9月例会山行 岩 籠 山 (点名 嵐山、765.2m 三等三角点)

9月例会山行

岩 籠 山 (点名 嵐山、765.2m 三等三角点)

岩籠山は野坂岳、西方ヶ岳と共に敦賀三山に数えられる山であり、山頂から北側には敦賀湾と敦賀市内、南側に遠く琵琶湖を望むことが出来る。

個人的に西の山は伊吹山以外はあまり行かないが、ゴジラ岩やインディアン平原が知られていて、行ってみたい山でした。
今日のコースは、北側の市橋登山口から登り、南東側の駄口登山口へ下るルート。

2台の車を事前にデポしておくことになるが、両方の登山口はあまり離れてないため、下山後の待ち時間も少ない。

参加者は新規に会友になられた女性3名を含め10名である。
市橋コースは沢沿いの登山道で、渡渉が何度もあり数多くの滝を眺めながら登ることが出来る。

初心者の沢登りコースとして楽しめそうなコースにも思える。沢筋を上り詰めると稜線の鞍部に出る。

稜線を右に行くと4等三角点のある夕暮山に行くが、岩籠山へは左に行く。

岩籠山山頂の東はクマザサの平原が広がっており、「インディアン平原」と言われている。

ゴジラ岩をはじめ花崗岩の巨岩が点在する平原には多くの登山者がいて、この山の人気の程が感じられた。

インディアン平原で参加者それぞれが昼食をとり、駄口登山口へ下山した。
登山道にはホトトギスの花が咲いていて、同行者の話から2種類あることをはじめて知った。

また、山ボウシの実が赤く実っており、食べているメンバーもいたが、あまりおいしい物で はないらしい。

私としては、お酒に漬け込んで味わってみたい気がする。

山岩籠山

▲インディアン平原の巨石群に遊ぶ
〔山本善貴 記〕

〔日 時〕 平成27年9月20日(日)
〔場 所〕 福井県敦賀市市橋~駄口
〔参加者〕 神山敬三、後藤 允、高木基楊、竹中美幸、竹中佳美、林 靖子、山本善貴
(新入会友)奥田康子、小島孝子、下畑佐和子
〔タイム〕 伊吹薬草の湯(集合、出発)7:00=駄口登山口(車デポ)8:00=市橋登山口
8:20-岩籠山11:15-インディアン平原11:35~12:25―駄口登山口14:05ー伊吹薬草の湯15:40(解散)

〔地 図〕 敦賀(岐阜15-3)、駄口(岐阜15-4)

10月例会山行 川上(かおれ)岳(1625.5m 一等三角点)~ 位山(1528.9m 三等三角点)

10月例会山行

川上(かおれ)岳(1625.5m 一等三角点)~ 位山(1528.9m 三等三角点)

川上岳、位山ともに、岐阜支部の山行で登ったことがあるはずだが、いつの年だったかあまり印象に残っていない。「位山のほうは分水嶺調査としてだったな。すりゃあ7、8年前になるのかな。

まあ、両山をつなぐ15.5㎞の縦走ということなので新しい発見や感想が湧くかもしれん」そんな気持ちで参加を決めたのだった。
10月4日6時前。秋の夜長が明けそめた高山市役所一之宮支所にマイカーで乗り付けると、駐車場に1台だけ先着車が来ていた。

川上岳頂上

▲川上岳頂上。三角点標石が大きい
関西 支部から参加の水谷さんと、大町から出てきた私が名乗り合う。

後刻分かったが、彼は前週から群馬あたりの山岳放浪に出ていて、前日は我が信州の美ヶ原に登り、その足で来られたらしい。

間もなく岐阜勢の車が続々と到着、計6台15人が勢ぞろいした。
まず縦走の終点となる位山登山口、あららぎ湖に全車で向かう。

駐車場に3台置き、残る3台に15人がぎゅうぎゅう分乗して、縦走の始点となる川上岳登山口へ。

5台ほど置ける林道の駐車スペースには先客のジムニーが1台デポしてあったが、我々の3台も余裕で駐車できた。
全員勢ぞろいし、竹中リーダーの音頭であらためて挨拶と自己紹介をしあった。

言われてみると、メンバーの中に見知らぬ顔ぶれもチラホラ。どうも新人らしい。

分乗した車中で「今年私は岐阜支部歴(つまりJAC歴)30年になった、今じゃあ古ガオであるぞよ」とアピールしといたけど、県外在住支部員じゃあ、あまり存在感はないわな。

古参風吹かしても意味ないなあ、トシばかり取ったんだ、と内心しみじみする。
天候は予報からしてピーカン照りかと思っていたが、結構雲が多くすっきりしない。それで寒い。

7時15分歩き始める。まずは林道をたどる。みな思い思いに語らいながら歩く。

そのうち隊列が延び、先頭の今峰さんは見えなくなってしまった。

何というてんでんバラバラぶりだ、(これが岐阜支部の現状か!と無理やり嫌味をひねり出す。)
小1時間林道を歩いて川上岳への稜線取り付き点に着く

。ひと休みし、ひと汗かいたので1枚脱ぐ。

実際の登山はそこから始まった。しかしまあ、この登山道はどうだ。きっちり尾根筋を通っているし、手入れが行き届いている。道標完備はもちろん幅2m以上も刈り開けてある。竹中リーダーから事前に送られていた資料「船山周辺山歩きマップ」に記載の「天空の遊歩道」だ。

ビューポイントが随所にあり、見渡せば延々と広い道筋が稜線に続いている。斜度も緩やかで万里の長城みたいだ。稜線漫歩とはこのこと。
相変わらず曇り時々晴れという感じの天候の中、視界はかなりある。

笠ヶ岳や北アルプス方面も時折見える広い道を「ジムニーで来れば乗ったままいけるで」と軽口をたたき合いながらひたすら歩く。

9時50分、川上岳頂上。写真撮影後、リーダー判断で、昼食はもう少し先にしようとなり、もう1ピッチ先まで歩いた所に広場を見つけて昼食タイム。
昼食後、さらに位山方面への道をたどる。

時折向こうからくる縦走者とすれ違う。

その面々は、日曜日だというのに若者と言えない顔ぶればかりとお見受けした。

かつ我々を追い抜く登山者は皆無だった。

あまり同じような道が続くのでいいかげん飽きたパーティーのすることは相変わらずおしゃべり。

私はトップを行くリーダーや林さん、

山天空の遊歩道

▲天空の遊歩道を歩く
下畑さんら女性陣に近い位置に終始いたが、周辺は賑やかなこと賑やかなこと。

素敵なリーダー氏、陽気でエンタテイナー精神に富んだお人柄ゆえ、紅葉がいまひとつで来るのが早過ぎたアピールが途切れない。

そのうち「でもあれきれいでしょ、癒されるでしょ」の押し売りアピールに変化し、時間がたつのも忘れるほど楽しい時を過ごさせてもらった。(と記録には書いておこう。

ま、後方の白木さん、神山さんら男性陣からも絶えず声が響いていたし、すれ違ったパーティーにはうるさいジジババどもだと思われただろうな。)
14時、予定通りなんとか位山頂上。

ここまで私がひそかに期待していたキノコは期待外れだったが、長丁場を疲れも見せず、みな健脚だなあと感心する。

集合写真撮影後、あららぎ湖方面へのルートを下山開始。すぐ立派なトイレがあり、ついで「天の泉」なる水場に立ち寄る。これも立派なあずまや風の手水舎があり、行政の整備意欲に感心する。

この下部は林道から新しく切り開いたルート。

正面に船山、その向こうに御嶽山を見ながら下る。

所々あやふやな箇所もあったが、下見したリーダーや堀氏の先導でたどり、それなりの時間を費やして、あららぎ湖湖畔に下山。

朝デポしておいた車に着いたのはちょうど16時だった。
再び3台に分乗して入山口に向かい、残置しておいた車を回収。無事に終わった縦走とお互いの健脚をたたえ、長い山行を終えたのだった。解散。

[村松 哲彦 記]
[日 時] 平成27年10月4日(日)

[場 所] 岐阜県高山市一之宮町、下呂市萩原町山之口 境

[参加者] 今峰正利、神山敬三、小林和雄、下畑佐和子、白木貞次、高木基揚、竹中美幸 、東明 裕、林 靖子、古田大樹、堀 義博、馬淵 等、水谷 透、村松哲彦、ゲスト(神山氏の姪御さん)

[タイム] 岐阜県庁4:00=一之宮支所~6:05=アララギ湖デポ地6:25=川上岳登山口7:05~7:15―分水嶺峠(登山道入り口)8:05~8:15―川上岳9:50~10:10―昼食地点 10:55~11:30―千能(Ⅲ△1443.4)12:05~12:15―位山2:00~2:15―苅安林道 3:05―アララギ湖デポ地3:55~4:05=川上岳登山口4:25=県庁7:00(解散)

[地 図] 位山(高山16-2)、山之口(飯田13-1)

3月理事会

3月理事会 

3月10日(木) 午後6時30分

長良川スポーツプラザ 2階研修室

岐阜市長良青襖2070-7 TEL 058-295-6300

「ぎふの山写真展」 

「岐阜の山写真展」

岐阜県山岳連盟主催による、「ぎふの山写真展」が、JR岐阜駅高架下の「ハートフルスクエアG]の1階ロビーにて始まりました。

今年8月11日が、「山の日」として国民の祝日に制定されたことを記念し、岳連所属の各会から、「ぎふの山」として地域で日頃親しんでいる山の写真を集め、山の紹介とともにA1サイズのパネル12枚が展示されています。

あわせて、岳連が編集した「ぎふ百山」「続ぎふ百山」、飛騨山岳会が発行した「飛騨の山」「飛騨百山」や大垣山岳協会の「美濃の山」など、ぎふの山に関する書籍もパネルで紹介しています。

この写真展は2月19日(金)までおこなわれています。

お時間のある方は、是非お立ち寄りください。

岐阜県山岳連盟 企画委員長 加藤様よりご案内がありました。

写真展開催のお知らせ

1月例会山行 菩提山(401.0m 四等三角点)、明神山(658.7m 三等三角点)

[地 図] 1/20万;飯田   1/5万;金山   1/2.5万;上麻生
1月例会山行

菩提山(401.0m 四等三角点)、明神山(658.7m 三等三角点)

冬晴れの山日和、お正月でなまった体にはちょうどいい里山歩きを期待して20名が美濃国分寺に集まった。定刻8時に国分寺を出発。下山口の禅幢寺に車をデポし、別行動の影山さん夫妻と分かれ数台に乗り合わせて登山口の白山神社へ向かった。美幸リーダーのにこやかな挨拶のあと元気に登山開始。標高差は約280m。階段の多いひたすらの登りにうっすら汗ばみ、休むたびに薄着になっていく。やがて竪堀、堀切など山城の遺構が現れ始めるとまもなく9時20分、菩提山に着いた。
遠望はきかないが、眼下に垂井の集落が散らばって見える。案内板によれば、ここは西美濃最大級の山城で竹中半兵衛も住んでいたとある。晴れていれば名古屋まで見えるという眺望の良さは、戦国時代に必要だったのだろう。少し離れた所にある三角点にタッチして、次の目的地明神山へ向かう。菩提山までの道ほどよく踏まれていない様子で、最初の堀切へ下るのに早速に少し苦労する。やはり山城の防御にこういう堀は有効なのだと、身をもって納得した。
右手前方に見える明神山を望みつつ、シキビの黄色い蕾にまだ遠い春を想いながら緩やかに登る。標高400mあたりからうっすら雪が現れ、マイマイガの卵だらけの鳥居の立つピークを右折し関ヶ原町との境界稜線に入ると急に雪が深くなった。雪は大したことないだろうと全員ワカンを持たずツボ足で歩くが、時々雪を踏み抜いて膝までもぐる。少し読みが甘かったようである。少し標高を下げたあたりから雪で埋まった林道が左に現れ、しばらく登山道と並走しやがて離れた。
標高差250mほど、雪道を頑張って登ると東屋に着いた。林道も来ている。夏はここまで車で来られるのだろうか。明神神社にお参りをして5分ほど登ると11時20分明神山の頂上に着いた。立派な槙の木が3本と花をつけたサザンカが植えられ、目の前には真っ白な伊吹山が雄大な姿を現した。惹きつけられるようにしばし動けずただ見つめる。三角点は雪に埋まっていたが、しっかり根元まで掘り出されて無事にタッチできた。神社まで下っての昼食は日陰の東屋か日向たの雪上か、皆の選択は分かれ思い思いに陣取る。

山P1180039

▲明神山頂上から望む白銀の伊吹山
12時15分下山開始。途中ヤマトタケル伝説のある「さかさ杉」に立ち寄る。下から見上げると3本の太い幹に分かれ雪を乗せた枝を四方に力強く伸ばして迫力があった。鳥居を過ぎ堀切を這い上り菩提山に戻った。少し下った送電線の鉄塔附近の分岐で往路から左に分かれ、禅幢寺目指して真東へ下る。禅幢寺では竹中半兵衛の墓にお参りし14時40分無事に解散した。積雪の感触を楽しみ歴史に触れたいい山歩きだった。

山P1180042

[久野菊子 記]
[日 時] 平成27年1月18日(日)
[場 所] 岐阜県不破郡垂井町岩手~垂井町岩手、関ヶ原町関ヶ原 境
[参加者] 今峰正利、織田澤美知子、久野菊子、神山敬三、後藤允、小林和雄、清水友子      竹中美幸、長屋桂子、林 一美、林 靖子、藤井法道、藤田純江、堀 義博       山本善貴、他3名、(影山英雄、影山千代子―別行動)
[タイム] 美濃国分寺8:00=禅幢寺=白山神社登山口8:30―菩提山9:20~9:30―町境ピー      ク(鳥居)10:15―明神山11:20~11:30―明神神社前広場(昼食)11:35~12:15      -鳥居のピーク13:00~13:05―菩提山分岐13:35~13:40―禅幢寺14:20(竹中半      兵衛の墓参り)~14:40(解散)
[地 図] 1/20万;岐阜 1/5万;長浜、大垣 1/2.5万;関ヶ原、大垣