曲りコースを登り、ロープウェイ山頂駅に至る。

支部員以外はロープウェイで下山し、公園にて昼食後解散。全員元気に歩き通した。

金華山

第2回 4月23日(日) 三井山(各務原市内)
参加者 支部員6名、支部員家族1名、一般13名(脳梗塞後遺症者2名、下肢人工関節施術者2名、重度認知症1名、含む)
三井山公園より新緑溢れる山道を山頂まで往復した。

山頂での展望が良く、白山の白さが際立っていた。全員元気に歩き通した。

三井山

第3回 5月28日(日) 木曽三川公園フラワーパーク江南(愛知県江南市内)
参加者 支部員5名、支部員家族1名、一般16名(脳梗塞後遺症者2名、下肢人工関節施術者2名、重度認知症1名、含む)
色々な花が咲き乱れる公園内を車椅子を併用し周回した。

途中で昼食をとり、支部員のフルート演奏に合わせ皆で合唱した。

フラワーパーク江南
3.今後の予定
実施日は毎月第4日曜日を基本とするが、猛暑の夏と極寒の冬の時期は体調を考慮して行いません。

次回は10月から再開の予定です。

協力可能な方は山行委員(神山敬三、後藤 允、竹中美幸、古田 大)まで申し出て下さい。

日取り、集合場所、コース等連絡します。

また、自身がサポートを必要とされる方、あるいは近親者や友人でそのような身体の方で参加を希望される方も受け入れたいと考えています。

通常の5~10倍という非常にゆっくりしたペースで歩きます。

まずは、どんな活動か、何をやっているのかを是非一度覗いてみて頂きたく思います。

現今の世情を潤す一端が垣間見えるはずです。

8月例会山行 乗 鞍 岳( 剣 ヶ 峰 )( 3025.7m 一等三角点 )

8月例会山行

乗 鞍 岳( 剣 ヶ 峰 )( 3025.7m 一等三角点 )

前夜から晴天、夏の清々しさも湛えた朴の木平に集合。

バスで畳平へ。高度が上がり景色も広がり、バスの振動が心地よい睡魔に代わりだしたころ、「あれは熊だなぁ」とメンバーがボツリとつぶやく。

麓の草原をのぞき込むと、小さな黒い物体が確認できた。

観察すると愛らしく動きだす。周りにいた家族連れ同様全員のテンションがあがり、第一発見者の眼力に驚き、暫し感心する。

その後、畳平集合のメンバーと合流。

厳格な指示に定評あるリーダーからは珍しく「今日は少し楽しみながら登りましょう」のかけ声があり、笑顔で登山開始。

広がる峰々、池に浮かぶ雪塊、そして夏の高山植物などを愛でながら、ゆるゆると進む。

山DSCF1677

まず手前の富士見岳を目指す。

登山道脇の荒れ地にはコマクサ、さすが高山植物の女王と呼ばれるだけあって可憐なものである。

一旦遊歩道に戻り、肩の小屋で一息入れ剣ヶ峰に向かう。

剣ヶ峰で早めの昼食。

山DSCF1723

夏の風がひたすら心地よい。

お裾分けいただいた手作りおかずたちも抜群に美味い、大満足。

その後はコロナ観測所のある摩利支天岳にも足を伸ばし、お花畑に立ち寄りながら畳平まで下りてきた。

最後に山岳会新参者の感想です。

東京から参加となり朴の木平に車中泊しました。

3時頃に眺めた天の川、流れ星もあり本当に美しかったです。

山行のスタート時間が早かったおかげでしょうか、登山路、頂上とも混雑もなく午後からのガスも影響なく眺望を楽しめ、夏山を満喫できました。

山岳会大先輩の「艶やか」な立ち居振舞いにも憧れた一日でした。本当にありがとうございました。                      [塩入英樹 記]

[日 時] 平成29年8月20日(日) (晴れ)
[場 所] 岐阜県高山市丹生川町、長野県松本市安曇 境
[参加者] 神山敬三(CL)、梅田直美(SL)、小島孝子、塩入英樹、下畑佐和子、武田幸男、竹中美幸、東明 裕、那須哲郎、野田紀子、早田道治、馬渕 等、三宅一正、山本善貴、他1名(東明氏家族)                計15名
[タイム] 美濃IC5:00=朴の木平バス停7:25=畳平登山口8:00-剣ヶ峰10:20~11:00-畳平13:10~13:50=朴の木平バス停14:50(解散)=美濃IC17:00(解散)
[地 図] 乗鞍岳(高山8-3)

8月バリエーション山行(沢登り) 九 蔵 谷 (飛騨川水系、青屋川支流)

8月バリエーション山行(沢登り)

九 蔵 谷 (飛騨川水系、青屋川支流)

台風5号の動きが心配であったが、今朝は曇り空で昨日迄の蒸し暑さが嘘のようだ。

あさひのみちの駅に着くと、まだまだ早すぎるのだが胸を膨らませ渓流靴、スパッツの装着と準備が始まった。

関本、木下、本杉氏と合流して九蔵に向かう。

10分程で九蔵谷入渓点に着き、車3台が上流にデポに向かう。

身支度が整い、木下さんから遡行の注意点等があった。

右岸橋の袂から降りて川の瀬に立つ。

水は少し冷たく、水量は少し多いかな。

木下さんは 70才を少し越えているが、軽快な足取りでドンドン川を進んで行く。

遅れては申し訳ないと一生懸命ついて行くが、暫くすれば長い列になり一呼吸入れながらの進行。

水は透き通って綺麗だが、滑る石か滑らない石か見分けがつかない。

岩場の通過は挑戦で、水際か少し上のへつりに足先を架け、岩角に手を架けての進行。

無理な場合は、水深があるのでドボンと落ちる。一瞬冷たいが中々楽しい。

遡行している谷は深いので左右岸から合流する水は小滝の様相で涼しげに見える。

九蔵川は乗鞍岳山麓からの雪解け水なので上流へ行くほど冷たくなってくる。

1キロ半程で水流が激しい4m程の滝に直面した。

 

本杉さんが前日に下見にきて、滝壷で4万円の眼鏡を落としたとの話で、周辺を探すが見つからぬ。

滝壷は複雑な水流があり、引きずり込まれる恐れがあるからと右岸に迂回した。

急峻な谷にロープを50m張り、石を落とさぬように慎重に登る。

上は緩傾斜地で大木が疎らに立ち気持ちが良い。

滝上に降りられるように上流に移動し、懸垂下降で川面に立つ。

気流と待ち時間で体が冷えてきた。

もう水に浸かりたくないと思いながら更に500m上って滝で昼食。

山田さんは滝つぼで一泳ぎ。

急峻な左岸を攀じ登って林道にでる。

道々の話では、この谷に森林鉄道の橋脚が残っているとの事。

次回は、レベルが上がって上流の谷か。                        [今峰正利 記]

[日 時] 平成29年8月6日(日) (晴れ)
[場 所] 岐阜県高山市朝日町九蔵
[参加者] 木下喜代男(L)、今峰正利、鈴木寛人、関本俊雄、竹中佳美、那須哲郎、        山田昌孝、本杉(飛騨山岳会)                  計8名
[タイム] 中濃庁舎6:30=あさひ道の駅9:00~9:30=九蔵谷10:10~14:20=中濃庁舎16:30[地 図] 飛騨青屋(高山12-1)

7月例会山行(家族登山) 冠  山 ( 1256.6m 三等三角点 )

7月例会山行(家族登山)

冠  山 ( 1256.6m 三等三角点 )

岐阜支部としては初めての家族登山で、冠山山行が計画されました。

親子で山に親しみ、山を楽しむ。

子供の頃から生の自然を感じることのできるいい機会です。

私は9歳の女子と6歳の男子の子供2人を連れて参加しました。

冠山登山口ではあいにくの曇り模様。

初めての家族山行だから、晴れ間が少しでも顔を出してくれたら一番のプレゼントと思うのが親心。

けれど、そんな気持ちはつゆ知らず、雲は一向に逃げていく気配もありません。

冠山は子供連れに最適の山のはずですが、眺望は開けず暗中模索の中樹林帯を進んで行きます。

傾斜はなだらかで子供達も息を切らせず登ります。

おじいちゃん程の人がどんどん登り坂を登って行く姿を見て、「このおじいちゃん達、凄~い」と言いながら必死についていきました。

途中で立ち止まっての植物観察、これも初めての経験です。

休憩時間には盛りだくさんのおやつにびっくり。

スイカにドライフルーツ‥‥出てくる出てくる。

おやつを頂いてパワー回復、頑張るぞ!

登山開始から1時間経過、登山らしい岩場が出現。

P7230034

ロープを手に山行メンバーに助けられながら初めての岩登り、スリルとドキドキ感を感じながら登ります。

ドキドキの岩場を通り抜けるともうすぐ山頂です。

期待した眺望は見れるのか、お昼ご飯はいつ食べれるのか、そんな気持ちを胸に頂上到着、無事登頂しました。

残念ながら山頂の眺望はゼロ。

冠山の素晴らしい眺望を見せてあげたかったな。

そんな残念な親の気持ちは何処へやら、子供達は一足先にお昼ご飯を食べていました。

子供達には眺望の素晴らしさを伝えることはできませんでしたが、山行メンバーの優しい心遣い、美味しい昼食、雨の中でも素敵な山行が出来ました。

子供達にとってとてもいい思い出になりそうです。        [古田 大 記]

[日 時] 平成29年7月23日(日) (曇り、ガス)
[場 所] 岐阜県揖斐川町塚、福井県池田町楡俣・田代 境
[参加者] 竹中美幸(CL)、神山敬三(SL)、後藤 允、小室左内、杉山美智子、藤井法道、東明 裕(+家族1名)、古田 大(+家族2名)、三宅一正、山本善貴、小林省三(冠峠まで)                    計14名
[タイム] 道の駅「星のふる里ふじはし」8:00=冠山登山口9:00-冠山頂上10:15~11:15
-冠山登山口12:30=道の駅「星のふる里ふじはし」13:40(解散)
[地 図] 冠山(岐阜10-1)

6月例会山行  金 剛 堂 山 前金剛(1637.8m Ⅰ)、中金剛(1650m -)、奥金剛(1616m -)

6月例会山行

金 剛 堂 山
前金剛(1637.8m 1)、中金剛(1650m -)、奥金剛(1616m -)

今までに2回ほど計画されていたらしいですが、天候不良で中止? 今度こその思いで2台の車に分乗して中濃庁舎を出発しました。

ひるがのSAで休憩する予定でしたが、先行車が入る気配もなく通り過ぎていきます。

その後、飛騨白川PAで休憩。

偶然、美濃加茂から車で走ってこられた三宅さんと合流できました。

外の木のテーブルでお茶TIMEです。

五箇山ICで高速をおりて、五箇山の町で翌日の食料を調達します。

そのすぐ先に加賀藩の流刑小屋があるよと神山さんに教えていただき、皆で見学に行きました。

小さな窓から小屋の中をのぞくと殿様のような人形がこちらを睨んでいて、一瞬ドキッとしました。

ネットで調べたところ、日本で唯一現存する流刑小屋らしいです。

貴重な勉強ができました。

その後、利賀村に入ります。

村が豊かに見えるなあ・・と思っていたら、立派な屋外施設があります。

これは何だろうと、思わず先行車がハンドルを切って中へ入っていきました。

なんと、ここは国際的な演劇の聖地のようで、野外劇場や宿泊施設、レストランらしき建物が並んでいました。

そんな観光旅行みたいなドライブを楽しんで5時前に宿「瑞峯」に着きました。

すでに大町から参加の村松さんが一人ビールを楽しんでおられます。

まもなくして大阪から参加の水谷さんも到着。

全員がそろったところで、村松さんの山岳講習が始まりました。

簡易ハーネスを使った負傷者の担ぎ方の講習です。

山IMG_2423

万が一の時の対処方法を知っておくことは大切です。

6時から夕食。

メニューはイノシシの焼き肉と熊鍋。

熊は初めて頂きました。

夕食後、風呂に入って床に着きました。

翌日は5時過ぎに起床、6時朝食。

6時半に宿を出て登山口へ向かいます。

駐車場にはすでに5~6台の車が止まっていました。

準備して6:45頃に出発しました。

川を渡って登山道へ入ると、間もなくして急登が始まり、ちょっとペースが速いなあと感じていたところ、誰かが「はじめはゆっくりね・・」とお願いしていただけたので安心しました。

登山道の両脇に次々と草花が現れ、とりわけ植物に無知な私にとってはすべてが新鮮です。

これは何という花? の連続。

でも聞いてもすぐ忘れてしまいます。一つずつでも覚えようと思いました。

登山道には1kmごとに表示があり休憩の目安にもなります。

数回の休憩を入れながら、3時間ほどで金剛堂山(前金剛)に到着しました。

すでに多くの人が休憩していました。

さすが日本二百名山。

祠と大きな山名盤が設置されていましたが、その上に腰かけて休憩している人が多くてあまりよく見えません。

ちょうど同じころに頂上に到着した単独の女性に集合写真を撮って頂きました。

その後さらに先へ進みます。

ここから奥金剛までは風を感じながらさわやかな稜線歩きが楽しめました。

山DSCF9067

中金剛へ向かう途中ですれ違った男性が「つまらなかった・・」と一言。

中金剛は最高峰ですが、確かに頂上は狭く、ちょっと物足りない。

何やら石碑がありましたが、何が書いてあるのかよくわかりません。

後に調べたところ富山藩第10代藩主前田利保の歌碑だったらしい。さらに先へ進みます。

いったん下降してから再び登り、予定より早く奥金剛に到着しました。

頂上は広々としているものの、私たち以外に人はいなくて、ここまではあまり来ないようです。

南の方に先日登った水無山が見えるはずですが特定するのは難しかったです。

遠くの景色は霞んでいたものの、教えていただいて、南の方から、御嶽、乗鞍、穂高、そして立山連峰の山々が確認できました。

さすが富山の山ですね。

残念ながら白山を見えませんでした。

ここでゆっくり昼食です。

旅館で作ってもらったおにぎりを食べ、ドリップコーヒーを頂き、のんびり頂上の景色を満喫できました。

50分ほど休憩した後、来た道を戻ります。

前金剛に戻ったころはちょうどお昼で、多くの登山者が思い思いに景色や昼食を楽しんでいました。

今度は山名盤を見ながら山談議で盛り上がりました。

サブリーダーは他の登山者たちにパンフレットを配りながら山岳会をPRです。

さすがです。これをきっかけにメンバーが増えるとうれしいですね。

前金剛を後にして下山しました。

登りと同様に草花を楽しみながら2時半に無事登山口に到着しました。

その後、温泉「天竺の湯」で汗を流してから帰路につきました。

登山後の温泉は最高に気持ちいいです。

やや雲が多かったものの、稜線歩きと遠くの山を望むこともでき、とても楽しい山行でした。ありがとうございました。       [苅谷敬三 記]

[日 時] 平成29年6月17日(土)~18日(日) (晴れ)
[場 所] 富山県南砺市利賀村上百瀬
[参加者] 竹中美幸(CL)、神山敬三(SL)、苅谷敬三、杉山美智子、竹中佳美、野田紀子、水谷 透、三宅一正、村松哲彦                  計9名
[タイム] (17日)中濃総合庁舎14:00=五箇山=瑞峯16:50(泊)
(18日)瑞峯6:30=登山口6:45-1㎞地点(997.9m三角点)7:20-2㎞地点8:05 -片折岳8:30-3㎞地点8:35―4㎞地点9:20-金剛堂山(前金剛)9:55~10:05-中金剛10:22-奥金剛10:45~11:30-前金剛12:07~12:20-3㎞地点13:00-登山口14:30
[地 図] 白木峰(高山14-4)