登山技術研修
御 在 所 山 前 尾 根(初級岩登り)
クライミングのクラブに入っていない私は、岩登り教室や県岳連の登攀研での岩場練習が実際の山登りに生かされることもなく、また覚えたスキルも年月とともに忘れていった。今回、白木さんが御在所の藤内壁での岩場のトレーニングをやろうと言われたため、スキルを忘れないようにと参加を決めた。当日の朝集合場所に迷いながらも7時過ぎに到着し、乗り合わせで御在所へと向かった。
御在所へは9時ごろ到着した。何とか駐車 ▲御在所山前尾根を登る
スペースを確保し出発する。メンバーは6人だ。前尾根に到着すると先客が来ていたが、後にはグループは来ない様子。白木さんがセッティングするのを待ち一同登り始めるが、なかなか難しい様子で途中でギブアップが続出した。幸い私はクライミングシューズを持ってきていたため、小さな足場を確保することができ、何とか登ることができた。その後、今峰さん鈴木さんも成功する。
昼食後はさらに上へと向かい、ロープをセッティングする。ここでは、登りの他に確保などの練習も合わせておこなった。今度は全員が上まで登ることができた。天気も良く下の小屋もよく見えた。
下山は来た道を下りるのではなく、奥の岩下沿いに道を進めた。慎重に歩を進め沢に降りようとするが、岩崖に阻まれた。上流を偵察したがブッシュで捗らない為、元に戻り檜の大木の箇所で白木さんが40mロープをダブルに掛け、懸垂下降で降りる。ザイルはギリギリで足りた。残るメンバーも次々と降りた。懸垂下降を実践で使用したのは初めてだったが、これまでの練習通りやればよいことがわかり、1つ技術を身につけることができたと感じた。 沢を渡り、対岸の一般登山道に上がって下山した。私にとってははじめてのロープワークの実践ができ有意義で満足感の高い一日となった。 [那須哲郎 記]
[日 時] 平成26年5月11日(日)
[場 所] 三重県員弁郡菰野町、御在所山前尾根
[参加者] 今峰正利、小林和雄、白木貞次、鈴木寛人、那須哲郎、馬淵 等
[タイム] 大垣7:00=登山口駐車場9:00―御在所山前尾根岩下取り付き10:30―2つ目岩 上14:00―登山口駐車場16:20=大垣17:50(解散)
[地 図] 1/20万;名古屋 1/5万;御在所山 1/2.5万;御在所山