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6月バリエーション山行       三 方 崩 山 ( 2058.7m 二等三角点 )

昨年9月、白山を平瀬道から登った時、初めて三方崩山の名前に接した。「いい山だ、機会があれば行くべきだよ。」と、その時に教えてもらった。今回の山行に一も二もなく、すべてのスケジュールを調整してエントリーしたのは、耳から離れることのなかった強烈な山名に反応したからである。
さて当日、梅雨入り前の最高のコンデション。5時に美濃総合庁舎集合。チェンソーを片手に満面の笑みの後藤さんがみえた。どうやら車道の途中に倒木があり、チェンソーでそれを処理する、と言う。さすがに岐阜支部である。林業をテーマにした邦画のワンシーンを勝手に想像した。6時半、道の駅飛騨白山着。3台の4WD車に分乗、噂の車道を登る。かなりの悪路だ。が、しばらくすると後藤さんからNGサイン。降りてみると倒木は1本だけではなく、雪の影響を思わせる青々とした葉を蓄えた大木達が、完全に道を塞いでいた。これは気合の入る山行になる、と素直に思った。
7時、当初の予定通りにA隊6名、B隊6名で登山路に入る。ミズナラ等の大木の急坂をしばし歩くと、やがてブナばかりの美しい林になる。8時過ぎ、4等三角点で一本休憩を入れる。竹中美幸さんが後からくるB隊への差し入れ、漬け輪切りレモンをリレーする。1200mを越えたあたりからは、尾根がところどころで見えてきた。雪渓の白、春を告げる青葉、荒々しい岩肌、そして青空のコントラストが美しい。絵に描いたような美しさ、ではなく、美しい風景のオリジナルを目に焼き付ける。この段階では、の感想である。
しばらくすると、いよいよ尾根が近づいてきた。どうも両側が崩れている個所もある。奈落の状を呈している。どうにかなるさ、と初めのうちは粋がっていたが、途中からは気合ボタンより非常ボタンを押したくなった。それでも山頂到着は予定より30分早く10時30分。
アラサー(20代後半)の男性二人とソロの方が先客で昼食をとられていたが、崩れ方が想像以上だと、話をしている。新しく崩れた思われるところは、鎖の先にロープを足してあったが、鎖の支点石は浮いており、かつロープも崩れに対して短い。下りは気を付けないと、と各々語る。「うーん、前と違うなぁ、崩れが出ているぇ。この次来る時は、この山頂もあるのかなぁ。」と、3回目登頂の某会員。確かに尾根にあった四等三角点も、山頂の道標も傾いていた。無言で昼食をとり、おもむろに紐を締めなおす。
その後B隊が到着する。先輩たちは満面の笑み、年齢自慢の話に花が咲いている。艶やかな大先輩達と接するうちに、下りへの恐怖感は和らいできた。神山さんに靴ひもの締め方を教わり、東明さんに滑らない歩き方の講習を受ける。
下りは今峰さんの指示で、竹中サブリーダーの次を歩かせていただいた。教わりながら、すべてを実践する。難所を過ぎると緊張が解けたのだろうか、尾根の風がココチ良かった。今、データを振り返れば、黄色いスミレやら愛らしい花々の写真は、すべて下りで撮影されている。現金なものだ。
下りはメンバーの脚の具合を見極めるシーンがあり、最後はAB隊合流での下山となった。予定時間を過ぎたが、いろいろな話で大いに盛り上がる。
登山口で山の水を得る。この水は抜群に美味しかった。道の駅での足湯をしながらの、コーラもおいしかった。
山はルーツを想像させるネーミングが多い。この三方崩山、いつからこの名前を頂戴したのだろう。名前にふさわしい山であった。可憐な花との出会いも楽しかった(たくさんの花がありすぎて、黄色のスミレしか覚えていない)。又いつかチャレンジしたいと思うが、違う風景、違うルートの山になっているような気がする。いずれにしろ、会員として基礎体力、登山スキルの向上に注力する、と誓う次第です。            [塩入英樹 記]

[日 時] 平成30年6月3日(日) (晴れ)
[場 所] 岐阜県白川村平瀬
[参加者] 後藤 允(L)、今峰正利、梅田直美、苅谷敬三、神山敬三、小林和雄、         塩入英樹、白木貞次、竹中美幸、竹中佳美、東明 裕、馬渕 等  計12名
[タイム] 美濃総合庁舎5:00=道の駅飛騨白山6:30~6:40―上部登山口7:00―三方崩山       10:30~11:30―上部登山口16:00~16:20―道の駅飛騨白山16:30~17:00(解散)      -美濃総合庁舎18:30=(東京24:00) [地 図] 平瀬(金沢3-2)、新岩間温泉(同3-4)

5月バリエーション山行(二度と登りたくない山シリーズ) 大   谷  ( 点名、1440.4m 二等三角点 )

美濃総合庁舎横の駐車場に全員が集合、ほぼ時間通りに出発する。古川の道の駅で休憩し、国道471号線の長倉集落から黒土林道に乗り入れる。道の状況は次第に悪くなり、仕方なく転回可能な場所でストップする。それでもゲートの500m手前まで入っており、まずまずか。予定の時間より10分前に歩き出す。
荒れてはいるが歩くには支障のない林道を約1時間。林道終点で小休止した後、右手の山腹の藪をよじ登り小尾根の芯に出て、その先は小尾根を直登する。植林境で右手の植林帯に入ると藪はほとんどない。ところが見上げるような急斜面。7年前に登った時はそれほど思わなかったが、どうも山というものは年と共に急になっていくものらしい。快調に登っていくK君とY君に「早いぞ!待て!」を連呼しながら、必死についていく。
左からの尾根と合流して右折し、50m登り、ピークを左折する。ピーク手前にイワカガミが少しばかり花をつけていた。頂上台地は小さなアップダウンが続き、いつの間にか台地の端まで来て「アレ?」となってしまった。どうも三角点を素通りしたみたいだ。7分ほど引き返し無事三角点を確認。行き過ぎたのを差し引いて所要2時間25分、前回より30分近く早い。前回は林道終点から小尾根の芯に出るまで余分な迂回をしたが、それを差し引いてもまずまずのペース。山は急にはなっていなかったかな、と一安心。
頂上一帯は林の中だが、木の間越に御嶽、乗鞍、北アルプスの連嶺が望める。中でもよかったのが笠ヶ岳の山腹に浮かび上がった白馬の雪形。新聞でよく見かけるが実際に見る機会が少なかったので、感激であった。
帰りは急斜面を慎重に下り、予定より30分以上早く車止めに到着、帰途に就く。古川道の駅で休憩し、我々大垣垂井グループは直接帰るということでここで解散。途中の渋滞もなく、6時半ころ大垣に帰ることが出来た。天候、コース、メンバー、時間配分、景色、等々、総じて満足のいく山行だった。     [堀 義博 記]

[日 時] 平成30年5月20日(日) (晴れ)
[場 所] 高山市上宝町 長倉~見座~双六~金木戸
[参加者] 堀 義博(L)、今峰正利、神山敬三、清水友子、竹中美幸、山本善貴 計6名
[タイム] 美濃総合庁舎横5:55=古川道の駅7:15~7:25-黒土林道車止め8:35~8:50-       林道終点9:45~9:50-大谷頂上11:20~12:15-林道終点13:15~13:25-車止め      14:15~14:25=古川道の駅15:35~16:00(解散)=大垣18:20        [地 図] 長倉(高山11-1)

5月バリエーション山行(ゆっくり山行) 百々ヶ峰 ( 417.9m 三等三角点 )

高気圧の縁を回り湿った空気が流れ込む湿度の高い曇り空でしたが、参加者13名と今までの中で最多人数でした。新緑の中にモチツツジのピンクの花とさくらんぼの赤い実が彩りを添えてくれていました。遠方から参加の新人会員さんに、リラックスできる良い山だったとのコメントをいただき嬉しかったです。              [杉山美智子 記]

[日 時] 平成30年5月17日(木) (曇り)
[場 所] 岐阜市長良、三田洞  ながらふれあいの森
[参加者] 杉山美智子(CL)、神山敬三(SL)、大脇美代、岡田清美、下畑佐和子、高木基揚、      長屋桂子、早田道治、林 靖子、日置文夫、藤田純江、馬渕 等、中島眞一                                      計13名
[タイム] 三田洞駐車場9:00~9:10-三田洞展望広場9:50~10:00-真福寺山(西峰)10:30 ~10:35-反射板10:40~10:45-百々ヶ峰頂上11:20~11:30-林道トイレ下東屋      11:40~12:20-北西尾根東屋13:10~14:00-三田洞駐車場14:20(解散) [地 図] 岐阜北部(岐阜4-3)

4月バリエーション山行 丸  山  ( 1786.0m 二等三角点 )

先週個人山行で行った笹ヶ峰は雪がないため途中で中止、今回の丸山が私にとって今期最後の残雪の山になる。中濃庁舎隣のテニスコート駐車場に4時に集合して現地に向かった。
無事に石徹白の大杉登山口駐車場まで車で行くことができた。登山道は最初は雪がなかったが、やがて雪が現れた。早朝のためしまった雪である。予定よりも早く神鳩避難小屋に到着。丸山までもカチカチではないが、適度にしまった歩きやすい状態のため、予定よりも早く到着となった。山頂ではゆっくりと過ごし、天候も良いため周囲の山々を思い思いのやり方で楽しんだ。
下山も状態が良かったため、13時過ぎには到着。帰りは途中に見つけた花の写真を撮るために車を停めたり、満天の湯に入ったりしても、中濃庁舎隣のテニスコート駐車場には3時半過ぎには到着した。前回の芦倉山同様に、雪の状態、メンバーの脚の状態がよく、楽しい山行となった。             [那須哲郎 記]

[日 時] 平成30年4月29日(日) (晴れ)
[場 所] 郡上市白鳥町石徹白
[参加者] 神山敬三(CL)、山本善貴(SL)、小林和雄、那須哲郎、林靖子   計5名

[タイム] 中濃総合庁舎横4:00=石徹白大杉登山口駐車場5:40-神鳩避難小屋7:40-丸山頂上9:40~10:20-神鳩避難小屋11:50~12:10-石徹白大杉登山口駐車場13:15=中濃総合庁舎横15:30解散

[地 図] 二ノ峰(金沢4-4)

3月バリエーション山行 芦 倉 山 ( 1716.8m 三等三角点 )

私にとっては「ぎふ百山」の中で未踏峰のひとつである芦倉山はぜひ参加したい山行であった。中濃庁舎隣のテニスコート駐車場に4時に集合して、現地に向かった。
林道歩きで雪の踏み抜きがあり、やや心配されたがその後はそのようなことはなく、当初予定された3ルートのうちのAコースを通り山頂に向かった。雪はやや柔らかいがほどよく締っていて、難儀することなく10時少し前に山頂に到着した。白山連峰の山々がよく見え展望は良好、40分ほど食事などをとって過ごし下山する。途中でしり(尻)セード等適度に遊びの要素を加えて楽しく下山した。
2時間半ほどで下山し、帰りは満天の湯に皆入り解散となった。雪の状態、メンバーの脚の状態がよく、楽しい山行となった。              [那須哲郎 記]
[日 時] 平成30年3月25日(日) (晴れ)
[場 所] 郡上市白鳥町石徹白                      計6名
[参加者] 山田昌孝(CL)、神山敬三(SL)、梅田直美、小林和雄、東明 裕、那須哲郎
[タイム] 中濃総合庁舎横4:00=林道車止め5:55-芦倉山頂上10:00~10:40-林道車止め       13:55=中濃総合庁舎横(解散)                     [地 図] 二ノ峰(金沢4-4)