7月バリエーション山行(沢登り)
沢上(そうれ)谷(だに)( 高 原 川 水 系 )
沢登りは初めてである。
去年道具を揃えたが、その時の企画には参加できなかったからである。
今日は朝からじりじりと暑く、水遊びにちょうど良い日になりそうだ。
6時半に集合場所着くと今峰さんも参加で、沢登りは初めてだとお聞きして新しい沢靴を見てびっくり。
7時に5名乗り合わせて出発する。
関本さんは現地参加。
高山市丹生川支所には9時に集合予定で、ひるがのSAでゆっくりしても30分前に着いてしまった。
初心者は竹中さんも含め3名、飛騨山岳会の重鎮木下氏の足手まといにならないか心配である。
飛騨の若手3人は前日も沢に行ったとのことで、飛騨山岳会とのレベルの違いを思い知らされる。
3台の車に分乗して現地に向かうが、狭い林道での観光客の車とのすれ違いなどであたふたする。
下山地点に回収用の車をデポしてから、入渓地点に到着。
人気の沢のようで車が多いし、他のグループも準備している。
案内書通りにヘルメットにハーネス、カラビナ、スリングと沢靴、沢用の服とフル装備で臨む。
飛騨山岳会のメンバーを先頭に沢に入る。
出発前はゆっくり行こうという話だったが、とにかく早い。
遅れない様についていく。
沢の水は冷たくも無くいい感じだ。
まずは、五郎七郎滝(25m)を案内していただく。
本沢はナメ床状態できれいな沢だ。
支流に入るところで、いきなりこの岩を登るのかと思いきや、わき道があって一安心する。
さらに詰めて行き、すべりやすそうな感じもするが、水量の少ない五郎七郎滝に着いた。
▲ナメ床が綺麗な五郎七郎滝
写真を撮り、すぐに本流へ戻った。
本沢には深みもあり、泳いだりと楽しい。
2本目は岩洞滝(70m)を案内していただく。
絶壁の上から流れるシャワーに岐阜のメンバーから歓声が上がる。
滝ノ下をくぐってから、真下に来て滝に打たれる。
現世の悪行を清める思いで、滝に打たれた。高いところに大きなスズメバチの巣があった。
3本目は箕谷大滝(30m)を案内していただく。
本沢はどこもナメ床状態で実にきれいだ。
▲雄大なスケールの岩洞滝 基部付近に小さく人影が見える
滝に着いたのは12時で昼食とした。
他のグループは若い女性が 多く、岐阜支部でも若い人が増えてほしいものだ。
集合写真を撮っていただき、滝の上流に上がる。
右のほうに巻き道があるがかなり急。
沢の上部から離れる感じになるが、間違っても左に行ってはだめだ。
上り詰めると石積みがあり、壁際を歩いて上部に着いた。
ここからは、ロープを使って急降下する。
箕谷大滝の上部に出た。
怖くてとても近くまではいけない。
しばらく進んで、15mの滝に着く。
ここでは、ウォータースライダーのごとく、水遊びを楽しむ。
▲急なナメ滝の箕谷大滝
また、滝つぼがあってドボンを楽しむ。
ロープを使って滝を登ると本日のお楽しみも終了。
林道に出るまでの間、水に浸かって沢遊びを楽しんだ。
それぞれ着替えて4人乗りあわせて車の回収に向かう。
関本さんとはここでお別れ。
14時20分、解散の挨拶で木下氏から次回の沢も案内していただけると、ありがたいお言葉を頂戴した。
今回は沢に親しむことが目的で案内していただき、次回はレベルアップした沢登りになるようです。
▲箕谷大滝をバックに参加者一同
帰 りの高速では雨も降り出し渋滞にもあったが、初めての体験で充実した一日となった。
沢のとりこになりそうだ。
[山本善貴 記]
[日 時] 平成28年7月31日(日)
[場 所] 岐阜県高山市上宝町鼠餅地内
[参加者] 木下喜代男、白木貞次、今峰正利、小林和雄、関本俊雄、竹中美幸、山本善貴 飛騨山岳会3名
[タイム] 中濃総合庁舎7:00=丹生川支所8:30~9:00=入渓地点10:00-箕谷大滝12:00~12:30(昼食)-遡渓終了点13:35~14:20(解散)
[地 図] 長倉(高山11-1)、籏鉾(高山11-2)